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"Life is either a daring adventure or nothing at all"

雑感。

2012年02月08日 22時47分25秒 | 海外
☆ビジョントレーニング

レッスンでYouTubeを見せながらやってみました。
だいたいOKだけど、体操が長いらしく途中で疲れておった。若いのに・・・
読み飛ばしする子の目の動きが面白かった。

そういえば、語学学校でペアになって、3単語ずつかたまりで読む練習をさせられたとき、相手のめの動きを見なさいっていわれたな。15年前だけど。
NZではめがねやさん行く前に、イギリス!って感じのオプトメトリストに行ったわ。
国が違うから何も思ってなかったけど。

ちなみに私のめがねのドは、焦点が上にあります。皆さんと会話するとき、上向くからね。

☆塾

5年生で中学受験を決めたとき、算数が九九でつまづいていて公文に行った。
それから、入塾テストに受かる自信がなかったので、夏期講習から行った。こういう知恵は昔から回ったな。なんせ国語と算数の差が天と地ほどあるので、特別に国語は特進、算数は補修みたいなことになってたな。

シンポジウムでお話してくださった先生みたいに、学校も塾も対応してくれてたら、ずっと楽だっただろうな。
25年ほどたった今でも、同じ障害を持つ子の学習環境は変わっていないみたい。

っていうか・・・
日本の学校がんばれー!

☆留学

TEAM GIFTEDは聞いたことがあったけど、そういう子のためのフリースクールで、あくまでも日本で生活していくための学習環境なのかなと想像していた。
でも、留学への道も開いていた。

私が留学を決めたとき(中3)留学斡旋業者は「心身が健康な者」という規定があって使えなかった。
当時はインターネットもなかったから、郵便と後にFAX。
ホームステイを探すのも、保険(普通の保険はは入れない)も、
現地で専門家にかかるのも全部つたない英語でやりとりした。
(だいたい自分で二分脊椎がなんぞやわかってないのに・・・)

やっぱり海外には、障害が少なくなる道がある。
ビデオの話をしても(海外の)友達はYeah, there is. とかって言って「そら、サポートは普通にあるやろ。」ってな感じ・・・

だから自分の経験を生かして、英語をつかって、海外に出たい障害児(身体でも内部でも、学習でも)をサポートしたい。留学じゃなくても旅行だってどんどん行って欲しい。

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やっぱり私が見てる一点は間違ってないと思う。

英語先生を続けて、子どもを社会貢献人員にして
英語を使って何かしたい障害を持つ子のさきがけになって
どんどん行動する。前に前に。

自分の特性を生かして旅行・留学アドバイザーになる。
そのためには旅行業の試験に受かって、こつこつビジネスの勉強もして。
(今日、日本政策金融公庫に資料請求したのが届いたら、両親がいぶかしげに封筒を見てた)

本当は日本の学校が、英語の先生みたいにがんばってくれればいいんだけど
そんなペンキが乾くのをながめるようなことばかりできないし。

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とりあえず、勉強がんばる。
試験は9月と10月。

発達障害・学習障害のある子どもへの英語指導を考えるシンポジウム

2012年02月06日 14時10分14秒 | こども
神戸山手短期大学であったシンポジウムに行ってきました。

朝九時半受付なので、5時起き。JRで新大阪。そして元町で下車。タクシー。車椅子をばらばらにしたら、ドライバーさんびっくり(笑)
早めに行ったつもりが迷ってしまって、1号館へ。
「短」大なのに3号館もあるんだよ。でも同じ会場に行く方も迷っていったので、先導していただいた。スロープも探すのめんどくさくて、車椅子から降りて引っ張りあげたら、周りの方々が助けてくださったよ。
受付には、OBKでお顔を知っている(マイミクの)先生方がお手伝いしてくださっていて「わ~い!」と嬉しくなっちゃった。
会場についたら、わざわざ私のところまで来てくださって、ご挨拶に来てくださった先生も!

