4月5日燃料油脂新聞より
香川県内29年度の廃業3か所 新設は1ヵ所のみ
廃業3か所のうちの2カ所がPB
広島県内SS閉鎖・廃業「儲からない」業界浮き彫り
県内のある販売店店主は後継者がいないことを理由に「廃業」という選択肢を視野に入れている。ただ仮に後継者がいても、SSを引き継いでほしいかと問われれば「とても難しい質問だ」と語る。
5年10年後の業界を考えた時に、明るい材料はなかなか見えてこないというのが本音だ。
同様の問題を抱える販売業者は全国に多数いるだろう。
期末調整もめる一幕も 灯・軽油で折り合わず
元売側は「これまでのディーラーヘルプやマーケット対策費とは縁を切っているし、量を追わない方針に転換。結果として利益が出ているが、それは数量を落としても健全な企業経営に舵を切ったことを反映。特約店さんはあらゆる経費増やコストアップに差し迫られているが、これも市況をはじめ自主構築で適切に市場に転嫁してほしい」といった態度だ。
長年の元売施策の急変ぶりに特約店の不満は集中
「これまでやりたい放題の販社が良い子になったといっても、われわれ特約店は“ハイそうですか”と簡単に変われない。増販志向と、適価と称する顧客志向の安売りの癖が長すぎた。いつまでも続けられないとはわかっているが、あまりにも急変している」と大手元売系の特約店店主。
新年度は本当の意味で自主経営に転換できるかの、腕試し年度となる。
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2015年7月10日 燃料油脂新聞より
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/ef80d2a1fa7e11976e8d014dbd02dac2
以下masumi
地場3者店は、規制緩和以前も以降も、元売からの支援(事後調整、戻し、特価、ディーラーヘルプやマーケット対策費)とは無縁でした。
その地場3者店がリッター10円以上もの卸格差是正を訴えた声に、
「経営は自己責任です」と言い放った特約店(※自店特約店の事ではなく、当時の業界全体の話で業界紙にも載りました)
「業転を取らない経営者が馬鹿で無能」とのコメントもネット上で目にした。
今、ガソリンスタンドの減少スピードは緩やかにー
最近の傾向は、
(元売からの支援がなくなったので)特約店が不採算店舗を閉鎖
(卸格差が縮小したので)今後はPBの閉鎖が増えるかも・・・?
卸格差全盛期、エラソーにしていたカレラのメッキが剥がれていく。
本当の意味で自主経営で生き残って来た地場3者店は、
寄る年波には勝てない。
午後6時10分 追記
今、関東地方の、とある販売店が閉鎖するという情報を目にしました。
地場の、本来なら生き残るべきお店だと思います。
地場3者店の系列仕入では不可能な安売りをして、地場3者店の経営を困難にさせてきたような販売店の閉鎖は自業自得だと思いますが、
同業者仲間の販売店の閉鎖は胸が痛みます。