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体内時計は太陽だけではなかった!月のリズムを体に宿す奇妙な海洋生物たち

2019年05月13日 | サイエンスジャーナル

 体内時計とは何だろう?

 規則正しい生活は大切だ。というのは、人間には1日周期でリズムを刻む「体内時計」が備わっており、意識しなくても日中はカラダと心が活動状態に、夜間は休息状態に切り替わる。体内時計の働きで人は夜になると自然な眠りに導びかれる。体内時計は毎朝光を浴びることでリセットされ、一定のリズムを刻む。生まれつきのリズムに合わせることは健康な生活のもとになる。

 人の体内時計の中心は、脳の「視交叉(さ)上核」という部位にある。カラダのほぼすべての臓器にも体内時計があり、脳の体内時計からの指令でさまざまな生体リズムを刻んでいる。例えば、血圧の日内変動やホルモンの分泌や自律神経の調節なども、体内時計が刻む生体リズムのひとつである。

 こうした体内時計をつくる遺伝子がある。これを時計遺伝子(clock gene)という。時計遺伝子は、概日リズム(体内時計)をつかさどる遺伝子群である。動物では period (per)、 Clock (Clk)、cryptochrome (cry) などが知られている。時計遺伝子に変異が起こると、モデル生物では恒常条件下(恒常的な暗黒や連続照明)概日リズムが保てず、活動にリズムがなくなったり(無周期)、短い、あるいは長い周期(短周期、長周期)で行動するようになる。

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参考 National Geographic news:https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/041900242/

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