台風の中の突風はどのようなしくみで生じているか?
直径が約1000km の激しい大気中の渦巻である台風は、大雨や暴風・高潮・高波による被害や 塩害などを広範囲にもたらす。このうち、台風の強風は中心から数100kmの広い範囲に生じるが、台風の通過後に強風の被害を調べると決して一様ではなく、1km以下の被害域が点在している場合がある。
1990年後半になって、そのような点在する小規模な被害域の手がかりが得られた。可搬型のドップラー・レーダーにより、台風内の地表面近くに数 100m 間隔で並ぶ水平軸を持ったロール状の渦構造があることがわかってきた。
このような台風の地表面付近の微細構造は、突風の原因となるだけでなく、地表面(海面)と上空の大気との間の、熱や水蒸気、運動量の交換を通して台風の構造や発達にも影響するため、その理解は防災上も気象学的にも重要だ。
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参考 サイエンスポータル: 小さな雲がぎっしり詰まった台風の全容が明らかに
台風の正体 (気象学の新潮流2) | |
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