陽が落ちたら風も出てきてひんやりしてきた。
昼間は暑かったのに。
向かい合わせに止められるようになっている駐車場に車を止めて気づいた。
あれ? 自分だけ?
前の列には5,6台止まってるのに、自分の列には自分の車だけ。
おかしいなあと思ったら、こっちの列は西日が当たってぽっかぽか。
どうりで。
長くならなければいいかなあと思って、
そのままにしておいたら、
まんまと長引いて、車の中はむし風呂状態。
後悔したけどあとの祭りで、
次の場所についても汗がひかなくて困った。
でも、いまはもう寒いぞ。
コロナとかもあってそのあたりに行くのはひさしぶりだったので、
ついでに近くの古本屋さんにも寄ってみた。
せっかく遠出してきたし、一期一会だと思って、
持ってるかどうか怪しい本も全部買ってきた。
80円とかのやつだとまあいいかって思えるけど、
750円のやつはさすがにやめといた。
怪しいやつ。
図書館で読んだのかなあと思って、
今、調べてみたら、図書館にはないらしい。
やっちゃったかなあ…
「100分de名著」見た。
落語の「猫の忠信」もここからきてるんだっけ。
まあ、元ネタを知らなくても笑えるのは落語のいいところ。
「七度狐」っていうのもあるし、
きつねはむかしからなじみぶかい生き物だったんだろう。
伊集院さんのお母さんとの話。
それと「座薬」の話をあわせると、もっと興味深い感じ。
そういえば、紫の上は源氏の母親に似てるっていうことだったかな。
やっぱりこういう専門分野に関しては「先生」なんだなあと思った。
「先生」方の権威が下がってしまうのは、
国民はおろか、専門外の分野についてまで専門家を見下したりするからなのだけど。
南北朝のくだりは気づく人は気づくんだろう。
あと、関東は父権性が強くて、関西はオカンが強いっていうのは一概には…
「じゃりン子チエ」じゃあるまいし、
オカンが強そうに見えても、決定権はオトンにあることが多い気がするし、
「アホやなあ」とか言いながらも、
基本的にオカンはオトンを見下したりはしないはず。
そのへんは上方落語を聴けばわかるんだろうけど。
でもまあ、さすがに専門分野については「先生」だなあって、
あらためて感心したあと「げすとこらむ」を読むと…
リーダーシップをとってたところで「独裁」とかいってただろうに、
いちいち関係ないところにぶっこまずにはいられない、
そういうあてこすりがイヤミな感じで感じ悪いのにねえ。
「ゴールデンカムイ」を見て機嫌を直した。
「バーニャ!」
杉元の妙案。
いい感じで締まるのかと思ったら、みんなでドボンして、
結局、またみんなでバーニャ…
笑いどころが多かったけど、
冷静に見直すと、自分から背負ってしまった無能感に、
たぶん無意識に駆り立てられてる杉元はつらいものがあるなあと思う。
まあ、それに笑いをまぶすことで、
お涙ちょうだいにも悲壮な感じにもしないのがすごくもある。
ぜんぜん「役立たず」なんかではないのにね…