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"Life is either a daring adventure or nothing at all"

成田で。

2011年09月30日 06時49分17秒 | 海外
今回、初成田。
車椅子ユーザーには使いにくいと聞いていたけど、そんなことはなかった。
まあ、あんまり出発前から頑張ると疲れるから、移動介助をお願いしたし、優先的に搭乗するのは、身体が痛い今回は本当に助かった。

格安チケットの関係で、成田で五時間待ちだった私は、一時間マッサージを受けて身体をほぐし(=座らないようにし)、スープストックで軽くお食事して(わ~い♬)、換金して、通関もイミグレも優先的にズンズン行って(もっかい言うけど、痛いので超助かった)さっさとゲートへ。

待ち時間三時間くらい。
だけど、誰もいないので、靴を脱いで寝てました。時々コーヒー買いに行ったり。

ゲートには、アメリカ人の親子。
お母さんはおばあちゃんで、娘さんは私より10歳くらい上。
同じように、長い間待ってるみたい。

娘さんがコーヒーを書いに行った隙に、おばあちゃんがニコッ。私もニコッ。
Do you speak English?
Yes I do.
Oh DO you?
出たでた(笑)

どうやらグアムからの帰りで、ヒューストンに戻る途中らしく、グアムを出たのは朝5時。
私もたいがいしんどいけど、おばあちゃんもしんどいな~。

娘さんがコーヒーを持って戻ると、暇人三人、とりあえずウダウダ喋る。
娘さんがユナイテッド職員だから、スタンバイで待ってるんだって。
おばあちゃん、チャレンジャーやな。

娘さん『前から思ってたんやけどさ、なんで日本人て、年休を一日ずつとか、2日とかいう単位で取るの?』
から始まり、お土産で買った鯖の煮付けと鰻のかばやきの食べ方を聞かれたり。

そのうち、男性も加わりウダウダウダウダ…

目の前には、マッサージチェアー。
おばあちゃんがやりたい、と。おばあちゃんをチェアーにのせて200円入れて、私達三人は席に戻り、またおしゃべり…
小柄なおばあちゃんで、ふとみたら、Mrビーンか⁇ってくらい、全身が波打ってえらいことに!きっと日本語の書いてあるボタンを適当に押したんだろう…

ご本人にはクライシスだけど、私達はおかしくて涙がでた(おばあちゃんごめん)
しばらく見学してから、救出に。
ジェットコースターみたいだったね。

娘さんも挑戦する、と言い、男性を誘う。
男性はまた大きな人で、足を入れたら抜けなくなるかも…と乗り気じゃない。
私が『はめたものか必ず抜ける』と断言したら、『じゃあ君も』
娘さんにマッサージチェアーをおごってもらってしまった。(マッサージしてきたばかりなのに)

三人並んで私は至福の時。
娘さんは、時々ひゃあひゃあ奇声を発していた…
あんまりな奇声と台詞で、ちょっと恥ずかしかった。子供がいなくて良かったわ。
対して寡黙な男性、終わってから
『良かった?』と聞いてみたら、即答で
NOPE.

あらあら。
『痛いから嫌だ』って。痛いから良いんだけどなぁ。
マッサージチェアーは、もうエンターテイメントやったけど、私は行きの飛行機が比較的楽に過ごせたのは、搭乗前のマッサージで身体をほぐしたのが勝因だと思っている。


帰り、伊丹での待ち時間、倒れこむようにマッサージチェアーに直行。
目一杯遊んで、もちろんケベック空港にマッサージやさんなんかなくて、チェアーもない。
ワシントンでは、手荷物で引っかかり大変だったから、かろうじてトイレに行けただけ。

身体をほぐすかほぐさないかは、かなり影響したと思う。もちろん機材も影響するけどね。

今日のレッスン

2011年09月27日 18時34分20秒 | こども
Where are you from?
という質問に、『実家』と答えた子がいた。

そして、実家とはなんぞや、という話に。

私の生徒のお母様の実家は、同じマンションの別棟だったり、隣町だったり、割と近い。
しかも私も実家暮らしで、妹はいわゆる出戻りだから、生徒として教えている姪は同居。

子供達の意見は
『(ママ達や私達姉妹の)実家近すぎて、実家じゃない』
…距離の問題?

