ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

今週のスーパーヒーロータイム

2005-10-02 17:00:10 | 特撮
……と言いたい所ですが、朝目が覚めたら8:00でした。涙。

という訳で。

■今週の響鬼
内容自体に関しては、とりあえず勝手にやってくれという感じです。

で。

今回個人的に一番のポイントだと思えたのは、「ヒビキには『弱さ』がない」ということが、どちらかと言うと否定的なニュアンスで語られているという点です。
プロデューサーが交代して、最も大きく変わったのは、実はこの部分だと思います。
鰹のウインクなど、所詮枝葉に過ぎません。惑わされてはいけませんよ。

本来、どんな人間にも弱さや欠点はあるもの。むしろそれが「人間味」であり、その人それぞれの魅力となっている。
人は自分の弱さを知るからこそ、反省したり、克服しようとしたり、気を付けたりできるものです。また、そうやって、自分の弱さを受け容れることが出来るからこそ、他者の弱さや欠点にも寛容になれるというものです。

しかし、ヒビキは前任Pのメアリ・スー。
だから、欠点がない。完璧……ということに、作品の中ではなっていた(過去形)。
お話なので、周囲の人間もこぞって褒めそやしてくれる。或いは、引き立て役になってくれる。楯突く者には制裁が加えられる。自分には全く非がないことになっている。
あくまで、お話の中ではね。

しかし現実にはこういう人は、「自分には欠点がない」と自分で思い込んでいるだけなので、他者から見れば「欠点があるのに自分で気付いていないため無神経。反省もしないし治そうともしないのでいくつになっても成長しない。自分は悪くないと思っているので何でも他人のせいにする。他人のささいな欠点を許さない」という大変痛いことになってしまいます。
恐ろしいですね。

しかしPが交代したことで、ヒビキは最早メアリ・スーではなくなり、一人のキャラクターとして描かれるようになったと思うのです。

「俺、強いもん」
と自分で断言してしまうヒビキさん。
しかし、本当に彼には弱さがないのか? 自分の弱さに気付いていないだけじゃないのか? そもそも「弱さ」はあってはいけないものなのか?
……次回がちょっと楽しみですね。

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