ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

F1カナダGPほか

2007-06-11 20:28:40 | F1
波乱のカナダGP。……の前に、ミカが優勝したDTMの第3戦を見ました(DTMで走るミカをやっと見れたわ~vv)。2番手ポジションからロケットスタートかまして、1コーナーでトップを取って後はひたすら逃げ切るという、F1時代のミカの必勝パターンが見事に炸裂してました。
ロケットスタートって言っても、DTMのクルマは重くて大変そうでしたけどね。F1ばっかり見てるからそう感じるのかも知れませんが、日本のGTマシンに比べてもドイツ車は重厚に感じます。
それにしてもミカ、予選後に「抜きにくいからスタートで勝負が決まる」って行ってた時から、「絶対1コーナーで抜いてやる」って決めてたんだろうなあ……「俺が抜くってったら絶対抜くんだ!」という心の叫びが聞こえて来そうな強引なオーバーテイクを見ながら、私はやっぱりこの人のこういう所が好きだと思いました。

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さてさて、カナダです。
睡魔に負けて、クビサを心配しながら寝落ちした私は負け組です。
目が覚めたら、琢磨がアロンソを抜いてました。

……マジで?!

琢磨&スーパーアグリには驚かされてばかりです。しかも良い意味でびっくりだ。
荒れたレースとは言え、6位入賞。最早普通に入賞圏内を争っている……チームの雰囲気良さそうですね。資金も少ない小さなチームだけど、みんなの意志がよくまとまってて「やってやるぜ!」という空気を感じます。

一方、レース自体は驚異の新人ハミルトンが初ポール&初優勝で制しました。新人なのに、既に百戦錬磨のベテランみたいなレース巧者な新人くんですが、よく考えたら。

○ルイス・ハミルトン……1993年にカートを始める(当時8歳)。モータースポーツ歴14年。
○佐藤琢磨……1997年にカートを始める(当時20歳)。モータースポーツ歴10年。

実は琢磨よりベテランということで、無理矢理納得することにしました。カート始めて5年でF1行った琢磨の例が特殊過ぎるという気もしますが。

一方デビッドソンの方は、何か突然のピットでクルーが慌ててるなーと思ってたら、ビーバー轢いちゃったみたいです……。その昔ミカも轢いていた記憶があるんですが、カナダではよくあることなんですか?

そんなこんなで、終わってみればハミルトンの他にはブルツくん(お久しぶり!)とここんとこ頑張ってるニックといういつもとはちょっと違った顔ぶれの表彰台になりました。

そしてまた、レース前ミカに「だからマクラーレンに残っとけって言ったのに」などと言われてしまったキミは、そのマクラーレンのロン・デニスからはこんなことを言われてます。

デニス「キミがかわいそう」
ロンの愛はどこまで暴走するんでしょうか。

ところでホンダは…クルマがどうにもならなくてポイント取れないのと、クルマはどうにかなりそうなのに、ピット戦略ミスってポイント取れないのとは、どっちが悲しいんだろう(涙)。

とりあえず、クビサの怪我が大したことなくて良かったですね。あんな背筋が寒くなるような強烈なクラッシュは久々でした。