masumiノート

何を書こうかな?
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「系列でも(証明付きなら)業転OK」が地場3者店を救うことにならない理由。

2015年07月24日 | ガソリンスタンド2

>血のにじむような思いで掲げた低マージンの販売価格を、同じマークを掲げる近隣子会社が軽く乗り越え最安値を掲げる

前記事の、↑この部分です。

(繰り返しになりますが)
もし仮に全量を業転から仕入れたとしても、収益の“柱”として燃料油を販売するしかない、量販も不可能な地場業者と、
差別対価や特価によって業転仕入並の安い系列玉を仕入れて、“収益は油外で”燃料油は量販しようとする大手業者では、
確実に販売価格に差が出ます。

しかも、業転玉には
余剰品ではない業転玉と余剰品としての業転玉とがあります。

コストコ、ジョイフル本田、商社系PBなどは、計画的に供給されている業転玉でしょう。
しかし同じ非系列店であっても、1SS業者、又、特に他社買いしている系列店へのそれは、
(気分が悪いでしょうがm(_ _)m)、 余剰品です。

※経産省の「軽減措置認定の見直し」も、“計画的に供給されている業転玉”に対してのものだと思います。

今は需要減で玉余り状態が続いていますが、エネルギー高度化法、そして今後の元売再編等を考えれば、「不安定なもの」に違いはありません。
余剰品としての業転玉は、「優先的に供給を約束するものではない」(元売)のです。



「系列でも(証明付きなら)業転OK」という公取委の見解が出たとき、それを無条件に喜び、当ブログへ攻撃的なコメントをされた方がありますが、
あの見解も、その議員立法化云々も、蛇の生殺しのようなものだと思っています。



今現在、系列店と非系列店があり、系列ルート(系列玉)と非系列ルート(非系列玉)がある。
それなのに、系列店でも非系列玉を仕入れられるように議員立法化?

「マンガやがな」byこうちゃん



同じ議員立法化でも、精製業者の小売進出規制なら筋は通るし、余程現実的です。



7月25日 追記

余剰品扱いの業転玉に頼っていても根本的な解決にはならないことを分かってほしくて書いているけど、
今みたいにこう業転玉が安くなっていってる時に書いても  無駄かなぁ...(--。