Cape Fear、in JAPAN

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シネマしりとり「薀蓄篇」(518)

2024-10-22 00:10:00 | コラム
しどびしゃ「す」→「す」ーざんさらんどん

サランドン78歳、
ティム・ロビンスとのラブラブで知られる女優さんですが、彼とは2009年にパートナー関係を解消。
(若いころに結婚したクリス・サランドンとの離婚後も、姓はそのままにして活動をつづける)


そのころから―というか、元から筋金入りではあったものの、顕著になったというか「日本でも」報道されるようになったのは2000年代後半からでしょう、
リベラル派を名乗り、
とくにガザ問題に関しては急先鋒として国家を糾弾するスタンスを取っています。

ジェームズ・ウッズが過激な論調を繰り返し評判を下げ、
(ひとつ引っかかるのが、ウッズは『オッペンハイマー』の制作者のひとりであるということ!)

タランティーノがイスラエル支持を表明したに等しい軍事基地訪問で映画ファンを動揺させるいっぽうで、

デ・ニーロは口汚くトランプを攻(口)撃し、
ショーン・ペンはカメラを持ってウクライナに入り、

そしてサランドンは映画キャリアを終えてもいいという覚悟で政治的発言を繰り返す。

さて、わが国では―。
最初に断っておくけど、べつに彼の批判じゃないからね。

日米のちがい、、、みたいなものとして、これほど分かり易いものはないと思うから取り上げると・・・

俳優・笠松将が『ワイドナショー』で発言したことが話題となってます。

アナウンサー豊崎由里絵「おっしゃること分かりますけど。でもこのあとやっぱ選挙があるので、ボールが私たちに投げられちゃうわけですよね。それを考えると、このひとがどういうひとで、今後どういうことを計画してるのかっていうのは、やっぱり、いま見ておかないとなかなか選挙行動に結びつかない」
笠松「そこが結局は、でも何もじゃあよくなったか、わるくなったかっていったときに、よくなってないが何年も続いてるわけですよね。もちろん、よくなってるとこもある。悪いところもある。てなったときにじゃあ見てても見てなくてもそうなるんだったら、もっとなんか他のことやったほうがって、思っちゃうんですよね、僕は(中略)ぶっちゃけ、えっ、時間もったいなくない?」
泉谷しげる「バカヤロウですよ」

この感覚が、投票率の低さの正体かなって思ったり。
彼はまだ30代前半だから、これから変わるのかもしれないし、このままずっと同じ感じなのかもしれない。

ただ、これはあらゆることにいえると思うのだけれど、なにかを変えるにはまず当事者意識だろうと。

この話をつづけると止まらないのでブレーキかけますが、
サランドンすげー!と感嘆しつつ、俳優としても素晴らしいので、キャリアが停滞しているのはちょっともったいない気もして。


彼女の代表作は、以下の3つだと思います。


『ぼくの美しい人だから』(90)

年齢差のあるカップルが描かれる物語は、大抵は男のほうが年上。
この映画は、それが逆転しているところに新味がありました。



『テルマ&ルイーズ』(91)

少し前に4K版が公開。
遅れてやってきた、おんなのニューシネマ!



『デッドマン・ウォーキング』(95)

死刑制度に疑問を投げかけるティム・ロビンス監督作。
しかも共演はショーン・ペン、すごいトライアングル!



次回のしりとりは・・・
すーざんさらん「どん」→「どん」こるれおーね。

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明日のコラムは・・・

『事件は、夜に起こったわけじゃない。。。』
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