8月4日燃料油脂新聞より
品質確保法に基づく2019年度末(2020年3月末)現在の登録SS数は2万9637ヵ所
前年度末比433ヵ所減少(新設113・廃止546)(※うち、職権削除件数は10件)。また事業者数は325減の「1万3835」
減少数は廃止が新設を上回り始めた1995年度末(431ヵ所)同水準。
4年連続で1000ヵ所を下回り、1997年度以降の最少となった。
元売会社の相次ぐ経営統合を契機に小売市場の利益環境は改善に向かい、需要減少下で採算確保を重視する販売業者の取り組みも進んでいる。
ただ後継者難などの経営存続を阻む要因は深刻化しており、新型コロナウィルスの感染拡大の影響も予断を許さない状況だ。
2019年度は愛知県や福島県、宮崎県などで廃業が多くみられたが、後継者不在、施設老朽化への投資回収不可能、燃料油販売量の減少ーを廃業の理由にあげるSS事業者は多く、比較的規模の小さい事業者の撤退があったもようだ。
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新設されるのは大手のセルフ
撤退するのは小規模な昔ながらの地場フル
規制緩和直後は大きな価格差(安売り)で客数を伸ばした大手セルフも今では安値店ではなく、
「リッター当たり00円以上の計量機使用料を支払って自分で給油する給油施設」で、
ポリ容器1つ2つの小口配達や、携行缶への小分け販売は行わない。
困るのは客(消費者)だ。
8月5日ぜんせきより<追記>
1日1.5ヵ所減 流通網維持課題
8月7日燃料油脂新聞より<追記>
増えるセルフ8300ヵ所超
セルフ値取り姿勢強める
即時転嫁で値上げ浸透 採算重視が好市況堅持
ガソリン大幅上昇 フル3円程度 セルフ3~6円
※
セルフとフルの販売価格差が縮小している商圏は多いと思います。
消費者の皆さんに知って頂きたいのは、
フルがリッターマージンを削ったから販売価格差が縮小したのではないということです。