日本の大学には車椅子で初めて行ったんだけど、教室って長い机が椅子と引っ付いてて、くりんてまわるんだけど取れない。
机と机の間が狭いから(建築上)ドアの近くにいることになる。
自由に動けないので、あの先生のところに行きたい!と思っても、かごの中の鳥状態。(シンポジウムの会場が云々ではなく、ただ述べているだけです)
初めて車椅子の子が普通学級で暮らすとき、クラスメートに来てもらわないと、会話もできない不自由さを体験しました。
勉強になった。でも今回の場合は、いろんな先生方が、いろいろ配慮してくださったから私もあまり障害を感じなかったけど、でも学校生活は辛いやろなー・・・

正直、去年までの英語の先生の集まりは、かっこいい、ばりばり働いてる素敵な格好の先生方がたくさんいてて、そのなかにいるのはコンプレックスもあった。
でも、だんだん顔見知りが増えて、興味分野の話が聞けて、価値観が共有されている場にいると、気にならなくなったよ。
昨日は、なつかしくうれしい気持ちでした。(数ヶ月しか経ってないんだけど・・・)
私の大切な、大切な場所。
私に続くかもしれない子の大切な場所。
そう、講演の中で「知性が発揮されれば、順位は気にならない。それがなされないとき、いじめよりもその状況がつらい」とあった。I totally agree。

このシンポジウムは、去年のOBKの活動の流れと繋がるものがあって、学習障害や発達障害のフォロー。
そうそうたる先生方、てんこ盛りの内容。(ぶっちゃけこの値段でいいんだろうかというくらい、満載)
きっと、主催してくださった先生方も、参加された先生方(など)も、英語に何らかの関わりがあって、そういう困難を抱える子どもを助けたい先生方。
私もそうなんだけど、今現在、そういう子はたぶんいなくて(個性は豊かだけど)でも、今回は、私自身の病気のことを頭に入れた上で参加した。

私は二分脊椎を持ってうまれて、合併症は水頭症。
だから脳にシャントが入っているし、歩行障害があるし、泌尿器科の疾患がある。
膀胱のオペをしたのも、導尿しなきゃいけないのも、装具作りで整形外科のドクターと言い合いしたのも、それがあるから。
そして、おまけにアスピィだ。
1万円から180円がなかなかひけないのも、エレベーターを前向きで降りてターンしたらもうわからないのも、時計がないと、スケジュールどおりに動かないと、感覚が怪しいのも、隣の地下鉄の駅まで150kmとかいうのも、突然何かが起こってパニックを起こすのもきっとそのせい。
でも、もしかしたら、音に敏感なのとかは、水頭症のせいもあるのかも??と思い出してきた。
それは、同じ病気を持つ子のママのブログを読んでいて思った。

英語は完了形に苦労したんだよね。時間が完了したら過去になりますやん。
あと、受動態も怪しかった。だって立場を変えて話すんでしょ。そんなんわからんし・・・

私は数字はさっぱりダメだけど、国語と英語と社会はできた。
でも、思っていることは(弾丸トークの割りに)うまく表現できない。英語のほうができる。
それはきっと「習った言語」だから。
留学して、心身のことで帰国したとはいえ、授業に出れたり試験を受けれたり、エッセイを出せてたのは、環境が良かったから。
私は、もし(短期でも)留学したいという私みたいな子がいたら、サポートしたい。
だから旅行業の勉強もしている。

講話の中で、日本に4年生までいて、UKに行って、NZにいるディスレクシアの子のビデオがあった。
日本では受けられないサポートをたっぷり受けている。
白菜の友Dに言ったら、それは彼のお姉さんの時代には当然のことだったって。キーワードは「まなびやすい方法を探してあげる」

一応、うちの生徒は読み飛ばしとかはないみたいなんだけど、いろいろな方法を提示してあげたら楽しいよね。


ママブログの中に出てきたビジョントレーニングのチェックや、具体的な方法も知ったよ。
これはうちの生徒にも試してみよう。
教材の選び方や声かけしだい、工夫次第で障害が「みえない」くらい、ちょうどの教え方されてる先生の話も面白かった。
うちの個性豊かな子供達にはぴったりだわ。

障害者目線で参加したこのシンポジウム、最後の全体講演の前に痛みでリタイアしたんだけど、最初の全体講演も分科会も、めっちゃ良かった。分科会は選ばなきゃならなかったから、ホント迷いに迷ったわ。(←贅沢)
全国津々浦々から先生方をおよびして、講演してくださって、大きい建物のなかすごい数の参加者で、ものすごく大変な準備だっただろうなと思う。
(エレベーターを降りたら方向がわからなくなる私の為に、一人スタッフがついてくださったし)

すごく充実した一日だった。
参加できたことに感謝。シンポジウムがあったことに感謝。
水頭症はじめ、日本ではむずかしさを抱える子たち、絶対日本は変わります。
がんばろ。私も車椅子の先生としてがんばるからね。