3月4日ぜんせきより
2019年度経営実態調査 1SSの赤字42.6% 「後継者不在」深刻
エネ庁 エネルギー供給強靭化法閣議決定 災害・地政学対応力を強化
国交省 20年後道路展望議論 マイカーなしで便利に移動も
3月7日燃料油脂新聞より
ジョイフル本田、SS事業を出光に譲渡 需給適正化でうまみなく 主導権手放す異業種
儲からないとなると撤退する異業種
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/968ad4060bb491aa28091cb62c1312a9
三つ巴の戦い どん底へ 極悪地区と化す二戸市場 (129円の価格看板)
仕切り割れ(運送業者向け)軽油価格 「供給元どこか」と問題視
※
小規模な地場店の42.6%が赤字なのは経営者が無能だからではありません。
卸格差のなかでの価格競争で適正マージンを得ることが出来ないからです。
リッター5円の粗利では採算割れになる“証拠”
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/5ff481cabfe04d990a980843f57d1f39
小規模な地場店が廃業していくのは当然だと、後継者不在も当然だと、お分かりいただけると思います。
世間のガソリンスタンドに対するイメージは昭和時代のままかも知れませんが、
小規模な地場店の経営困難は昨日今日の話ではなく、商圏によっては規制緩和以降の話でもなく、
昭和の終わり~平成に入って直ぐの話です。
赤字でも、先がないと分かっていても、
誤解による消費者からの“色々”に遭いながらも、「自店のほんとうの顧客のため」営業を続けて来たし、続けています。
が、しかし
それを「継ぎたい」という者はいません。
SS業界の黒字比率と1SS業者の赤字比率が、上がった。
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/7b33d2ba4cd989fe1d146f16824058cb
このわけは、
規制緩和以降の30年で、大手は安値集客で販売数量を伸ばし、小規模店はその逆。
リッターマージンが回復すれば?
自明の理ですよね。
価格競争は資本力の戦い。
勝負が見えた時点で価格競争はお終い。
近隣安値店より13円高く売っても5円しかリッターマージンの無かった当店は、今、近隣安値店より数円高く売って20円近いリッターマージンを得ています。
近隣安値店は(2者店の場合)当店より数円安く売っても、20円以上のリッターマージンを得ているでしょう。
その殆どはセルフですので、利用客は1リッター20円以上を支払って計量機を使わせて貰っていることになります。
価格競争は資本力の戦い。
勝負が見えた時点で価格競争はお終い。
卸格差の中での過当競争が30年も続いた今、地場店の多くは後継者不在です。
おまけ
英語バージョンのMSDS
特約店を通じて元売に発行してもらったMSDSです。
豊洲騒動のときは化管法絡みの証明書発行にやきもきさせられましたが、今回は思ったより早く手元に届きました。
PB-SSの方曰く、
「業転玉にも日本語のMSDSは付いてくる」そうです。
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/a4e7c26b9e163a841b856bf3ea2b5f13 より一部再掲
系列店との品質連帯保証を謳っている元売が、系列外のSSに対して「証明書」を交付するという行為は、ブランド料を納めている系列店に対する背徳行為ではないのか?と思った次第です。
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販売価格差の理由が説明できるのであれば、卸格差は20円あっても構わない。
↑ このブログを始めた頃に書いた言葉です ↑
数年前、説明できるようになって、
店頭で(チャンスがあれば)「masumiノートで検索」の紙を渡すようになったら、
近隣他店が安売りを止めたので(?)
説明を求められることが無くなりました。
※だから129円の極悪地区と化した二戸市場の1SS地場業者も最後まで負けないで!
今はもう昔と違って、説明する術はいくらでもあるから。
追伸
>世間のガソリンスタンドに対するイメージは昭和時代のままかも知れませんが、
差別対価や業転は昭和時代からあったので、
全量系列仕入れの小規模3者店は決してぼろ儲けなんてしていないですよ。