12月27日ぜんせきより(※青系文字がmasumi)
「論説」20年の消耗戦にピリオドを
JXTG誕生を契機にシェア争いから利益を確保する競争に移行しつつある。
この変化について「いや、まだわからない」などの声もあるが、今年後半の半年間で市場が確かに変わった。
1996年3月特石法が廃止された。
これは戦後から続く国内石油産業の保護・育成を目的にした護送船団方式からの脱却を意味した。
市場原理に基づく自由競争への転換。
個々の企業が合理化、効率化を競い合うことにより国際競争に耐え得る体力を身に着けることが期待された。
しかし、この20年間は、マージンの半減に始まり、そして需要の減少にどう耐えるのかに費やされてきた。
その間、元売の数は13社から6社になり、SSも6万から3万に半減した。
縮小するマーケットでシェアを追い求める利益なき消耗戦の結果である。
20年を経てようやく、ドメスティックな消耗戦が終息しようとしている。
2018年を利益なき競争にピリオドを打つ年にしなければならない。
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>1996年3月特石法が廃止された。
>これは戦後から続く国内石油産業の保護・育成を目的にした護送船団方式からの脱却を意味した。
>市場原理に基づく自由競争への転換。
>個々の企業が合理化、効率化を競い合うことにより国際競争に耐え得る体力を身に着けることが期待された。
しかし蓋を開けてみれば、
大手販売業者の実態は・・・ 事後調整、戻し、特価があったから経営が成り立っていたというお粗末さ。
そして皮肉なことに、
事後調整も戻しも特価とも無縁の、近隣の安値店の売り値が自店の仕入れ値という地場零細店が、
スケープゴートとして淘汰の対象だった地場零細店が、
(国際競争に耐え得る体力ではないケド)
忍耐力を身に着けた。
ライズ、オカモト傘下へ
石川のPB カナショクを今年6月に吸収したオカモトグループ(北海道帯広市)が福井市を拠点とするライズのSS部門もこのほど買収し、傘下に入れたことが明らかになった。
ライズの全5店舗は石川、富山と同様に「カナショク」ブランドで営業を続ける。
北陸3県でSS数21店舗に拡大したオカモト完全子会社のカナショクだが、福井の店舗は激安でスタートしており、今後の動きに周囲は神経を尖らせている。
ライズのSS部門売却は
「SS間の激しい競争、需要減、業転価格の上昇など、石油を扱うSSを維持存続させる商売上のメリットがどんどん薄らいでいく状況から見切りを付け、本業に専念していくのではないか」と福井市内の同業者は語る。
福井石商武生支部 カナショクを公取申告
レギュラー126円(スロットでさらに1円引き)
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商売上のメリットが薄れていくSSを捨てる神あれば拾う神あり
業転価格は上昇しているはずなのに?まだ安売り継続...。
>2018年を利益なき競争にピリオドを打つ年にしなければならない。
コストコ問題もあるし、無理なのでは.....?