ブルーノ・セナ 2009年のF1デビューを望む
この記事を読んで何となく気になったので、F1ドライバーにおける親子兄弟その他、私が知ってる範囲で羅列してみます。
……が親子、|が兄弟。()内の数字は、チャンピオンになった年。色が薄いのは、F1には来てないレーシングドライバーです。改行によってはズレるかも知れませんが。
■ヒルさん家
グラハム・ヒル(62・68)……デーモン・ヒル(96)
親子揃ってチャンピオンを取っている今の所唯一の親子。でもその割になんとなく地味。パパが不慮の事故で亡くなったため、若い頃は苦労したそうです(この辺の事情を知って、保険って大事だと思いました)。
■ヴィルヌーヴさん家
ジル・ヴィルヌーヴ……ジャック・ヴィルヌーヴ(97)
パパは伝説のフェラーリドライバー。これからという時に事故で帰らぬ人となったのでチャンピオンは取ってないけど、人気と知名度では負けてない。ジャッくんも早くにお父さんを亡くして苦労したとか。
■フィッティバルディさん家
エマーソン・フィッティバルディ(72・74)
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ウィルソン・フィッティバルディ……クリスチャン・フィッティバルディ
クリスチャンが地味にミナルディで頑張ってたのをかすかに覚えてます。顔は男前だった(それだけかい)。
■ロズベルグさん家
ケケ・ロズベルグ(82)……ニコ・ロズベルグ
パパは元祖フライング・フィンだけど、息子はドイツ国籍。
お父さんを亡くして苦労したヒル&ビルヌーブとは対照的に、ミカ・ハッキネンやJJ・レートをF1に送り込んだ敏腕マネージャーでもあるパパのバックアップが付いてるニコは結構恵まれてるかも知れない。でも前者2名は全盛期のウィリアムズに乗れてるからなあ……。
■ピケさん家
ネルソン・ピケ(81・83・87)……ネルソン・アンジェロ・ピケ
辛うじてパパの現役時代を知ってます。息子は07年からルノーの3rdドライバーとして参加するので、一応F1ドライバーに入れておきました。ネルシーニョ・ピケとかネルソン・ピケJr.とか呼ばれてるのと同じ人です。パパ譲りのフェロモン光線で、女性からの人気は早くも上昇中……らしい。
■シューマッハさん家
ミハエル・シューマッハ(94・95・00・01・02・03・04)
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ラルフ・シューマッハ
ドイツメディアは既にミックことミハエルJr.に目を付けているらしい。かくいう私も、弟の存在をもうちょっとで忘れるとこでした。現役なのに。弟はFポンの初代チャンプで、その時のチームオーナーはXジャパンだった(YOSHIKIがレース好きらしい)という小さなトリビア。
■セナさん家
アイルトン・セナ(88・90・91)
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姉……ブルーノ・セナ
生前のセナは甥っ子の才能を高く評価していたようですが、セナの死後はお母さん(=セナのお姉さん)からレースを禁止されていたとか(気持ちは分かるけど)。2004年からレース活動を再開、07年はGP2に参戦しながら、09年くらいのF1参戦を目指しているそうです。
セナ財団のバックアップを受けてるのは勿論ですが、セナの盟友・ベルガーが何かと気にかけてあげてるのに泣かされます。ベルガーいい人だ。
■アンドレッティさん家
マリオ・アンドレッティ(78)……マイケル・アンドレッティ……マルコ・アンドレッティ
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| ジェフ・アンドレッティ
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アルド・アンドレッティ……ジョン・アンドレッティ
改めて見るとすごい家族。F1に出たのはマリオとマイケルの2人だけ(しかもマイケルはほとんどいいとこなしで終わってるし)ですが、アメリカ(インディ→CART→IRL)では親子対決・兄弟対決・従兄弟対決なんでもアリのレース一家。マリオとアルドは双子だそうです。
ていうか、アメリカではレースは家族ぐるみでやるのが割と普通らしくって、このアンドレッティ家とアンサー家がアメリカン・モータースポーツの2大名門家といわれてるらしいです。
■アンサーさん家(参考)
