masumiノート

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間に合うかな?公正取引委員会に期待!

2012年05月29日 | ガソリンスタンド

※緑字部分追加しました。

5/28 燃料油脂新聞より
「ブランド料の引き下げに努力」 エネ庁ヒアリングに元売が表明

4月の「石油流通問題懇親会」総会で、需給適正化や系列と業転の仕切り格差など市場の問題を指摘。
全石連が元売各社から事情を聴取するよう求めたのを受けて緊急ヒアリングが実施された。

報告によると、各社はブランド料引き下げに向け一層の効率化とブランド価値の強化に努めていく考えを示し、販売子会社に対する仕切り価格については、基本的に特約店と同じと回答。
価格の優遇や不透明な内部補助など差別的な取り扱いは行っていないと表明した。

※じゃあ何故安売りPBと価格競争が出来るのでしょうか?
子会社販社さんの方が地場の家族経営の3者店より人件費を含めた経費はかなり高くなると思われるのに。

不透明な内部補助・・・あ、そうか。不透明なんだよね。。。

業転玉の流通に関しては、需給の適正化を図るため輸出や需給に見合った生産努力とともに、エネルギー供給構造高度化法への対応を行っていくと回答した。

これに対して、懇談会に出席した全石連幹部からは
「系列と業転の仕切り格差が大きい。何とかして欲しい」
「業転玉供給ルートの解明に切り込んでほしい」などの声が相次いだ。

エネ庁はこうした要望を受け燃料商社にもヒアリングを実施する考えを明らかにした。


5/29 燃料油脂新聞より

公取委 ガソリン廉売で調査 元売・SSの取引実態対象

公正取引委員会は、石油流通業の競争・取引実態に関する調査を開始する。
元売による平成20年10月の新価格体系導入から約3年半が経過し、流通実態が変化しているため、元売やSS事業者に調査を実施し今年度内に報告書をまとめる。
調査結果を踏まえてガソリン廉売問題に対応する方針だ。


公取委は16年にガソリンの流通実態調査を実施。系列玉の卸価格差や系列特約店が業転玉を取り扱う場合の制限などについて独占禁止法の考え方を明確にした。
17年には追跡調査も行っているが、
今回は
1、新価格体系導入後における系列SS間の卸価格差の実態
2、新価格体系導入後、新たに生じた問題点
3、系列玉と業転玉の卸価格差の実態
4、業転玉を取り扱うSSに対する元売の対応

※過去記事も読んでくださいね

「消費者を欺く販売店を容認している元売と監督官庁は犯罪幇助」

「欲のなせるわざ」


5、廉売を行っている系列・非系列SSの販売方針および価格設定の仕組みについて調べる。

※偽ハイオクだけでなく系列店が業転混ぜてるのも不正競争防止法違反ですよね?
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/3d60dfae0a4c66cdbb4b0667fdaf8f82

すでに全石連正副会長への予備的なヒアリングを行っており今後、元売各社やSS事業者にアンケート調査とヒアリングを実施する予定。

 
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5/25 ぜんせき
ジョイフル本田 10円格差が常態化

※ここの玉はどこの玉なんでしょうね?





5/28 燃料油脂新聞
仕切り格差への対抗措置 販売店の業転購入増加
破産「他人事ではない」 
価格差拡大


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平成16年のヒアリングは、その「ヒアリング」そのものが評価された出来事でした。
今回はヒアリングの結果の、その先に期待します。



灯油の小口配達を必要としている家庭もあります。
工業用潤滑剤の配達や、PL法対応の為に系列ものを必要としている工場もあります。


ガソリンスタンドは社会インフラです。
地域のエネルギーのライフラインを守っていこうとしている地場の系列販売店が報われますように。
(特に系列100%仕入れの)

系列販売店は系列外(業転)から仕入れないと潰れてしまう、こんなおかしなハナシがなくなりますように。



PS
特約店さんへ

元売さんでもブランド料引き下げに努力する、と答えています。
販売店への卸に元売と同じように4円も乗せるの、止めてくださいね。
(週に1度のFAXによる仕切り通知と、月末の集金で、それは欲どおしいというものです)