3月7日ぜんせきより
昼夜問わず給油作業に奮闘
「中核SSの義務として頑張ったが、超過勤務や宿泊手当、布団購入(泊まり込みで働いたので)など、実際は費用の持ち出しばかり」とSS現場の負担の大きさを指摘する声もあった。
さらに、降雪量の比較的少なかった嶺南地方の数カ所の中核SSなどでは、昼夜を問わず計13回にわたって除雪用の軽油をローリーで運んだが、通常の燃料代以上の請求はできず、「懸命に県や市に協力したのに、結果として自己負担分ばかりとの指摘もあり、今後役員会などで善後策を検討していく方針。
3月9日燃料油脂新聞より
豪雪時、一般SS奮闘
平成30年豪雪の福井県では、中核SS以外の一般SSも、緊急車両の給油対応に尽力した。
しかし入荷が遅れ、在庫切れで1~4日間営業出来ない一般SSが続出した。
ある一般フルサービスSSは平常時、消防車や救急車に給油しているが、「ローリー入荷がない段階で、もし地域で火災が発生したらと考え、簡単に在庫を切らせられないと思った。救急車のガソリン、消防車の軽油を切らさないため、大雪2日後の7日夕方、一般車が来ても“緊急車両のために残している”と対応。開店休業状態になった」と自主的に緊急車両優先供給した。
全直営フルSSが最大約4日間在庫切れで臨時休業したSS業者は「ローリー出荷が再開した時、元売から大型トレーラーのローリーしか出荷できないと言われた。16キロリットルの単車ローリーしか荷下ろしできないSSは商社に助けてもらい、元売に報告・承知してもらったうえで業転を入れた」と話す。
「中核SSではないフルSSだが、除雪車を持つ建設会社の顧客を持っている。元売にはSSの顧客内容も含めて配送の優先順位を決めてほしかった」と語る。
在庫切れになったある一般SSは「燃料がないと分かり始めた時、どんどん来店してきたのは知らない人ばかり。常連客はぎりぎりまで我慢してくれた。自社ローリーで同業者に取りに行き、除雪用軽油や灯油をなんとか確保したが、ガソリンだけは常連客に応えられなかったのが悔しい」と話す。
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ガソリンスタンドは間口が広いから・・・なんていうか、“大きい”イメージがあるかと思いますが、
地場店の多くは小規模事業者です。
そして規制緩和以降の過当競争で疲弊しています。
そうした民間の一企業に課せられる、災害時の供給責任の何と重いことか・・・・・
補助金の使い方@こうちゃんの提言
追記
>「ローリー出荷が再開した時、元売から大型トレーラーのローリーしか出荷できないと言われた。16キロリットルの単車ローリーしか荷下ろしできないSSは商社に助けてもらい、元売に報告・承知してもらったうえで業転を入れた」と話す。
昔使っていた屋外タンク(灯油用)無題
使用を止めたのは、元売のローリーが(効率化で)大型化したことで防火塀の扉の間を通れなくなったからです。
>業転を入れた
系列店が業転玉を仕入れるのはこういうときです。
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/cd9a84ba4512d8507b6b138bbc1e5535