ぜんせきの印刷物、SSから消費者の皆さまへのメッセージ「石油増税は絶対に反対です!」は結構なのですが・・・
4月20日燃料油脂新聞より
埼玉県内 最大価格差リットル約25円 110~140円台まで拡大
4月22日燃料油脂新聞より
地場店主 強固な値取り姿勢 茨城県南地区
ガソリン安値はセルフの119円、高値はフルの139円で、価格差は20円。
昔のようにガソリン価格が一律だった時とは違い、現在はこのように同じ地域であっても小売価格はバラバラなんですよ。
それをご存知のハズなのに、どうしてこういう数字を入れたものを作るんですかね?
大方の組合員は地場中小で高値で小売りしてると思うのですが、そういう組合員のことを何も考えてくれてないってことですかね?
4月21日ぜんせきより
これが4月ガソリン価格の内訳
小売価格、134円って・・・
・・・( ̄  ̄;) うーん
じゃあ136円で売っている当店は2円取り過ぎってことですか?
141円で売っている組合員の立場は?
反対に119円で売っているところは脱税ですか?
・・・みたいなことになりませんか?
“vs”ではないかもですが、
「取引慣行ガイドライン」についてー
4月19日ぜんせきより
資源エネルギー庁の小山石油流通課長(和歌山の講演会で)
政府は最近、下請け業者の取引条件改善に取り組んでいる。
自動車や鉄鋼ではすでにガイドラインを施行している。
石油の系列取引だと下請け関係ではないが、メーカーの規模が大きいので、取引の力関係だと実質は下請けに近い。
08年には画期的な仕切りの週決めを導入したが(それまでは月決めでした)、15年(?)以降は建値化し、事後調整を繰り返している。
アンケート調査をしたが建値化していることを感じている業者が7割あった。原価がわからずに、周辺店舗を参考にしているという。
事後調整は明確なルールがなく、量販しているところが受けやすい傾向にある。
事後調整の期間が長くなればなるほど原価がわからなくなる。
経産省としても建値の状況をチェックするためにアンケート調査していく。
効力のあるものとして定着させていきたい。
4月22日燃料油脂新聞より
石油連盟の木村会長(定例会見で)
卸価格を含めた取引のあり方は、企業の自律的事業活動に委ねるのが基本と主張してきたが、最終報告書や“ガソリン取引適正化に関するガイドライン”には、十分に私たち(元売)の意見が反映された。
卸価格は公平性・透明性を確保しながら、特約店・代理店と向き合い真摯に決めるもの。
それを支えるのが今回のガイドラインと受け止めている。
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※それぞれの立場、それぞれの思惑。
ガソリン適正取引慣行ガイドライン
JXTGエネルギーの新仕切り方針
4月21日燃料油脂新聞より(※青系文字がmasumi)
ベストプライス、ガソリンスタンド経営業者としては過去最大の倒産
続く販売不振 前年比10%減も
PB・量販店が攻勢、拡大する価格差
岐阜県内 昨年度閉鎖数16SS
うち2カ所は営業再開
ガソリン業転価格バラつく
安値107円70銭、高値109円20銭(消費税抜き、小口SS届け)
フルSS踏ん張る 利益確保で生き残りへ
※現在、当市の市況は良くて南部のフルは141円看板です。
セルフは132~135(上看板)
規制緩和直後市内で一番高値(1-2円程度)だった当店ですが、現在はその地位を明け渡しています。
私が「セルフより13円高までやれたのだから、10円までは余裕(もう今更値段で離れる客はいない)だから、141円に合わせよう」、と言ってもこうちゃんは首を横に振ります。
「過去には「これ以上にも、これ以下にも出来ない。」という状況で販売価格を決めるしかなかったけど今はそうじゃない。
安くできる時には安くしてやらないと、(顧客に)申し訳ない」。
そう言います。
なので現在の当店は現金会員価格136円です。
価格看板は出していませんし、価格看板を掲げて集客する気もありません。
生き残りたいとも思っていないから別に構わないのですが、ただ、こうちゃんのやり方(思考)では“儲けられる時がない”。
※生き残りたいなら、頑張らなくちゃ。
4月22日燃料油脂新聞より
閉鎖SS運営引き継ぎ PB業者攻勢強める
※化管法とは無縁の、地域住民にとっては悪い話ではない。
地場店主 強固な値取り姿勢 茨城県南地区
ガソリン安値はセルフの119円、高値はフルの139円で、価格差は20円。
大手と中小 格差拡大
大手特約店も不採算Ssの閉鎖を積極的に進めた一方で、大型店の出店も進めた。さらに中小業者をM&Aなどで勢力下におさめ、企業規模は以前より大きくなっている。
SS数は減ったが販売量は落ちていない大手特約店も多い。スクラップ&ビルドを進め、大型セルフを投入したためだ。
さらに油外販売も新規事業を積極的に導入し収益力を大幅にアップしている。
対して中小業者はSSを減らし続けており、比例して販売量も落としている。
減販は油外にも影響を与え、経営は益々厳しさを増している。
大きいところは一段と大きく、小さいところはさらに小さくなっている。
※10円以上もの卸格差で安値集客できたか否かで当然結果も違います。
格差は拡大するしかない。