ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

いーじゃんすげーじゃん再び

2007-09-11 18:43:14 | 日記
紙媒体の情報に余りにも餓えていたもので、買おうか買うまいか迷ってたWFS買って来ました。

大ちゃんに関して、ぱらぱらめくって改めて思ったのは、この夏ホントによく働いたなーということでした。何か、あっちでもこっちでもバチェラレットで踊ってるように見えるんですが。挙げ句、The Iceではいなかったことにされてるし。ロクサーヌには最早懐かしさすら感じられるし。

で、競技に関する貴重な情報として、モロゾフさんのインタビューを読ませて頂きました。
でもこのインタビュー自体は7月のものなんですよね。1ヶ月以上も情報にタイムラグがあるっていうのは正直キツいかも。
この人の言うことは結構ハッタリが混ざってるので鵜呑みにできない気はするけど、やっぱり人にものを教えるのが上手い人は、自分の生徒をよく見てるなと思いました。
大ちゃんのフリーは、この時点では「ロミオとジュリエット」お試し中とのこと。その後どうなったのかそろそろ教えて欲しいんですが、やっぱり手の内って明かしたくないもんなんでしょうか。

そしてショートはヒップホップに挑戦ですって。それはまた楽しそうな。
確かに冒険ではありますよね。基本的に黒人の下町文化から発祥したものだし。ヨーロッパ貴族文化の流れを汲む(ように見える)フィギュアの表現とは、根本的なベクトルが違うような(ていうかちゃんと審査して貰えるんだろうか)。
スケートにもダンスにも門外漢の私がぼーっと見てて思うのは、フィギュアってバレエ的な、クラシカルな曲で優雅に美しく踊るのが上手い人は多くて、でもそういう人が今風のビートの効いたダンスで踊ると意外と上手くいかないというか、どっか微妙に野暮ったい雰囲気が残ることが多いかなあということです(私が武田奈也ちゃんを気に入ってるのは、その点彼女は例外的に、ちゃんと今風の雰囲気が出せてる感じがするからだったりします)。

大ちゃんはその点かなり期待してるんですが。
随分前から本人が「ヒップホップやりたい」って言ってましたよね。
公認サイトでおすすめしていた↓もなにげにヒップホップだし。
No Man’s Religion
フィギュアスケートとしては確かに冒険的だし(何となく、こういう系って競技では、どっちかというと無名の選手がインパクト狙いでやるようなイメージがあるんですが間違ってますか?)、色々難しそうではあるけど、本人の引き出しの中には元から入っていたという所がミソですね。
ショーのフィナーレとかでノリノリで踊ってるのを見るにつけ、「自身のプログラムで、あんな感じに踊ってる所をがっつり見たい!」とは思ってましたが、でもまさか競技の方でやることになるとは。
どういう感じになるのか想像つかない部分があるので、ちょっと怖いけどでも楽しみです。
衣装とか髪型とか、ここぞとばかりに遊んでくれると楽しいかも。

***

日米対抗の出場選手が発表されましたが、大ちゃん、そこにも出る予定になってるのね。
ほんまによう働く子じゃな(何故か岡山弁)。
ホントに出るとすれば、そこが競技用プログラムのお披露目になりそうですが、心しておかなければならないのは、モロゾフさんのこの台詞かなと思います。

「プログラムが完成するのは、試合に出てからです。そして手を加えて、最終的な完成作品にしていくのですから」

最初に世に出るものはあくまでベータ版。だから見る側も、最初に出たものを見て早急に結論を出す必要はないかと、去年のことを思い出してもそう思います。
ていうか私は、未完成なものを見て、勝手に完成予想図を描いてわくわくするのが好きなのかも知れない。オペラ座もバチェラレットも、(それぞれベクトルは全然逆なんだけど)なんかすごいことやろうとしてるんだなと、それは最初から見えてたような気はするので。変ですか?