masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

チョットとちゃう差し入れ

2017年03月07日 | ガソリンスタンドでの出来事



「これな、ちょっとやけど、食べな!」
掛け会員のKさん(年配女性)がコンビニ袋を差し出した。

バタバタしてるときだったから「ありがとう」で受け取った。

さっき落ち着いてから中を見た。

ヽ(*'0'*)ツ ワァオ!!
ちょっとちゃうやん!!

3時のおやつにロールケーキ食べたけど、折角やから1コ食べよ~っと(*^0^*)♪☆


全国の地場店の声を共有するため。

2017年03月07日 | ガソリンスタンド2

3月1日ぜんせきより(※青系文字がmasumi)


石油精製・流通研究会 元売・SS共存共栄が不可欠
エネルギー高度化法3次告示の方向性提示
法律で業転格差解消との提言も

「業転格差の問題について、元売とSS業界の話し合いで解決すべき(石油連盟)というお話もあったが、それだけでは解決しない。現実に(エネ庁の販社ヒアリングで)5社中3社が営業赤字であった。元売がそうした体質にあるということについて、ある程度行政が対応して頂かないと問題解決は難しい」全石連河本副会長





北関東の仲間の悲鳴に共鳴

県平均粗利が7円を割った群馬を筆頭に、9円以下という北関東エリアの中から、その惨状を直接行政に届ける陳情行動がこの2月27日に行われた。
悲惨な状況を作ったのは、元売完全子会社である。

我々全国の地場店は、彼らの痛みを自らの痛みとして共有したい。
15円粗利の経営者はそれが半減した経営を容易に想像できるだろう。
そうした商圏に立地する仲間の苦痛を共有できるだろう。


*****

>15円粗利の経営者はそれが半減した経営を容易に想像できるだろう。

私もそう思うのですが、できない方もいらっしゃるようです。
やはり、経験した者にしか分からないのかも知れません。

当店は、
粗利5円を経験しました。

18円もの業転格差を経験しました。
13円の販売価格差を経験しました。
毎年600万円赤字経営を数年間経験しました。
顧客の流出、法人掛け客の発券店値付けカード化も経験しました。
貸し倒れも経験しました。

20年程前から、地場店が見舞われるであろう“嵐”の渦中での経営をほぼ経験しました。
そして、その渦中から抜け出しました。

だから、「書ける」。


経験したことのない者が、上から目線で批判する。
或は問題の本質から目を逸らせようとする。
懸命に供給責任を果たそうとして踏ん張っている同業者、そしてまた果たし切れずに断腸の思いで店を畳んだ同業者を貶める。

当ブログではそんなことは許しません。





コストコ射水“異常値”続く
県内平均と格差15円 公取委へ申告も(富山)




セルフとフル価格差縮小 2~4円前後に接近 激戦地で顕著

かつてはセルフでは10円近く安く販売していたSSも多かったが、「大幅に安く販売するセルフ店が少なくなっている」という。
価格差が縮小している理由について「セルフは小刻みで変わる仕切価格(業転指標?)に合わせて販売価格を決めていたが、最近では価格をあまり変えずに販売している。利益を確保するためには必然的にやや高い価格を設定せざるを得ないためにフルに近づいてきたのではないか」と分析する。


※当市でも同じです。最大13円あったセルフ等の安値店との価格差は現在数円しかありません。
(当店が粗利を削って安値店に近付けているのではありません)


PS
>悲惨な状況を作ったのは、元売完全子会社である。

当市では元売販売子会社ではなく、2者店です。


「法律の力を持ってしてでも内々格差を解消しなければ」 

2017年03月07日 | ガソリンスタンド2

業転問題は現在の混乱(卸格差)の始まりであり、現在進行形の問題です。

安い業転玉で商売をするPB-SSに対抗するための他社買い(系列店が正規ルートではない業転玉を仕入れること)が始まり、
そして系列マークを下ろしてPBになるSSが増加しました。
即ち、業転市場の増大=系列市場の縮小です。



そもそも系列店とは“元売の精製した燃料油を売るための”店です。
元売の精製コスト以外にも品質保証料や安定供給保証料が含まれた「ブランド料」を課された価格で仕入れを行っているのが系列店です。


その元売の製品を売るための系列店(特に他社買いをせず100%正規ルートでの仕入れを続ける系列店)が、
その元売が放出する(継続的に供給を約束されていないがために安価な)業転玉によって苦境に立たされたのです。

世間ではマークを付けている店(系列店)は、そのマークの元売の庇護を受けていると思っている方が多いのですが、
規制緩和以降、大手特約店を除いては真逆の扱いを受けてきたのです。




問題は業転との格差だけではありませんでした。
より深い闇は、系列内格差の存在です。

規制緩和以前から何店舗も運営しているような大手にはリッター10円以上の安値仕切りがあったようですが、当時は販売価格には差がありませんでした。

規制緩和以降の価格競争の始まりによってPBに対抗できる系列店の存在(系列内格差)が明らかになりました。


しかし、例え高値仕切り組の小規模系列店であっても価格競争に参加する術がありました。
それが他社買いです。
元売のマークを掲げながら、ブランド料というコスト負担から逃れて安価な業転玉を仕入れることです。

また、他社買いすることによって、系列仕入れの値引きを実現させることも出来たようです。


>「実力行使で、業転を取ることです。そうすれば数量を減らしたくない特約店は次の月から安くしてくれるから」

仕入れ努力(つづき)、より





安値量販で販売数量を伸ばせば、更に値引き交渉で優位に立てる。
反対に、系列仕入れを貫いた販売店は販売数量を激減させ、値引き交渉でも不利な立場。

格差は拡大するしかありません。


2014年頃には全量を安値業転玉仕入れをしているPBであっても、1SS運営の小規模店では真似のできない安値看板を掲げる大手系列店の出現が顕著に。

PB天国の終わりの始まりです。
とはいえ、系列と業転との格差は今でも5-6円、3者店では10円近くになることもありPB優位に変わりはありません。


しかし結局、その業転が元売の首を絞めることにもなりました。

2月27日のエネ庁第6回目石油精製・流通研究会会合で、外部委員からこのような提言がありました。

業転価格問題が30年以上にわたって続いている。日本では業転価格を含めた内々価格差が大き過ぎる。法律の力を持ってしてでも、この内々価格差を解消しなければ、日本の石油産業の継続的な発展にはつながらない」