ジェリー・アンサー……アル・アンサーSr.……アル・アンサーJr.……アル・リチャード・アンサー
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ボビー・アンサー
……という訳でアンサー家。親子どころか4代にも渡るレーシング一家。でもF1ドライバーは一人もいません。見事なまでにアメリカ一本。インディ500では一族通算9勝を誇る地元の名門。これぞアメリカン・モータースポーツ!って感じ。
■中嶋さん家
中嶋悟……中嶋一貴
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中嶋大祐
元祖日本人F1ドライバー・中嶋さんの息子さんたちも、未来のF1ドライバーを夢見て頑張っているようです。
長男・一貴は「ホンダ系だと親の七光りだと思われるから」という理由でトヨタ系のスクールから出てるみたいですが、それもどうなんだろう。むしろトヨタの方が、『中嶋悟』の名前を欲しがりそう。現在はユーロF3に参戦。モナコGPにも出てました。次男の大祐も全日本カート選手権に参戦中だそうです。
***
こうして見ると、レース一家の元祖には大抵チャンピオンドライバーがいるもんなんですね。単なる「F1ドライバー」じゃなくて、「チャンピオン」の血縁者だからこそ注目されるのか、それともやっぱり才能の差か? 例外はジル・ヴィルヌーヴですが、彼も歴代チャンピオンと同等(或いはそれ以上)の人気と評価と知名度を誇ってますし。
そうして見ると中嶋さん家は少々不利ですが、日本人にはまだチャンピオンがいない(ていうか優勝者すらいない……)から仕方ないか。
……そんなこと言ってたら中嶋一貴ウィリアムズテストドライバー就任のニュースが来ました。
うーん……素直に喜べないのは、私がトヨタ嫌いだから……というだけではないと思います。
■おまけ
マーティン・ブランドル&マーク・ブランデル
名前が似ているだけの赤の他人。でも仲は良いらしく、現在は共同で若手ドライバーの育成プログラムを運営してたりします。91年と93年はチームメイトとして同じチームで走り、実況アナウンサーを混乱に陥れました。ちなみに私は未だに2人の区別が付きません。
この記事を読んで何となく気になったので、F1ドライバーにおける親子兄弟その他、私が知ってる範囲で羅列してみます。
……が親子、|が兄弟。()内の数字は、チャンピオンになった年。色が薄いのは、F1には来てないレーシングドライバーです。改行によってはズレるかも知れませんが。
■ヒルさん家
グラハム・ヒル(62・68)……デーモン・ヒル(96)
親子揃ってチャンピオンを取っている今の所唯一の親子。でもその割になんとなく地味。パパが不慮の事故で亡くなったため、若い頃は苦労したそうです(この辺の事情を知って、保険って大事だと思いました)。
■ヴィルヌーヴさん家
ジル・ヴィルヌーヴ……ジャック・ヴィルヌーヴ(97)
パパは伝説のフェラーリドライバー。これからという時に事故で帰らぬ人となったのでチャンピオンは取ってないけど、人気と知名度では負けてない。ジャッくんも早くにお父さんを亡くして苦労したとか。
■フィッティバルディさん家
エマーソン・フィッティバルディ(72・74)
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ウィルソン・フィッティバルディ……クリスチャン・フィッティバルディ
クリスチャンが地味にミナルディで頑張ってたのをかすかに覚えてます。顔は男前だった(それだけかい)。
■ロズベルグさん家
ケケ・ロズベルグ(82)……ニコ・ロズベルグ
パパは元祖フライング・フィンだけど、息子はドイツ国籍。
お父さんを亡くして苦労したヒル&ビルヌーブとは対照的に、ミカ・ハッキネンやJJ・レートをF1に送り込んだ敏腕マネージャーでもあるパパのバックアップが付いてるニコは結構恵まれてるかも知れない。でも前者2名は全盛期のウィリアムズに乗れてるからなあ……。
■ピケさん家
ネルソン・ピケ(81・83・87)……ネルソン・アンジェロ・ピケ
辛うじてパパの現役時代を知ってます。息子は07年からルノーの3rdドライバーとして参加するので、一応F1ドライバーに入れておきました。ネルシーニョ・ピケとかネルソン・ピケJr.とか呼ばれてるのと同じ人です。パパ譲りのフェロモン光線で、女性からの人気は早くも上昇中……らしい。
■シューマッハさん家
ミハエル・シューマッハ(94・95・00・01・02・03・04)
