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"Life is either a daring adventure or nothing at all"

えさ

2010年02月23日 08時02分17秒 | こども
おひなさまを出した。
お雛様の前には、かわいいラブリーなお猪口の中に雛あられ、お雛様の絵柄の容器の中には金平糖、塗りのお皿には菱餅に、和菓子のゼリー。(お砂糖がまぶしてある、chewyタイプの)

もちろん、そのお菓子たちは、日々に狙われている。
ヘクセンハウスのときもそうだったけれど、お菓子が常に飾られているので食べたくて誘惑に勝てないらしい。

「ほこり積もって汚いよ」といっても、そこはこども。
すぐお菓子が減っていく(笑)

そして昨日。
「あー。またお菓子減ってる!」
ちょうどグッピーにえさをやっていた
「お雛様にもえさやらなきゃ!」

・・・えさって言わないで

フィギュア

2010年02月19日 22時24分24秒 | NZ
『アンティーも車椅子でくるくる~ってやればいいのに~』
という言葉で思い出した。

ベビーシットのバイトをしていた七歳の女の子を連れてスケートリンクに行った時に

『見学ですか?氷の上に行きますか』
と言われた。
私『車椅子でスケートできないんだけど』
『Yeah,yeah,だから氷の上に行く?誰か押す?』
私『Why is that?』
『見るだけなら5ドル。氷の上に行くなら普通料金』
私『じゃあ見てる』

今から考えたら、氷に行けば良かったな~。

しかしチビ小2どうしても私をオリンピックだかパラリンピックだか、『燃える物』に出させたい様子。

…というかもう歳なんだよな~。

ハトの子分

2010年02月17日 09時44分08秒 | こども
ニュースをよくつけている我が家。それで漢字が苦手なチビもなんとなく読むのは出来たりする。
まぁニュースで出る漢字だからロクなのがないのだけど…(死亡とか)


先日オリンピック開会式の話題中心のニュースだった時に、チビが一言。
『今日はハトの人の子分のニュース出なかったね』
ハト…鳩…首相か(笑)でも子分??

『ほらハトの人と同じクラスの前の首相かリーダーの、オエキとかいう人』

オは小やろ~。エキ?小沢さんはサワやしな~…

父『小沢さんちゃうやろ?』
『同じクラス?』
父『民主党やけどな。あぁ、駅か!作りが沢と一緒やな』

ハッハッハ!

でも子分じゃないよ。

この時期…

2010年02月17日 09時38分51秒 | 二分脊椎
オリンピックが開催されると、お次は…


そう、パラリンピック


毎回、夏も冬もパラリンピックが始まると子供たちの誰かが言い出す。

さんも出たらいいのに!』

今回は昨日のニュースで日本人選手団の『がんばるぞ!式』(…名前がわからない)を見た

『アンティーも出たら良いのに、ほら車椅子の人がいっぱいいるよ!あ、パンテーラじゃないと車椅子壊れるか?』


そうじゃなくてさ~。私は確かに車椅子でぶっ飛ばすけれど、それはあなたが急に走るから追いかけてるんだよ…。アスリートじゃないし!

パンテーラの椅子

2010年02月16日 09時04分50秒 | カトリック
義肢に相談してデモ機に座ってみて購入した、パンテーラの椅子。
先週金曜日、たまたまミサに行っていた時に、教会に届いた。

箱が大きいし、が教会のために実費で特殊な椅子を買うといい顔されないし、だいたいうちから教会にまた運ぶのも大変だ。
だから直接教会に送ってもらった。

神父様がミサの後の聖書のあと、その場にいた方々に「椅子を開封するのを手伝ってください」といって下さり開けてみた。
やっぱり素敵
普段は二階の聖堂においておこうかなと思ったけれど、一階で使うこともあるので、一階のエレベーターの横に置いておくことにした。

日曜日、車椅子は持って行かなくてよくなったけれど、教会に置いている車椅子で教会内を移動するのか、パンテーラ椅子を押しながら歩いて移動するのか、誰かに椅子を動かしてもらって杖で移動するのかわからなったのでとりあえず装具&杖&クッションの3点セット車椅子なしで行った。

結局椅子は高さがないので押しては歩きにくく、その場にいてエレベーターに乗ろうとしていた方に椅子をお願いして聖堂の定位置においていただき、は後発便で車椅子で行く事にした。
椅子は聖堂の長いすと座面の高さにして座ったら、両足もちゃんと床について背筋もしゃきっとし、楽でまるで立っているようだった。
椅子でこんなに楽なんだったら、車椅子パンテーラだったらきっともっと楽で自由なんだろうなぁ。

ミサ後、一階に聖書に行くときもクラスの方が先発で椅子をエレベーターで持っていってくださったので、は後発で車椅子でエレベーターで降りた。
助かった。
杖で歩いてあがることも可能だけれど、ミサの途中でトイレに行きたくなってしまい、トイレは一階だから結局のところ車椅子も持って上がっていて正解だった

ただ、たくさんの人がいろいろと助けて下さったので、ずっとぺこぺこして「すみません。ありがとうございます。助かります」と言い続けてたら疲れた・・

お昼ね3時間・・・

その話をしたら、何人かの人に
「ありがとうございます、だけでいいんじゃないの?いつもは長々と言うから、よっぽどうれしいのかと思ってた」
と言われた
「へりくだらないとダメやん?」と言うと
ありがとうだけでいいじゃん。一回一回、すみませんとか助かりますとか言ってたら、そら疲れるわ」

そういえばNZ人の友達(日本語べらべら)にも
、すみませんはいらなくない?何を謝ってるの?ありがとうだけでいいやん?助かるからありがとうって言ってるんやし。英語では、Thank youかthanksしか言わないじゃないか」
・・・

