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"Life is either a daring adventure or nothing at all"

車椅子女子会

2012年05月25日 09時18分31秒 | 二分脊椎
先週の土曜日、難波のブルービラボンで、車椅子女子会をしました。
時間足らんくらい喋ったかも?気が付くと22時頃。

マイミクのTちゃんは、東京に行ったときに会った子で、帰省中。
Hちゃんつながりで出会ったEちゃんはリアルでは初対面。
パンテーラ2台と、もう一台は前輪が電気ついてキラキラするんだよ、あれうらやましいわ。。。

ブルービラボンは、フレンズオフ会で行ったことがあって、エレベーターがあるから選んだよ。でもトイレが段だらけだった。あらら。。。
だけどね、予約したときに「車椅子3台です」って言ってたら、中央のスペースの椅子を6脚くらいとっぱらって広いスペースにして下さっていたよ。

フィッシュ&チップスと、サラダと、なんだったか忘れたお料理と、ワインとビールとスピリッツ。

二人とも私よりずいぶん若いので(日本の基準では)妹みたいな感じでした。

普段の生活の中で困ってることとか、健常の人との意識の違いとか、
身体のこととか、いろいろ話した。
声を(お手伝い)かけられることに対する感情の反応や
健常者になりたいかどうか、とか。。。

若いときは(笑)健常者になりたかったなぁ。
ハイヒールはいて、スカートはいて、駆け込み乗車してみたかった。
スカートと駆け込み(滑り込み)乗車はやったので、ハイヒール。

昔は靴屋さんとか、洋服屋さんとか、百貨店とか、フレンチレストランとか行けなかったんだけど、今は行ける。
たいして健常者になりたいっては思わなくなったかも。

年配の方々との関わりの中で、パターナりスティックな対応と、Give&takeの関係の見境がつかないとき、くっそ~!と思って
「足が良かったらなあ」とは思うけれど、瞬間の問題。
目下は、痛みとさまざまな症状のほうが、コントロールされたいなぁ。

だけどきっと、車椅子女子は、似たような道を若いときには通るんじゃないかな。育ち方や家族のサポートの有無で、反応は変わってくるだろうけれど。

「自分を受け入れられないのが、最大の障害」・・・

存在の意味に関しては、私自身は答えは出たと思っている。
だけど、この世で生産的な生活を送れないことに関しては、留学までしてなんでかなって悔しくはなるよ。
本当はせめてMAまでとって、社会学的な職種(あるいはジェンダー)につきたかった。まあ、社会学は範囲が広いので、つまりなんでもなんだけど。

理想は。。。Ph.Dとって、Lecturerになりたかったな。

そんな話をボランティアのアイルランド人にしたら、Japan Timesに載っていた稲原美苗さんのことを教えてくれたよ。
脳性マヒで、オーストラリアとイギリスに留学して、障害学、ジェンダー、痛みなど研究してて、今は立教大学の非常勤講師。
私がやりたかったことやってはる!いいなぁ!
どうやら彼女は痛みがなくて、家族のサポートもあるみたい。
そして脳性マヒのLecturerの外国人(UKの人?)と結婚してる。

結婚・出産に関しては、私はあんまり興味がないのだけど・・・
生まずして姪を育てた経験ができたし。

稲原さんも、最後はフルタイムの仕事を持ちたいって。
だけどきっと、日本ではフルタイムの仕事をするって、相当身体に負担がかかるんだろうなあ・・・

帰り道、難波で駅員さんに「一人で乗れますか?(板が必要ですか)」と聞かれたので「乗れません!」と即答したらTちゃんがウケてた。
だって私、危ないんだもん。

ヤングアメリカンズ②

2012年05月16日 21時07分06秒 | The Young Americans
②は、私目線で書こうかな。


今回、姪を参加させたので、会場へは1時間かかるし、帰るのは乗り換え2回プラスタクシーで面倒だし(・・・)、なにかお手伝いできないかな~と、ボランティアに申し込んでみた。

初めてで、右も左もわからないし、座っていられる時間は短いし、いきなり一度に情報が来るとパニックになるし、ワンチップメモリーだし、人と関わるの苦手だし。

でも、説明会の時から、いろいろ考えていただいて、まあ、やってみよう!って思えた。
案の定、受付のお仕事は、来場された方へのお声かけや、ご案内。
ひょ~、難しいなぁ~。



でも、姪を参加させた動機が、「楽しく、自分に挑戦して、自他ともに認めて、自己肯定感を持ってほしかった」から。
私がそれをせずにどうするよ。



とりあえず、じ~~っと観察して、流れを見て、YAの子供たちへの関わりや、スタッフさんの動きを見て、リーダーさんのほかのボランティアさんへの指示をよく聞いて。
(ストーカーか)