そして、一人が『○○市民病院』と、生まれた病院をいうと、自宅出産談義に…

こんな脱線があるから、レッスンが遅々として進まないのねん…

英語の話

2011年09月27日 10時28分07秒 | 海外
今回の旅で、初めて「英語ができて良かった、得した」と思った。
(だってフランス語がほとんどわからないもの)


まずケベックの空港では、お出迎えのときに
Do you speak English or French?と行きしも、帰りしも聞かれた。
(すでにその質問が英語なんだが)
Englishと答えたけれど、二者択一やなぁ。どっちゃも喋らなければ、どうしはったんやろか。


乗り継ぎのワシントンDCでも、Do you speak English?と何回か聞かれた。
(だけどお出迎えのインド系のおっちゃんは、空港職員なのにほとんど英語が片言やった…。いいのか?首都の空港やのに)


サンタンヌ ド ボープレでは、もうばりばりフランス語圏だから、私も相手も英語は中途半端なのでOK。


でも良く考えたら、出発前の二ヶ月間に私が出した数々のEメール。
ケベック観光局(bonjourquebec.com)や、keroulという障害者の観光客への情報サービス、
YHAへの問い合わせ
サンタンヌ ド ボープレからケベック市内へ行くバスの手配
モンモラシー滝&オルレアン島のタクシーツアー申し込み
全部英語だ・・・。


現地でも、バスが着いた鉄道の駅からYHA
市内観光のためのタクシーの交渉
ドライバーの観光名所の説明
プーチンが食べたくて、希望を出したとき


帰る日、早朝に3階から1階にスーツケースを降ろさないといけなくて、お手伝いを頼んだとき

市内にバスで着いたとき、自分がどこにいるか良くわからず、とりあえずタクシー乗り場を探して、
片手で車椅子、片手でボストンバッグを上に乗っけたスーツケースを押していたら、
親切なカナダ人カップルに英語で助けられた。
人通りがなかったんだよね、たまたま。
それで、一人で頑張ってた。

そりゃ、カップルにしては珍妙な光景よね。
車椅子の人がスーツケース押して、ボストンバッグが上に乗ってて、ほとんど前が見えてなくて
車椅子片手漕ぎ・・・
ほとんどバツゲームか、小学校の下校時の荷物もちみたいなレベルかも?


英語ができたから、たいした問題にもならなかったのねえ。


テラス デュフランで、陽だまりの中、
ホテル フロントナックのスタバで買ったコーヒーとクロワッサン
それにさんが持たせてくれた、修道院の食堂のバナナとクラッカー類で一人ランチをしていたとき、
(ホテル フロントナックのレストランは高級すぎて高すぎるから)
豪華客船でニューヨークから来たアメリカ人のおばちゃん団体と喋った。

これは面白かった。
アメリカ人は、空港でも、であった人も Do you speak English?と聞いてくるから、Yes I do.と答える私。
そしたら笑う。ちょっと失礼じゃん?
質問が、Can you。。。?ではないし、Do you で聞かれているから、Doで返す。

そして私が喋りだすと、また違う意味で笑う。
私が北米アクセントを持っていないから。
(北米アクセントが全てじゃないんだぜ。イギリスアクセントも全てじゃないけど)

そして聞かれる。
どこで英語を学んだの?イギリスアクセントがあるね。

ニュージーランド英語です(笑)
私ほど、ニュージーランドアクセントを持つ日本人は、ニュージーランド在住外に、めったにいないんじゃないだろうか。



空港の場合は、お手伝いをしていただく関係で、ちょっと複雑なことをやり取りしなければならないから、聞かれるんだと思う。
だけど、聞いておいて笑うっちゅうのは(・・・)

フランス語圏だからかもしれないけど、ケベック人でかなり英語とバイリンガルの人はそういう質問はしてこなかったし、
私が英語を喋っても笑われなかった。


そういえば、昔、ニュージーランドで、一度、チケットの手違いがあった。
クライストチャーチ経由オークランド行きの便で、クライストチャーチで降りられず、オークランド降機になっていたのだ。
もう、私は出発前にもめるのも面倒だったし、マイルがあったのでNZ航空の国内線で、クライストチャーチまで行こうと思って、出発した。

クライストチャーチ到着前に、機長御自らが私の席にいらして聞いた言葉は
Do you speak GOOD English?

