あーとしあたーぎる「ど」→「ど」なるど・さざーらんど(ドナルド・サザーランド)
マイケル・ダグラスは器用な俳優さんで、声の感じも、さらにいえばプライベートで話題と「なっちゃった」セックス中毒に関しても「このひとなら、あり」と思えるほど個人的には好きだけれど、それ以上に父親のカーク・ダグラスのほうが好き。
「問題児」チャーリー・シーンも好きだけれど、それ以上に父親のマーティン・シーンのほうが好き。
「その逆」バージョンとしては・・・
娘リヴ・タイラーのほうが、父親スティーブン・タイラーより好き。
娘アマンダ・プラマーのほうが、父親クリストファー・プラマーより好き。
娘ジェニファー・ジェイソン・リーのほうが、父親ビッグ・モローより好き。
・・・って、男/女で「より好き」を選ぶ場合、そりゃ男だったら女子を選びがちになるわな。
さて。
若いころは「ヤンチャなガキ」「悪と迎合する、厄介な青年」役ばかり、しかしジャック「24」バウアーを演じ、イメージをがらりと変えたキーファー・サザーランドも好きな俳優のひとり、、、なんだけれど、
やっぱり、父親のドナルドさんのほうが好き。
顔や図体、佇まいから漂ってくる「悪」のイメージは凄まじく、ほとんど善人を演じることがない。
冷酷。
狡猾。
そいでもって、自己保身。
最高の演技力で、最悪なキャラを嬉々として演じる。
現在77歳の名優は、カナダ出身。
あの冷たい感じはカナダ産によるものか・・・といったら、ちょっと偏見に過ぎるか。
ロバート・アルトマンの快作『M★A★S★H マッシュ』(70)で注目され、
30~40代のころは、それほど「悪」のイメージはなく、『ジョニーは戦場へ行った』(71…文末動画)では「神」のようなキャラクターを不思議な存在感で演じ、
ベルトリッチの『1900年』(76)、レッドフォードの『普通の人々』(80)と名作への出演がつづく。
しかし「ジジイ」と呼ばれる年齢になると、途端に「ワルキャラ」が似合うように。
『ロックアップ』(89)では、私怨から受刑者スタローンを徹底的にいじめる刑務所長を。
『JFK』(91)の「ミスターX」は、けっして悪いキャラではない、むしろ主人公の検事に「ヒント」を与える助っ人のはずなのに、「なぜか」胡散臭さ全開。
『バックドラフト』(91)では放火常習犯を、『アウトブレイク』(95)ではウィルス発生の陰謀に関わる「嫌~~なヤツ」を演じる。
事件・騒動の中核には、必ずヤツが居る―みたいな。
もちろん「まさか、コイツが!?」という意外性も映画には必要だけれど、
誰の目にも明らかな「やっぱり、コイツなんだよね」という分かり易さだって必要で。
種明かしより物語の筋よりテーマが重視される場合・・・
まぁちょっと乱暴な意見にはなってしまうけれど、「絵」だけで「コイツが悪いキャラ」と表現出来たほうがいいわけで、
だからドナルドさんはきょうも、「悪いキャラは居ないかな?」とニコニコしながらオファーのかかった脚本を読んでいる、、、はずである。
※観たひとのほとんどは、なぜか「ジョニ戦」と略すようになる。
「暗い感動」とは、こういう映画を観たあとの心理状態を指すんだろうな。
辛い映像体験だが、観てよかったと、きっと思えるはず。
次回のしりとりは・・・
どなるど・さざーらん「ど」→「ど」ん・さばてぃーに。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『おつかれさま―が、多かった年』
マイケル・ダグラスは器用な俳優さんで、声の感じも、さらにいえばプライベートで話題と「なっちゃった」セックス中毒に関しても「このひとなら、あり」と思えるほど個人的には好きだけれど、それ以上に父親のカーク・ダグラスのほうが好き。
