11月26日燃料油脂新聞より
首都圏内 大手HC(ホームセンター)石油事業譲渡か
SSは7ヵ所(灯油は15ヵ所)メガSSで一世を風靡した巨大施設もやや古びた印象。
企業業績は決算書を見れば判別できるが、各セグメントのなかでとくにSS事業は先行き厳しいのではないか。
(業界通)
(ある元売筋)
「ウチも含めて手を挙げなかったようだ。特約店会でも話題だという。2巡目でどなたかが乗られたのか」と、引き続き行方を注視しているという。
燃油そろって前年割れ
原油下落 先安へ期待か 満タン手控える消費者
満タン+灯油一缶運動も“安値”には負ける。
販売業者も同じ。
「利は元にあり」だから、特に地下タンクの容量が大きければ仕入れのタイミングは重要。
うちの店の地下タンクは容量が小さいから値動きはあまり関係なく仕入れをしているけど。
量販店の値下げに憤り 値崩れ拡大に警戒感強める
SS廃業で掛売客受け入れ 契約サイトも課題の一つ
(※別記事で紹介させて頂きます)
11月26日ぜんせきより
年末商戦前 広がる暗雲 業転下落で価格差拡大
近畿の一部、130円割れも
(画像はレギュラー129円の価格看板)
※高速道は5週続落でガソリン164円20銭(11月26日燃料油脂新聞より)
価格差35円。
東北地方灯油懇談会 消費者と活発質疑
・SS過疎地なぜ増加
・災害時の供給が不安
青森県の消費者代表からはSS過疎地の増加を危惧する質問があり、佐藤支部長は「需要減で儲からなくなったSSの後継者がいない」と率直に指摘。過疎地での災害対応について「東日本大震災時は我々も命のガソリンを必死に運んだが、消費者も日常から満タン給油で自己防衛してほしい」と呼びかけた。
>需要減で儲からなくなったSSの後継者がいない
小口配達を担ってきた地場の小規模店の仕入値以下の安値競争で儲からなくなったーの間違いですよね。
なんで本当のことを言わないのかな。
帝国データバンク
2018/9/28 ガソリンスタンド経営業者の実態調査
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p180908.pdf
「まとめ」より
調査の結果、ガソリンスタンド経営を主業とする企業(8581 社)の売上高合計は、3 年ぶりに 前年度を上回った。
2017 年度は年商「50 億円以上」で 9 割前後が増収となるなど、年商規模の大 きい大手企業が売上高合計全体を押し上げた。
依然としてレギュラーガソリン店頭価格が高値で推移していることを踏まえると、2018 年度の 売上高も年商規模の大きい企業を中心に堅調に推移するとみられる。
他方、ガソリン価格の高騰 は消費者の「買い控え」を助長し、価格競争の激化で収益環境の悪化を招く恐れがある。
ガソリ ンスタンド経営業者の倒産件数は、2018 年度累計で前年同期比 200.0%増の 15 件と、前年度を上 回るペースで推移している。
特に小規模企業ではスタンド同士の競争激化のなか、販売価格への 転嫁が進まず、収益改善に至らないケースも見られる。
今後は人件費の高騰も重なり、経営環境が一層厳しくなることが想定される。
ガソリンスタン ド経営業者の動向は過疎地域におけるインフラ機能維持の観点からも重要な問題であり、今後も 注視していく必要があると言えよう。
※
セルフ解禁後、小規模店は販売数量を半減させている店が多いから・・・
100㎘×燃油マージン5円=50万円
燃油マージンが回復して倍の10円になっても、
50㎘×燃油マージン10円=50万円
反対に大型セルフで安値集客⇒増販に成功した大手企業は、燃油マージン回復させれば一気に増収という寸法だよ。
しかも大型店の販売数量は桁が違うからね。