3月26日 燃料油脂新聞より(※青字はmasumi) (リンクには★)
「過度な量販がSS滅ぼす」
三重県内の民族系元売の特約店専務は「ガソリン需要減にもかかわらずマージンを確保せずに量販すればいずれは運営できずに商社や元売などに自社SSもしくは会社を奪われる。
(※資本注入されちゃったりして奪われそうになってる予備軍も多いんじゃないのかな?外からは分からないけど店名が変わっていたりとかもあるよね・・)
そうなれば従業員を失業させたり地域の燃料供給に大きな支障をきたす」と指摘する。
同社はSSを維持すべく日々奔走しているがセルフSSを経営している事を後悔している。
現状は油外で利益を確保している。本来ならガソリン減販に応じてリットルマージンを確保したいが、セルフであるが故に価格競争から抜け出せない。
「過度な競争は石油業界も含めて経済の悪循環を招く。燃料の安定供給にも影響が出る」と不安視する。
「かつては同じ系列同士で客の奪い合いはしなかった」と、同専務。
※時々こうちゃんとも話します。
メーカーが小売に進出していなかった時代、同じ系列でも他系列でも、同じフル形態で価格で客を奪うような行為はなかったよね、って。
だから皆サービスに力を入れていたし、
消費者は“業界全体のお客さま”として、(旅先など)どこのお店でも大事にされていたのではないのかな?
しかし現状は、ひとつの元売が販売会社別に競争させている。
狩猟民族のごとく進出してきた広域ディーラーは、最後の最後までシェアの奪い合いを続け、「しばらく儲けられれば良い」などと商売し、(※灯油の巡回業者も同じ類だと思う)さらに別の地域に進出して奪いに行く。
セルフを展開する広域ディーラーは配達など効率の悪い仕事は断る。
自分の都合の良い客だけを集客する。
※こういう大手はインタンクの大口客は奪おうとまでするけど、小口客は差し上げても受け取らない。
一方で、地元を守るのは広域ディーラーではなく、地域に根差す特約店や販売店。
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/f2fd9e2c91b9f220a3871a12b93a0b97 ★
※店の形態が多様化し、消費者がそれを選別或いは使い分けをするようになった今、お客様の定義も多様化し、サービスも又差別化せざるを得なくなった。
メーカーが小売に進出していなかった時代、消費者は業界全体のお客様だったけど、残念ながら今はそれも過去形となりました。
同専務は「大規模災害などで燃料油の流通が厳しくなっても3者販売店への卸しや常連の需要家への燃料供給は絶やさない。
3者販売店への卸マージン(※)には特約店の供給責任が入っている」と話す。
一方で、元売の生販分離の必要性を指摘する。
愛知県内 閉鎖SSが急増
4月末閉鎖予定のSSも相次いで浮上しており、県内閉鎖SSの増加傾向は当面続きそうだ。
※2月で危機が終わったわけじゃないのです。
それに猶予期限が1月末なんていうのも現場を知らないなって思う。
灯油の配達が終わる3月末にしてあげてほしかった。
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☆じゃーーーーーん☆
業転仕入れずモービルブランドを守る フルSS経営で40年
三重県鈴鹿市の石井石油さん
「ずるい商売は嫌い。業転は信用を薄める」
※市況の悪い地域みたいで、ガソリンの値段が地域の最安値店とリットル20円近くの格差になることもあるそうです。
それでも、系列100%仕入れ。
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