私は、目処がつくことや、準備がされていることは得意。


だから苦手な声掛けも、ほかのボランティアさんがおっしゃっていることを、よく聞いて「覚えた」。それも、社会学っぽくてとても楽しかった。
(だけど、私は真剣に観察すると、不機嫌に見えてしまうらしいのでそれはそれで・・・まあ・・・)



一日目は、テンションにびっくりしすぎて引いてしまったけど(Oh My god...と思った)それからはとにかく「場」を楽しんだ。ホワイエも、受付も、救護も、控室も。

”頭”がしんどくなったら、たまたま隣にカトリック高槻教会があったので、おみどうへ。


二日目以降は、黄色いTシャツ着てるのに、手拍子したり、踊りたくなっちゃうのを我慢しました。


OBKの方々もいらしたので、私の体調のことや「個」になることも知って下さっているので、控室で横になったりしながらの参加でした。感謝!
本当は、30分も座っていたら痛くてめまいがするはずなんだけど、なんかこの3日間はそれどころじゃなかったなぁ(笑)

ボランティアをさせていただいたお蔭で、ちらっとワークショップ中のお話や、YAのLion Kingも観ることができました。Lion Kingは、この「感動しない」私が崩れて泣きそうになりました。
本当に感動した、素晴らしかった。



二日目からはナースのTさんと、「救護」にいました。
「素」で私は子供に喋るんだけど、なかなか面白い会話がありました。

ある女の子がで来て、私に「なんでこれしてるん?」と聞いてきました。
Tさんはナースだから、と答えたら
「看護師って言わなかったら良かったね」(仕事しなくて良かったね、みたいな感じ)

そして私は「私、車椅子やねん。だから、ひとところにいたら物事やりやすいやん?」と言いました。パンテーラは、ばらばらにしておいてあったので、その子は私が車椅子って想像しにくかったみたい???
するとふしぎそうなその子が「でも・・・みんな車椅子じゃないよ。みんな、ほんとは車椅子なの?」

そこで私たちは、やっとその子が「なんで黄色いシャツの人はボランティア(仕事)をしたいと思ったのか」聞いてると気が付きました!
「やりたいからやってるんだよ。あなたは?」「やりたいから」「一緒やーん!」

休憩中、黄色いTシャツを脱いでいても「あの車椅子の救護にいる人」に、「足踏まれた」「バンドエイドとれた」など。。。わらわらわら。。。
Tさんのヘルプを少しして、ちょこちょこ記録をしたのだけど、いてて良かったわ。
何人かキッズの名前も顔も覚えられて、やることがあって良かった。


見学者で、受講生の弟らしい、まだ片言のあかちゃんとスロープで、ひたすらかけっこをしたり、なかなか楽しい時間を持ちました。



きっと、OBKのみなさん(みなさーん♪)は、私に慣れているにしても、ほかの皆さんは、正直、私に戸惑っただろうなと思う。
でもでも、そんなことはちっとも私は感じず、本当に温かく受け入れて下さって、「場」を見つけられる環境で、私は結構”マイワールド”に入っていた三日間だったけれども、声もかけて下さって、とーっても幸せでした。

今回は、長かったので”マイワールド”に入る自分も許しました。
その状況も楽しめました。(でもTシャツの時はちゃんとノルのは我慢した!)

感謝です。

ちび@ヤングアメリカンズ

2012年05月15日 18時55分38秒 | The Young Americans
ー「英語と音楽過ぎてもう・・・そこからぱっと違う世界みたいで、ダンスよりそれが疲れたわ」(留学したての子みたいな感じか?)

ー(誰も知ってる人はいないんだし、アンティは忙しいし、あなたのグループを見かけても埋もれてわかんないから大丈夫よ、と私)
「なんや、堂々と踊ってもいいんか。でもな、舞台に子供がいっぱいやからあんまり動かしたら人にあたるしな」(現実的だな)

ー(どっか食べに行く?と私)「もう。。。静かにゆったりと食べたいよ。今、音楽聞いたら首からあふれて勝手にダンスしちゃうんだよね」(首!)

