ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

今週のゾイドジェネシス

2005-07-04 07:01:57 | アニメ
マジレン復活記念で独立させて見ました。
先日、この番組の主題歌「夜鷹の夢」について調べてみました。
番組に使われている所だけだと何とも思わせぶりな感じですが、歌詞全部を見るとかなりはっきりした反戦メッセージになっています。
タイトルの「夜鷹」の意味からしてステルス爆撃機のことを歌っているようだし。
戦争という現実、その情景の切り取り方というか切り口が中々鋭い歌詞です。

そういえば無印の主題歌を聞いたとき、「一応戦争物なのに、いいのか? こんな明るく爽やかな歌で」と思ったもんです(あれはあれで、フルコーラス聞くと中々意味深ですけどね)。
そして/0は、思いきって「戦争」というテーマを外しているため、そういう重いものを背負っていないような、そんな主題歌でした。
思えば/0は、「戦争」というドラマティックな背景を持たない分、純粋にゾイドバトルだけで見せなければならないこともあって、あれだけバトルが魅力的だったのかも知れません。スポーツとしての面白さの見せ方を分かってる感じでしたしね。

話をジェネシスに戻しましょう。
こんな主題歌をわざわざ使ってるジェネシス、/0とは逆に、「戦争」をきっちり描いて行きますよということなのかなと思った訳です。

今回は特に、占領下の街の厳しい現実をじっくり丁寧に描かれてましたね。
「涙の一滴もディガルドだと思え」
「お前たちは知らなければならん」
インパクト大なセリフでした。
まだまだその辺分かっていないルージは青い。そんな弟子を助けるためだからって師匠……情け容赦なさ過ぎ。最初の殴打はともかく、追い討ちの本気蹴りは一体……。
そしてルージはゾイド乗り判定機に反応出ませんでした。ムラサメにしか乗れないルージ。ルージにしか乗れないムラサメ。特殊な関係なんだという伏線かと思われます。

あと、ゼルフトの街の人は、立場も顧みず見境なく殴り掛かる町長さんといい、バイオトリケラに真正面から挑んであっさりやられるイモムシゾイドの人たちといい、ちょっと考えなさ過ぎなんじゃないかと思いました。
あと、小さい女の子がやけに理路整然と嘆いたり。
変な所もあったけど、面白かったのでまあいいです。
村を救う、それだけのために旅立った少年が徐々に戦争に巻き込まれて行く感じが分かります。

……ザイリンさん、早くまた出て来ないかなあ……。

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