ハハハ・・・

そして機長判断で、クライストチャーチで降ろしてもらえた。
彼がイミグレーションにも連絡してくれて、特別に入国できた。
よく考えたらGOOD Englishがないと無理な話だったのかなぁ。


障害者が一人で海外旅行に出る場合、英語が話せると得なことが多い見たいだなぁ。
障害がある人は英語をやっておくと、仕事や自尊心やそういうこと以外にも
海外旅行がスムーズだったり、結構便利かもしれない。


北米アクセントじゃないと、アメリカ人に笑われるけど(・・・)











帰って来ました

2011年09月26日 10時43分23秒 | 海外
無事にケベックから帰って来ました。
99%やりたいことをやってきました。大満足です。


滝にも落ちずに行ってきました。


大聖堂はため息がでるほど大きくきれいでした。
修道院は映画のセットのようで、ゆっくりとした時間がいとおしい思い出です。


ケベック市内は坂だらけでしたが、タクシーとの交渉や、周りの方々の優しさで、なんの不自由もなく一人旅をしてきました。


プーチンを食べ、ケベックのビールを飲み、
翌日はテラスで豪華客船を見ながら陽だまりでランチして、
5つ星ホテルのロビーでリッチな気分を味わって


YHAではお決まりの各国の人と話して


初めて言葉の通じない状況に陥り
(フランス語は話さない、と言ったのに、お構いなしにバスの中でずっと話しかけられた)


ワシントンDCで手荷物検査に引っかかり

帰国しました。

今、とんでもなく時差ぼけです。
でもカナダでは準備して行ったからか、時差ぼけはありませんでした。


帰りの飛行機で、初めて機内用車椅子を使いました。
激痛で、後ろのご飯を用意したりするところの床で寝転んだり


もうエコノミーで、何時間も空の旅はできないかも知れません。


でも、行ってよかったです。
時差ぼけと、疲れが取れたら、またアップします。

成功とは、応援してくれる方と支えてくれる方がいるという、事実のことだと知った旅でした。

ケベックに行く前に

2011年09月14日 03時38分47秒 | 海外
骨髄炎じゃなくて、ドクターからお許しが出た日から、だんだん寝る時間を少しずつ早めていって、早起きしている。
今日は二時起き。昨夜は7時に寝ました。

ハワイに行ったのは中三と高一の夏。ものすごい時差ぼけで、市内観光のバスの中で爆睡していた記憶が・・・
それからは、南にしか飛んでいないので、時差はないも同然。
だから今回は、滞在時間も短いし、なんとか成田からワシントンDCに行く機内では眠りたいと思って、体内時計を早くずらしている。

朝の空気はシャキーンとしてて、夜も深い気がして、静かだし、なんだか得した気分。
(勉強しなさい、って感じですが)
家族がまだ寝ている中、5時に起きてくる父と、沈黙のうちに飲むコーヒー。
本当は、出発前夜は徹夜するつもりで借りた「英国王のスピーチ」をパソコンで見ちゃったり(笑)


荷造りも数日前に終えました。

おとといまでメールの返信のなかったケベック市内のタクシー会社。
ツアーメニューがあって、料金設定もされてる。
車椅子だし、ドライバーと二人だったら、少々の無理(お願い)も、普通のツアーより聞いてもらえるとおもって申し込んだ。
返信が急に途絶えたので、催促のメールをしたら「あなたの予約はしたんだけど、あなたに返信するのを忘れてたわ!!」
あらあら。さすが海外。

