masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

7年前も同じなんですけど?

2013年03月14日 | ガソリンスタンド

自民 石油流通問題議連が発足

石油販売業界に理解を示す自民党議員で構成する一木会(野田毅会長)とガソリンスタンドを考える議員の会(田中和徳会長)は7日、自民党本部で総会を開き、両議連を合併し新たに「石油流通問題議員連盟」を立ち上げた。
石油販売業界の現状やエネルギー政策に精通する自民党議員が結集し、不公正な取引環境による過当競争の激化や消防法規制の強化、需要減など、急速な経営環境の悪化によって、廃業・撤退に追い込まれている地場中小販売業者の生き残りに向けて、これら販売業界が抱える諸問題の解決に取り組んでいくことを誓い合った。

会長には野田一木会会長が就任したほか、会長代行に逢沢一郎議員、会長代理に田中和徳議員、幹事長に今村雅弘議員、事務局長に渡辺博道議員が就き、強力な執行部体制のもと、社会インフラであるSSの減少に歯止めをかけるべく、立ち上がった。

野田会長は「ガソリンスタンドを考える議員の会と一木会が大同団結して、石油販売業界の当面の大変厳しい状況をどうやって乗り越えていくか、川上から川下までしっかりと把握しながら、対応策を練っていきたい。力を込めて頑張っていきたい」と決意を述べた。

※ここまで読んだ方の中には「masumiさん、良かったね」と思われる方もいるかも知れませんが。 

3月11日 ぜんせき

SS生き残り策議論
(一部抜粋)
出席議員からは「SSの活路を見出す方法は業転問題。業転を自由に扱えるようにすればいい。ジョイント・バーターもあり、商標権は論理的に破綻している」

エネ庁は「最終的には元売をどのように納得させていくのかということ。ぜひ先生方のご指導もお願いしたい」と述べた。

**********

ってね。
しかもこれ、7年前から何も変わってないんですよね
┐(-。ー;)┌ヤレヤレ

平成18年12月19日ガソリンスタンドを考える議員の会
石油販売業における商標権等の片務契約と独占禁止法上の課題(中間とりまとめ)

このPDFファイルの中にも、「業転を自由に扱えるようにすればいい」って同じようなことが書いてあるのです。

7年経った今、状況は何も変わってないのですけど?
というか更に悪くなっているのですけど?
あ、もしかしてアレですか、途中で政権交代があったから?
でもそれは言い訳でしかないよね。


元売間のバーターは、そういう契約でしょ。
元売から系列販売店までの流通も契約です。
商取引での契約って、とても大事なことだと思うのですけど?

7年掛かっても何も変わらないのは、変える気がないのか、或いは(選挙用の?)ポーズとしか思えない。

>地場中小販売業者の生き残りに向けて

で、ここに引っ掛かりを感じるのは私だけ?
中小はギリセーフでも、弱小は含まれていない?

彼らはまだ“待つ”つもりではないのか?
弱小が全て姿を消すまで。
元売のふるいにかけられて弾かれた弱小系列販売店の全てがマークを下ろすその日まで。


ガソリンスタンド空白地帯を生じさせないようにとか安定供給とか、社会インフラとか、そんなことを言ってる割には、このガソリンスタンド減少の勢いはどうでしょう?
特に地場弱小店を必要とする地域がガソリンスタンド空白地帯になってるではありませんか!
役立たず。


前にも書いたけど、系列と無印(PB)は違う。
その違いがブランド料の内容。
ただ仕入れ値の格差が最終的にリッター10円前後と開き過ぎることが問題なのです。

ノートパソコンさんもコメントに書かれているように系列販売店が業転玉を仕入れることを元売が認めるわけがない。
(と思いませんか?・・・なのに・・・???)

もし元売が認めるのなら、系列100%仕入れの私たちが今ブランド料を支払っている意味がなくなります。


そして・・・
業転玉が混ざってもOKとなった場合、
消費者(製造業)が元売の製造責任者としての試験分析表や保証書を求めたとき、元売は製造責任者としてそれらを発行するのでしょうか?

「系列でも業転OKに」とおっしゃる全石連や石油流通問題議員連盟の方々は、それについてはどうお考えなのでしょうか?

今まで「消費者を欺く事はできない」と苦しくても業転玉に手を出さなかった販売店のことは?

そういうことを抜きに、「系列でも業転取るのが当たり前に」みたいな方向へ業界あげて持っていこうとするのはナゼ?


系列でも系列外の業転を仕入れてよいようにするんじゃなくて、

「仕入れ値格差を縮めて、固定させること」
(2円程度にして、固定)
元売に要求するなら、こっちでしょ?
卸方式を変えることは可能なんだから。

それと、系列内格差(中間マージン)にもメスを!

