SS・事業者減少一途 供給不安地域ー県内12ヵ所
ピーク時に60421ヵ所あった全国のSS数は今年3月末時点で40357ヵ所に減少(約2万SSが減少)
兵庫県も例外では無く、ここ5年で209SS減った。
元売の過剰な製油所が大量の業転を垂れ流し、流通市場を業転玉が我が物顔でぼっこする。
プライベートブランド(PB)はもとより一部系列業者も業転を手当てし廉売に参戦し、さらには一部の元売販社が安売りに拍車をかけ、まじめな系列仲間を撤退、廃業の窮地に追い詰めていく。
レギュラー120円 仕切り並み
※うちの仕切り、税込みで124円なんですけど~?!
兵庫県内でもSS撤退による「供給不安地域」と定義されるSS過疎地が12ヵ所も生まれている。
※中北部の殆ど
これらの地域では、車はともかく農機具に供給するガソリン、軽油、混合油に困り、冬場には住民のライフラインを握る灯油の供給までもが危機にさらされている。
JAが突如SS閉鎖を決定
神崎郡神河町長谷。約1000人、340世帯が9集落に分かれて暮らしている。
3人に一人が高齢者という典型的な過疎地である。
地下タンク漏洩防止工事の補助金交付対象である「供給不安地域」にも名を連ねた。
この地域にかつてJA兵庫西が運営するSSとマーケットが2ヵ所あった。
JASSは、地域農家の農機具用燃料や冬場の灯油などを供給し、JAマーケットは地域住民の食料や生活必需品を販売、地域のライフラインを守っていた。
だが、平成17年、JA兵庫西は突如経営合理化計画を打ち出し、3年以内に長谷地区の全マーケットとSSの閉鎖を決定した。
住民は再三JAと交渉を重ねたが聞き入れられなかったという。
「もはや我々の手でマーケットもSSも運営するしか無かった」
当初、生活協同組合の設立を考えたが、会員二千人以上が条件で断念。
組合がダメなら会社しかない。ほぼ全員の316世帯が1万円づつ出資金を提供した。
「全住民に株主になってもらうことで“おらが店”“私の店”の意識を強く持つ。特にSSではみんなで車のガソリンを入れてもらわなければ、農機具だけでは絶対に経営できない」
洗車やオイル交換などの油外もこまめに行い、郵便局の切手販売やゆうパックの受付も始め、なんでも屋としてSS機能を強めている。
新設オープンした平成20年は170万円の赤字だったが、21年度はついに90万円の黒字に転換した。
だが、「今後さらに少子高齢化が進み、過疎化に歯止めも掛からない。この中でいかに経営していくか、課題は多い」
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黒字化したとは言え、役員たちは無報酬で手弁当だと書いてあった。
先は厳しいけど、「がんばれ村営・ふれあいマーケット」
て、言うかー。
「JAとは」で検索してみました。
http://www.ja-kinosato.or.jp/02_kinosato/09_ja.html より
JA(農協)は、人々が連帯し、助け合うことを意味する「相互扶助(そうごふじょ)」の精神のもとに、組合員農家の農業経営と生活を守り、よりよい地域社会を築くことを目的としてつくられた協同組合です。
☆JAとはJapan Agricultural Co-operatives(日本の農業協同組合) の略で、新しい農業協同組合(農協)のイメージを象徴する愛称として1992年4月から使用しています。
すなわちJAは協同組合と呼ばれる組織でとくに農業分野において始まったが所以で農業協同組合=JAと称されます。ということは協同組合とはいったいなんぞや?の疑問が浮かんでくるでしょう。それでは協同組合についてですが一般消費者・中小商工業者・小生産者がその経済的立場や活動・事業の改善のため、協同の出資により営む相互扶助を原則とする団体を指します。
そしてJAは組合員の収益向上や、生活改善を目的に組合員の農業経営・技術指導や生活についてのアドバイスを行うほか、生産資材や生活に必要な資材の共同購入を行ったり、農産物を共同で販売したり、農業生産や生活に必要な共同利用施設の設置などを行っています。また、貯金の受け入れや融資を行う信用事業や万一の場合に備える共済事業などさまざまな事業や活動を行っています。
さらに最近では、高齢者への福祉活動や学童農園への支援、ファーマーズマーケットなど地域社会とのつながりを強める活動に取り組んでいます。
だそうです。
なのに、経営合理化って・・・
利益優先主義じゃん!?