長年、すみません星人やってるからなあ。
ちょっとすみませんって言ってるのを、ありがとうに変えて見よう・・・

希望の光

2010年02月01日 20時12分19秒 | 二分脊椎
がキリスト教徒になって約3年。ミサに通いだして4年。
ミサには金曜日と日曜日にしか行かないけれど、にとっては生活の中で大きな役割を占める。

じょくそうの問題、側湾の問題、癒着の問題、座位の問題で「座る」という基本的な動作が出来なくなったは、ほとんどをさんにもたれかかって痛みや圧を逃したり、長いすに寝転がって過ごしていた。
前回の癒着の手術で車椅子に座っていることはできるようになった。
でも、教会に行くときには、教会の方々が車で送迎してくださっていて、腰の悪い方が多いので、前の古い車椅子を教会に置いておいて、は杖と装具で教会に行き、そこで乗り換えて教会内は移動していた。でも、その車椅子はにまったくあっていない車椅子だった。

手術後痛みが戻ってきてしまい、家の中でも這うようになって、あまりに生産性がないので家の中でも車椅子を使い出した。
その車椅子はシーティングとまでは行かなくても、の身体を測ってから選び、バックレストが微調整できたり重心が後ろになっていてこぎやすかったり、前輪が小回りが利くので長時間乗っていてもそんなに疲れない。
椅子に座るより、地べたや床に座るより身体にいい。

「私は構わない」と言ってもらっても、いつまでもさんにもたれかかっているわけにも行かず、その車椅子を教会に持って行くことにした。タクシーで往復することになる。
だから日曜日だけにしようかなとも考えた。リハビリ代わりのジムのお金。次に買いたい車椅子。本当に歩けなくなったときのためにはじめた通信講座やトライアル。

日本家屋などはいけなくなるし、教会だけじゃなくて友達の家に車椅子を入れるわけにも行かず、行動範囲が狭くなるし、お金はかかるしで結構へこんだ。もうきれいごととかじゃなくて、これだけしか稼げなくて、身体は悪くなっていく一方で、ちゃんと必要なお金を得て生きていけるのかとまで思った。

車椅子の教会への行き帰りは、そんなこんなで回数を減らしてタクシーで行くつもりにしていたのに「タクシーで行く」と言ったら、何人もの教会の方々のおかげで、車椅子を持っていってミサに車椅子で与れることになった
他の人のように立ったり座ったりはしないで、座って与っているだけで祈ることが良くできるようになったし、やっぱり身体は疲れなかった。

でも、問題はまだあった。
は泣く泣く車椅子を持って行けない状況をあきらめた。友達の家やさん家はもう行けないと思ったし、ここ数年、気分転換にさんが出かけるときについていっていたものも行けなくなってしまった。
自分に用事がなくても、普段行くことが難しいスーパーや銀行などは、NZ時代みたいに「社会の構成員」な気分になれた。

さんは「車椅子だって(さんちに)来たらいいじゃない。毎回教会に車椅子を持っていくのは腰が痛いけど、聖書の会だって一ヶ月に一回くらい頑張るわ」
・・・そんなわけには行かない。

周りは「じゃあなにもやらなくてもいいよ」「家にいたらいいよ」と言うけれど、NZでも生活を含め、贅沢だけど一度味わった自由を手放す事や、「しなくていい」「家にいたらいい」事実が辛かった。
同時に、でさえこんなに苦しかったり不自由なんだから、もっと不自由な思いをしている人がたくさんいる事実が悲しくて悲しくて。

「車椅子だって役に立つことたくさん出来るわよ。就職できなくてもレッスンできるし、英語があるんだから恵まれてるわよ。レッスンも翻訳もできるし。会社にお勤めに行かなくってもおうちでできるんだよ」と

でもでも。
頑張って頑張って、身体壊して、更に身体にリスクを負わすかもしれない。そうやって得る自由って・・・。
身体に負担をかけないで、自由を取り戻す手段はないのかな。
以前の生活に近い生活を取り戻せないかな。
解決策でなくていい、手段でいい。

毎日ネットとにらめっこして、有名なスウェーデンの車椅子「パンテーラ」のホームページで素敵な椅子を見つけた。
そこには車椅子や椅子の上に取り付けられる、座位保持装置もあった。

早速義肢さんに相談。
座位保持装置はが望む「普通の椅子」の上に取り付けるのは難しいので、別の背もたれ付きのクッション3万円くらいで、椅子は7万円くらいするので、ネットでぱっと買っちゃって後で「しまった!」とならないためにデモ機を取り寄せてもらうことになった。

レッスンは生徒の家を回るシステムにしていたけれど、自宅の食卓で車椅子に座ってレッスンすることに決定。

そして今日、デモ機の椅子に座ってみて、背もたれとクッションを椅子に取り付けて座ってみた。
もう車椅子みたいにずっと座っていたくなるような感じ。
座って5分して、立ちたくなるということはない。
これなら椅子は教会に置いておき、車椅子は持っていかず済む。
車椅子がもっていけない友達の家や日本家屋には、クッションをもっていけばいい。

少々高いけれど、海外旅行に行ったつもりで・・・
自分の自由のためだし

わがままかなあとかいろいろ思ったけれど、これだけ高い買い物をしたら稼ぐモチベーションも上がる
次は2年後に車椅子を買い換えるときに、かの有名なパンテーラを買いたい。
がんばってお金ためよう
お金で得られる手段があるんなら頑張ろう。そしていろいろ不自由な思いをしてる人の分も外に出て行こう・・・
せっかく英語があるんだし、探せばなにか光があるはず・・・