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世界初!超巨大ブラックホール(いて座A*)の磁場は、からまったスパゲティ構造だった

2015年12月21日 | サイエンスジャーナル

 銀河系の中心のブラックホールいて座A*

 ブラックホール (black hole) は謎の多い天体である。極めて高密度かつ大質量で、強い重力のために物質だけでなく光さえ脱出することができない。

 そのため、ブラックホールを直接的な観測を行うことは困難である。しかし他の天体との相互作用を介して間接的な観測を行うことができる。すなわち、近くに恒星などが存在した場合、その成分の一部がブラックホールに向かって落下し、この時X線を周期的に発生することがわかった。

 最近、多くの銀河の中心に巨大ブラックホールが存在することがわかってきた。例えば、いて座A*(いてざエー・スター)は、我々銀河系の中心にある明るくコンパクトな天文電波源である。いて座A*には太陽の370万倍の質量を持った巨大なブラックホールが存在すると考えられている。

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参考 アストロアーツ:天の川銀河中心の超巨大ブラックホール周囲の磁場構造解明

銀河系 全図 (Newton別冊)
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よくわかる天の川銀河系―「我が銀河」の真の姿は? (ニュートンムック)
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