ー「あのな、ヤングアメリカンズやのにアメリカンズじゃない人がいるで」(ヤングアメリカンズは多国籍です。日本人含)

ー(見学者のお子様とスロープでかけっこしていたのを見られて)「アンティ、仕事してんのん?」(すみませんな。翌日は二回「なにやってんの」と会場で言われた。)

ー(二日目、余裕が出てきたのか)「あのさ、アンティが仕事の間、外国人と子供と歌ったり踊ったりはあってたけどさ、忙しくて遊ぶ暇ないな」

ー(スーパーでYAに会って、アイスを買いに戻ったのを見て)「フリーダムだな。うちもアイス買おう」(”規則”から少し解放されたかな)

ー二日目の帰り道「来年も行くから」(行っていい?じゃなかった)

もちろん、一日目はまず緊張と興奮と解放感と達成感で、ベッドでしゃべりながら文章の途中で寝てました。テンションが高くてびっくりしました。

朝は低血圧で弱いのに、さっさと起きてすごい身支度の速さ。

そして、小さいころから英語は知っていて蓄積されているけれども、自信のなさと怖さから発話がなかったのに、「○○ってどういうんだっけ」と言ったり、
サインをいただくのに奮闘したり、
本番では、彼女のグループが車いす席の横の扉から入ってきたのがどうやら間違いだったらしく、YAが子供たちに質問していたときは、私の前でも堂々としゃべっていたし。(火事場の馬鹿力か)

良かった良かった。

ついでに、方向音痴の私のために二日目の朝は、フロントで会場までの道順を聞き、途中でもコンビニの店員さんに聞いていました。
ラーメン屋さんでおたまみたいなやつにネギがついていたときも(要するに洗えてなかった)ちゃんと店員さんに言えたしね。

いきなり訳も分からないところに入れられて、でも楽しめて、英語のプールに飛び込んで、挑戦を受けて、自分に勝ったね。I am so proud of you, matey potaty.

ヤングアメリカンズ①

2012年05月15日 12時44分26秒 | The Young Americans
5/11(FRI)-5/13(SUN)高槻であった、ヤングアメリカンズのアウトリーチプログラムに、ちび(小5)と行ってきました。

ヤングアメリカンズ→ http://jibunmirai.com/ya/index.html

素晴らしかったよ!

基本的にお世辞は言えない性格の私。
でも、これは良かった!

歌とダンスと、自己肯定と、自己表現と・・・
学ぶことがいっぱいでした。

ちびは、お風呂やカラオケで歌っても、人前に出るとか踊るとか、絶対に嫌がるので、
「アンティは英語の先生とお仕事だから、荷物が多いからついてきてくれる?お仕事終わるまで外国人と子供たちと遊んで待っててね」と言って連れ出しました。

土曜日は参観だったし、塾はテストだったけど、参観はお休み、テストは事前に受けて、準備万端。
次々用意されていく靴、運動できる服、軽食に不信感を抱きつつも、素直についてきてくれました。ありがとう!

私はスタッフさんをさせていただくので、受付前の子供がごった返しているところで、超手短にちびに説明して、中に・・・
かわいそうに、最初は腹が立って泣きそうだったらしく、初めの練習も不安そうでした。
でも!一日目終了時にはにこにこで出てきてくれました!楽しかったそうです!

私は・・・
直前に褥瘡が感染し、感染の数値が通常の19倍、白血球が9000を超えてしまい、このままだと月曜日の様子で入院。。。という中での参加でした。
でも、抗生物質が良く効き、シフトも考慮していただき、休憩室も広くて、とても楽しく参加できました。
ほとんど黄色いスタッフTシャツ着て、ちびちゃんと遊んだり、あちこちフラフラしていたのですが、でも!

今までの経験の中も数本の指に入る経験でした。


大学でAmerican Culture and the Mediaというクラスをとったとき、大音量で流れるMVや、American StudiesのJazzのときを思い出したわ。
ちょっと私も最初ひいてしまったよ。
You Tubeで検索するといくつか画像が見れます。
準備体操からして、このノリ。元気やわぁ。

これに、ジムなみのダンスと歌のレッスンがつぎつぎ会場のあちこちで行われて・・・
小学校一年生から保育専門学校生までが、みっちり楽しくやっていました。


どんな子でも大切、違っていて素晴らしい。間違ってもいいんだよ。
あなたは大切。
そんなメッセージをちりばめながら、ワークショップは進んでいきました。

2Fへはエレベーターがなかったのでその様子はわかりませんが、たった三日間で何百人もの子供たちが、ショーを作り上げる・・・
最初は「どうやってたった三日で?」と思いましたが、実際見てみて、不可能はないんだ!と思いました。


ちなみに大人のためのワークショップがあって、私はまず日程的に無理だったんだけど、頭のどっかには「でも、踊るんでしょ?車椅子でどうすんの」という意識がありました。
実際見てみて、またちびが踊るをみて、まあなんて複雑なステップだこと!
無理無理!!

でもね、スタッフさんの中には、その大人のワークショップ経験者が何人もいらして、私を誘ってくださったりしたのよ。目の見えない方や、義足の方もいらしたんだって。
いつかは日程調整して、(お金ためて、体力つけて)参加したいな。
車椅子の子が参加したことがあるらしいから、私ができないってこともないんだし。

次の目標・・・