 

PS
それから、業転とはこういうものだということをst31さんが書かれています。
http://st31.com/bbs/index.php
No.17435の投稿です。

系列100%仕入れなら、このような品質問題はありません。


PSのPS

自由化だというのなら、完全に自由化させてください。
系列販売店の系列という楔も無くして、「販売店はどの元売(特約店)から仕入れても良い」と。
それは業転という意味では無く。

元売から出荷されるルートを、今の「系列・非系列」とするのではなく、「保証付き・保証なし」とすればいい。
製品保証や試験分析表は元売が発行するのではなく、JIS規格のようなものに統一させればよい。

販売店はどの元売から仕入れても良いように『系列』という楔を外す。
「保証付き」を仕入れる販売店は全てのマークを掲げる事ができる。
「保証なし」の安い玉を仕入れて商売する販売店は、今までと同じ無印かPB。

これなら消費者の「安い値段で購入したい」という選択肢も残しながら消費者保護(品質確保)も可能で、何よりこれが本当に公正公平な競争。

特に元売が価格競争をすることになり、特約店も価格競争をすることになり、
結果的に全ての消費者が公正公平な価格競争の下で安くなった品質の確かな油を安価で購入する事ができるようになる


これが本当の規制緩和、自由化でしょう。


・・・・・3/19追記

「国会に質問書」のその後




***お知らせとお願い***


初めてご訪問くださった方へ

このブログの現在一番の目的はガソリンスタンド(昔ながらの)が置かれている現状を知ってもらうことです。
ガソリンスタンドカテゴリーの記事を全て読んで頂きたいのですが、あまり一般の方が興味を引く話題でもありませんので、
規制緩和以降の
ガソリンスタンドが置かれた現状を予備ブログ「masumi_iのブログ」にアップしました。
是非ご一読下さい。








エネルギー

2013年03月14日 | ニュースから一言二言

メタンハイドレートの生産試験に成功 海底からは世界初(産経新聞) - goo ニュース

経済産業省は12日、愛知県沖の深海で進めていた次世代エネルギー資源「メタンハイドレート」から天然ガスを取り出す生産試験で、ガスの生産を確認したと発表した。海底からの試験成功は世界初で、将来の国産天然ガス資源として期待される。

 試験は、国の委託を受けた独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)などが、同日午前5時40分から地球深部探査船「ちきゅう」を使って実施。愛知県の渥美半島沖の水深、約1千メートルの海底から約330メートル掘り進んだメタンハイドレートの層で、水とメタンガスに分解して採取する作業を始め、同9時半ごろにメタンガスの生産を確認した。

 今後、約2週間に渡り、日量で数千~数万立方メートルの試験生産を見込んでいる。

 メタンハイドレートは、天然ガスの主成分であるメタンが氷状となったもの。これまでカナダの永久凍土からガス化して採取した例があるが、海底からの採取に成功すれば世界初となる。今回の試験海域には10年分以上のメタンハイドレートが埋まっているとの推定もあり、政府は平成30年度をめどに実用化に向けた技術の確立を目指す構え。茂木経産相は同日の閣議後会見で「わが国周辺の資源を活用できる時代が来るようになる」と商業生産に意欲を示した。

 【メタンハイドレート】 天然ガスの主成分となるメタンガスと水が低温・高圧の環境下で結晶化した氷のような形状をした物質で、永久凍土地帯や大陸縁辺部の海域に存在する。火をつけると燃えるため「燃える氷」といわれる。燃焼時の二酸化炭素(CO2)排出量は石炭に比べると半分程度と少なく、地球温暖化対策にも効果的な新たなエネルギー資源として注目されている。カナダ北部で2002年に陸地での生産は成功していたが、海底下の地層から取り出すには膨大な費用や高度な技術が必要で、困難とされていた。

*****

NEVADAブログ「メタンハイドレートの実体」
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4417803.html

人力でGO「シェールガスとTPP・・・日本と韓国はお得意様」
http://green.ap.teacup.com/pekepon/1056.html


あとで読もう。


JX系列販売店の皆様へ

2013年03月14日 | ニュースから一言二言

ガソリン14週ぶり値下がり 原油相場・円安落ち着き(朝日新聞) - goo ニュース
2013年3月13日(水)17:58

 みずほ総合研究所が13日発表したレギュラーガソリンの全国平均価格は、前週から0・4円下がって1リットルあたり155・8円となり、昨年11月中旬以来、14週ぶりに値下がりした。原油の国際相場が下がってきていることに加えて、為替相場の円安も比較的落ち着いているためだ。

 みずほ総研が資源エネルギー庁の委託を受けて、毎週発表している。調査は11日時点で、32都道府県で値下がりした。群馬(1・5円)、長野(1・3円)、青森(1・1円)などの値下がり幅が大きかった。

 暖房に使う灯油も消費のピークを過ぎ、前週から0・5円下がって1リットルあたり100・8円と、2週連続の値下がりになった。


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このニュースどう思います?

市況が下がっているのは、売れていないから業転玉が投売りされてて、それに引きずられるカタチで値崩れが起きているのですよね?

系列仕入れで、今現在、値下げの余地ってありますか?



3月11日 燃料油脂新聞

売れない業転、投売り傾向