9月4日ぜんせきより
生活に欠かせない携行缶
新聞販売店 スクーターは常に満タン 教訓踏まえ空で1缶も
果樹農家 草刈り機は1日15リットル消費 大口需要家への配慮を「常連客にはSS側でタスポみたいな身元確認カードを発行して貰えれば助かる」
容器詰替販売時 確認の徹底を
ただ身分証明書の提示はトラブルに発展することも予想されることから「リーフレットなども活用してほしい」とー
9月6日燃料油脂新聞より
携行缶販売はSSの使命か 京アニ放火事件で議論
セルフSSを中心に、リスクを元から回避するため、詰め替え販売を中止する動きもある。
2019年07月30日 ガソリンの詰め替え販売で免許証のコピーは容易ではないですよ。(続き) より一部再掲
過当競争下で社員とアルバイトを雇用し、業転玉で薄めることもしなかった当店は赤字経営を余儀なくされた時期がありました。
卸格差を説明する術もなく。
その頃、車は安値のセルフ、セルフでは買えない携行缶への給油のときだけ当店を利用する消費者に対して、私は憤りのような感情を抱いていました。
何故なら、そうした消費者の中に高値というだけで暴利を貪る悪徳業者呼ばわりする人や、後付けできないTポイントのことで文句を言う人が多かったからです。
当時はだから「イチゲンさんへの携行缶給油は断りたい」とこうちゃんにも言いました。
でも、店の経営を支えてくださる掛会員さんや常連さんの(普段は都会で生活しており当方との面識はない)ご子息が農業繁忙期に手伝いで帰省した際に携行缶で買いに来られることもあることから、それは出来ないという結論に至りました。
当店の場合、そうした経緯で容器への小分け販売を続けていることを記しておきます。
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現在ガソリンと混合ガソリンの携行缶への販売時に住所氏名等の記入をして頂いています。
それは現金会員さんなどの常連客であっても、です。(※掛会員さんは別です。特別扱いさせて頂きます。)
ただその場合は免許証の提示までは求めません。
今のところ記入を拒否した方はいらっしゃいませんが、
「ワシらみたいな、よう知ってるモンも書かなあかんのか?」とか、「強制力はないんでしょ?」とか、
内心快く思っておられないな、と感じる場面はありました。
冗談っぽく「拒否したらどうなるの?」とおっしゃった方には、「こちらも給油を拒否します」と冗談ぽく言いました。
「個人情報云々」に対しては「文句は消防庁に言って」と言いました。
でもね、本来は販売店の立場でこういうことは中々言えないことです。
ガソリンスタンド業界は過当競争の世界です。
販売業者は「お客様に選んでもらうため」「生き残るため」必死なのです。
当店は「消防法によりガソリン・混合ガソリンは消防法適合缶のみ」を2003年の名古屋ビル事件の直後から始めましたが、
京アニ事件が起こるまでポリ容器等への販売を行っていたところもあるように、やはりそこには販売店の“お客様に対しての弱い立場”というものがあるのです。
私の場合は「店を畳んでくれないのならいっそのこと潰れてしまえばいい」と本気で思っていた時期もあっての「今」ですが、
それでもやはり同じ村の人が相手だと内心では気を遣います。
別居婚だった時期はどの人が同じ村の人か分からなかったから(今も全員のお顔を知っているわけではありませんが)あまり意識していませんでしたが...
なのでそうした方からは冗談でも(記入を)拒否したらとか強制力とか個人情報とかの言葉を言われるのは辛いのです。
そうした場面が続けざまに起こると、
「最寄りの警察(交番)や消防で発行した許可証を持参した人にしか販売してはならない」というふうに、
違反した双方に罰則を設けて、厳格に法で規制してもらいたいと思うくらいです。
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https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/9f8b2683a12e3232418bbe671434b828
捨てゼリフを吐くような人が“お客様”であるわけがない。2018年11月15日
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/f5f116b2c5a28a5e2d2ab1f77f83f144
9月7日追記
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