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ラルフ・シューマッハ
ドイツメディアは既にミックことミハエルJr.に目を付けているらしい。かくいう私も、弟の存在をもうちょっとで忘れるとこでした。現役なのに。弟はFポンの初代チャンプで、その時のチームオーナーはXジャパンだった(YOSHIKIがレース好きらしい)という小さなトリビア。
■セナさん家
アイルトン・セナ(88・90・91)
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姉……ブルーノ・セナ
生前のセナは甥っ子の才能を高く評価していたようですが、セナの死後はお母さん(=セナのお姉さん)からレースを禁止されていたとか(気持ちは分かるけど)。2004年からレース活動を再開、07年はGP2に参戦しながら、09年くらいのF1参戦を目指しているそうです。
セナ財団のバックアップを受けてるのは勿論ですが、セナの盟友・ベルガーが何かと気にかけてあげてるのに泣かされます。ベルガーいい人だ。
■アンドレッティさん家
マリオ・アンドレッティ(78)……マイケル・アンドレッティ……マルコ・アンドレッティ
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| ジェフ・アンドレッティ
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アルド・アンドレッティ……ジョン・アンドレッティ
改めて見るとすごい家族。F1に出たのはマリオとマイケルの2人だけ(しかもマイケルはほとんどいいとこなしで終わってるし)ですが、アメリカ(インディ→CART→IRL)では親子対決・兄弟対決・従兄弟対決なんでもアリのレース一家。マリオとアルドは双子だそうです。
ていうか、アメリカではレースは家族ぐるみでやるのが割と普通らしくって、このアンドレッティ家とアンサー家がアメリカン・モータースポーツの2大名門家といわれてるらしいです。
■アンサーさん家(参考)
ジェリー・アンサー……アル・アンサーSr.……アル・アンサーJr.……アル・リチャード・アンサー
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ボビー・アンサー
……という訳でアンサー家。親子どころか4代にも渡るレーシング一家。でもF1ドライバーは一人もいません。見事なまでにアメリカ一本。インディ500では一族通算9勝を誇る地元の名門。これぞアメリカン・モータースポーツ!って感じ。
■中嶋さん家
中嶋悟……中嶋一貴
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中嶋大祐
元祖日本人F1ドライバー・中嶋さんの息子さんたちも、未来のF1ドライバーを夢見て頑張っているようです。
長男・一貴は「ホンダ系だと親の七光りだと思われるから」という理由でトヨタ系のスクールから出てるみたいですが、それもどうなんだろう。むしろトヨタの方が、『中嶋悟』の名前を欲しがりそう。現在はユーロF3に参戦。モナコGPにも出てました。次男の大祐も全日本カート選手権に参戦中だそうです。
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こうして見ると、レース一家の元祖には大抵チャンピオンドライバーがいるもんなんですね。単なる「F1ドライバー」じゃなくて、「チャンピオン」の血縁者だからこそ注目されるのか、それともやっぱり才能の差か? 例外はジル・ヴィルヌーヴですが、彼も歴代チャンピオンと同等(或いはそれ以上)の人気と評価と知名度を誇ってますし。
そうして見ると中嶋さん家は少々不利ですが、日本人にはまだチャンピオンがいない(ていうか優勝者すらいない……)から仕方ないか。
……そんなこと言ってたら中嶋一貴ウィリアムズテストドライバー就任のニュースが来ました。
うーん……素直に喜べないのは、私がトヨタ嫌いだから……というだけではないと思います。
■おまけ
マーティン・ブランドル&マーク・ブランデル
名前が似ているだけの赤の他人。でも仲は良いらしく、現在は共同で若手ドライバーの育成プログラムを運営してたりします。91年と93年はチームメイトとして同じチームで走り、実況アナウンサーを混乱に陥れました。ちなみに私は未だに2人の区別が付きません。
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