大聖堂のある町(サンタンヌ ド ボープレ)からケベック市内へ行く、車椅子リフト付きのバスも予約したし、

ユナイテッドには、通路側でトイレに近くて、非常口に近い座席を取ってもらったし
乗り継ぎ空港で荷物のハンドリングと、私のハンドリング(ハハハ)をお願いしたし

「ケベックファイル」に
既往症とお薬の情報を英文で書いてファイルに入れたし
MRIの画像のコピーもファイルに入れたし
もしものときの為に、今までのタクシー会社・バス会社・YHAとのやりとりのメールも印刷してファイルに入れたし
ESTAの情報もファイルに入れたし

それでもなにか起こることを期待しつつ

到着日:ブラザーが空港にピックアップしてくださって
二日目と三日目は大聖堂:御ミサ以外に、天井画とかステンドグラスを眺めて、ブラザーとさんとしゃべって
四日目:午後にはシティにバスで移動
五日目:タクシーのツアーでモンモラシー滝とオルレアン島へ
六日目:早朝帰国予定

ケベック市内ではテラス・デュフランと、だまし絵と、フェリー(夜景ね)と、プチ・シャンブランでお買い物と、
プーチン食べたいなあ・・・

ケベック行き決定。

2011年09月05日 12時15分23秒 | 海外
無事に感染症も治まり、ケベック行きのお許しが♥

英語が通じる病院もわかったし、
もしもの時の指示は、当たり前の事ばかりだった。

さあ、これから、保留になっていた予約のメールや電話をしよう。



しかし、大変やった…
いろんな事が見えた旅行だった。
心配する人の気持ち、
支えてくれる人。

いろいろ学べた。


発熱…

2011年09月04日 10時13分27秒 | 二分脊椎
久しぶりに、術後の急襲以外に発熱。

昨日の16時。
急にしんどくなり、38℃から二時間以内に39℃超え。
薬は食後にしか飲めないので、身体中に湿布だらけ、冷えピタだらけで、フウフウ言いながら
バニラアイス食べて、水を飲んで、OS-1飲んで、トイレに行って…
暑かったり、だけど汗が出なくて、そしたら悪寒がして…
やっと18時に抗生物質と鎮痛消炎剤を飲んで、20時頃、理性を取り戻して、
感染もあった事だし、髄膜炎や骨髄炎の可能性を考え始めて、パニックに…

かかりつけの病院の救急に電話しました。
六月にシャント不全の疑いの時に電話して、応対してくださった当直のドクターと同じドクターだった!
抗生物質を飲んでいるから、そんな怖い可能性はないって。

骨髄炎騒ぎでカナダが行けるかわからない事で、精神的に緊張状態が続いていた事、
それでも行けた時のための、いろいろなアレンジメント、
そういうストレスで、ひどい肩こりと首こりがある事、
金曜日にとりあえず骨髄炎ではなくてホッとした心の緩みもあったかも。

今朝四時半の時点で、38℃少し、その数時間後には平熱。
熱が下がり、病み上がり的な脱力感は否めないけれど、とりあえず下がって良かった!

明日には外来があって、多分もう一度血液検査があり、その結果次第で旅行に行けるか決まるので、結果が良ければいいな。

本当二分脊椎っていろいろあるなぁ。


結果…

2011年09月01日 11時06分50秒 | 二分脊椎
とりあえず骨髄炎ではなく、普通の感染でした。

感謝!

月曜日にもう一度、皮膚科受診して、カナダにいけるかわかる。
骨髄炎ではなかったけど、感染から発熱したり、最悪、敗血症になったら、すぐに対処できる病院があるかわからないから。 (フランス語わからないし…)

あんまりこういう心配せずに、今まで旅行してこれた事に感謝。

なんか、やっぱり二分脊椎て、いろいろ面倒くさいなぁ、と思ってしまった。



今日の予定…病院だらけ

2011年09月01日 08時21分40秒 | 二分脊椎
病院へ行って来ます。

皮膚科~整形外科(検査結果)~脳外科(チェックアップ)~装具屋さん(車椅子チェックアップ)
これで、骨髄炎やったら、旅行はアウト。
抗生物質飲んで、ましになったけど、まだ痛いから、骨髄炎かもな…

脳外科は月一回のチェックアップ。偶然。
装具屋さんは、脳外科外来に合わせたの。

もしかしたら、骨シンチもやるかもしれないから、
長い一日になりそうだ…。