「問題児」チャーリー・シーンも好きだけれど、それ以上に父親のマーティン・シーンのほうが好き。
「その逆」バージョンとしては・・・
娘リヴ・タイラーのほうが、父親スティーブン・タイラーより好き。
娘アマンダ・プラマーのほうが、父親クリストファー・プラマーより好き。
娘ジェニファー・ジェイソン・リーのほうが、父親ビッグ・モローより好き。
・・・って、男/女で「より好き」を選ぶ場合、そりゃ男だったら女子を選びがちになるわな。
さて。
若いころは「ヤンチャなガキ」「悪と迎合する、厄介な青年」役ばかり、しかしジャック「24」バウアーを演じ、イメージをがらりと変えたキーファー・サザーランドも好きな俳優のひとり、、、なんだけれど、
やっぱり、父親のドナルドさんのほうが好き。
顔や図体、佇まいから漂ってくる「悪」のイメージは凄まじく、ほとんど善人を演じることがない。
冷酷。
狡猾。
そいでもって、自己保身。
最高の演技力で、最悪なキャラを嬉々として演じる。
現在77歳の名優は、カナダ出身。
あの冷たい感じはカナダ産によるものか・・・といったら、ちょっと偏見に過ぎるか。
ロバート・アルトマンの快作『M★A★S★H マッシュ』(70)で注目され、
30~40代のころは、それほど「悪」のイメージはなく、『ジョニーは戦場へ行った』(71…文末動画)では「神」のようなキャラクターを不思議な存在感で演じ、
ベルトリッチの『1900年』(76)、レッドフォードの『普通の人々』(80)と名作への出演がつづく。
しかし「ジジイ」と呼ばれる年齢になると、途端に「ワルキャラ」が似合うように。
『ロックアップ』(89)では、私怨から受刑者スタローンを徹底的にいじめる刑務所長を。
『JFK』(91)の「ミスターX」は、けっして悪いキャラではない、むしろ主人公の検事に「ヒント」を与える助っ人のはずなのに、「なぜか」胡散臭さ全開。
『バックドラフト』(91)では放火常習犯を、『アウトブレイク』(95)ではウィルス発生の陰謀に関わる「嫌~~なヤツ」を演じる。
事件・騒動の中核には、必ずヤツが居る―みたいな。
もちろん「まさか、コイツが!?」という意外性も映画には必要だけれど、
誰の目にも明らかな「やっぱり、コイツなんだよね」という分かり易さだって必要で。
種明かしより物語の筋よりテーマが重視される場合・・・
まぁちょっと乱暴な意見にはなってしまうけれど、「絵」だけで「コイツが悪いキャラ」と表現出来たほうがいいわけで、
だからドナルドさんはきょうも、「悪いキャラは居ないかな?」とニコニコしながらオファーのかかった脚本を読んでいる、、、はずである。
※観たひとのほとんどは、なぜか「ジョニ戦」と略すようになる。
「暗い感動」とは、こういう映画を観たあとの心理状態を指すんだろうな。
辛い映像体験だが、観てよかったと、きっと思えるはず。
次回のしりとりは・・・
どなるど・さざーらん「ど」→「ど」ん・さばてぃーに。
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
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明日のコラムは・・・
『おつかれさま―が、多かった年』
いい人間役なら「スペース・カウボーイ」赤毛の女医さんが見てるぞと言われ 頑張って走る まだ枯れてない熟年男性キャラ
この父と息子では 断然 お父上のドナルド様です
キーファさんは「24」他で いい役を演じても 本当はあんた悪い奴でしょう?って目で観てしまいます
凄み加減が 雲泥の差です
ほんとに憎らしく演じるのは・・・・
先日亡くなった大滝秀治さんは東映時代最も憎らしい悪役でしたが年取ったら採ってもよいおじいさんになりましたね。
外国の悪役のひとは最後まで悪役なのかしら~(^^?