
スターの列伝、後半戦です^^
<経歴>
映画俳優デビュー作は、ブルック・シールズ主演の『エンドレス・ラブ』(81)。
ほんの数秒しか登場しない、超のつく端役でした。
最初からスターだったわけではありません、
『タップス』(81)なんて顔がはちきれんばかりのムッチムチ感があるダサめのビジュアルであったし、
コッポラの『アウトサイダー』(83)にしても目立っているのはC・トーマス・ハウエルやマット・ディロンのほうでした。
しかし同年の『卒業白書』(83)では堂々の主演、
ダサさは少し残っていますが、共演したレベッカ・デモーネイの魅力にも助けられスマッシュヒットを記録。

リー・トンプソンと共演した『栄光の彼方に』(83)、
いま思うと「これをリドリー・スコットが!?」と驚いてしまう『レジェンド/光と闇の伝説』(85)を経た86年、リドリーの実弟トニーによる空軍アクション『トップガン』に主演、これが世界的な大ヒットを記録し「本作から」スター俳優としてのキャリアが始まりました。
みながいうことですが…いま観たら、ずいぶんヘンテコな映画なのですけれどね。
MTVと映画の融合というか、それは『ロッキー4』(85)あたりにもいえることですが。

同年にはスコセッシによる『ハスラー2』(86)にも出演、大先輩ポール・ニューマンと演技対決を展開する―この流れ、「次に来るスターは彼だ!」みたいな雰囲気が業界にはあったということなのでしょうね^^
エリザベス・シューと共演した青春映画『カクテル』(88)、ダスティン・ホフマンと共演した『レインマン』(88)、
共演者(ニューマンとホフマン)にオスカーをもたらす若者として面白いポジションを築き始めた89年、実在した反戦活動家ロン・コービックを熱演した『7月4日に生まれて』で、今度は自身がオスカーに初ノミネートされる。

ニコール・キッドマンとの出会いを作った『デイズ・オブ・サンダー』(90)、つづく『遥かなる大地へ』(92)、
ジャック・ニコルソン、デミ・ムーアと共演した軍事法廷モノ『ア・フュー・グッドメン』(92)、『ザ・ファーム 法律事務所』(93)。
94年、人気小説を映画化した『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』で吸血鬼レスタトを好演。
人気が出てきたばかりのブラピだけは不評、
トムさんと少女キルスティン・ダンストは絶賛されました。

96年には人気テレビドラマを映画化した『ミッション:インポッシブル』のシリーズがスタート、

2002年にパート2、2006年にパート3、2011年にパート4の「ゴースト・プロトコル」、2015年にパート5の「ローグ・ネイション」、2018年にパート6にあたる「フォールアウト」、
そして2023年に「デッドレコニング PART ONE」が公開される。
もうスパイって感じがしないですけどね、まぁでも面白いからいいや(^^;)
『ザ・エージェント』(96)、
キューブリックの遺作『アイズ ワイド シャット』(99)、
PTAの大傑作『マグノリア』(99)、
スペイン映画の佳作をリメイクした『バニラ・スカイ』(2001)、
フィリップ・K・ディックの代表作をスピルバーグが映画化した『マイノリティ・リポート』(2002)、

渡辺謙や真田広之、小雪と共演した『ラスト サムライ』(2003)、、、を観ている日本人はすごく多そう。
『コラテラル』(2004)も『宇宙戦争』(2005)もいいし、このころには敵なし。
その余裕がそうさせたのでしょう、
悪ノリぎりぎりともいえる『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』(2008)ではこんな格好をしています笑笑

そのほかの主演作に・・・
『ワルキューレ』(2008)、渋いアクションがたまらない『アウトロー』(2012)、
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)、
『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』(2016)、
珍しく批評・興行の両面で失敗した『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』(2017)、
『バリー・シール/アメリカをはめた男』(2017)などなど。
2022年―30年以上が経過してからの続編『トップガン マーヴェリック』はコロナショックのもとで辛抱強く制作され、閑散とした映画館に再び観客を呼び戻して映画界から尊敬を集める。

最新作は、『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(2025)。
正真正銘のスターではありますが、いまはなんか可能なかぎりスタントを用意しない肉体派って感じがしますよね。
還暦過ぎているのに、バケモノであることはたしかです!!
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(194)トム・サイズモア』
<経歴>
映画俳優デビュー作は、ブルック・シールズ主演の『エンドレス・ラブ』(81)。
ほんの数秒しか登場しない、超のつく端役でした。
最初からスターだったわけではありません、
『タップス』(81)なんて顔がはちきれんばかりのムッチムチ感があるダサめのビジュアルであったし、
コッポラの『アウトサイダー』(83)にしても目立っているのはC・トーマス・ハウエルやマット・ディロンのほうでした。
しかし同年の『卒業白書』(83)では堂々の主演、
ダサさは少し残っていますが、共演したレベッカ・デモーネイの魅力にも助けられスマッシュヒットを記録。

リー・トンプソンと共演した『栄光の彼方に』(83)、
いま思うと「これをリドリー・スコットが!?」と驚いてしまう『レジェンド/光と闇の伝説』(85)を経た86年、リドリーの実弟トニーによる空軍アクション『トップガン』に主演、これが世界的な大ヒットを記録し「本作から」スター俳優としてのキャリアが始まりました。
みながいうことですが…いま観たら、ずいぶんヘンテコな映画なのですけれどね。
MTVと映画の融合というか、それは『ロッキー4』(85)あたりにもいえることですが。

同年にはスコセッシによる『ハスラー2』(86)にも出演、大先輩ポール・ニューマンと演技対決を展開する―この流れ、「次に来るスターは彼だ!」みたいな雰囲気が業界にはあったということなのでしょうね^^
エリザベス・シューと共演した青春映画『カクテル』(88)、ダスティン・ホフマンと共演した『レインマン』(88)、
共演者(ニューマンとホフマン)にオスカーをもたらす若者として面白いポジションを築き始めた89年、実在した反戦活動家ロン・コービックを熱演した『7月4日に生まれて』で、今度は自身がオスカーに初ノミネートされる。

ニコール・キッドマンとの出会いを作った『デイズ・オブ・サンダー』(90)、つづく『遥かなる大地へ』(92)、
ジャック・ニコルソン、デミ・ムーアと共演した軍事法廷モノ『ア・フュー・グッドメン』(92)、『ザ・ファーム 法律事務所』(93)。
94年、人気小説を映画化した『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』で吸血鬼レスタトを好演。
人気が出てきたばかりのブラピだけは不評、
トムさんと少女キルスティン・ダンストは絶賛されました。

96年には人気テレビドラマを映画化した『ミッション:インポッシブル』のシリーズがスタート、

2002年にパート2、2006年にパート3、2011年にパート4の「ゴースト・プロトコル」、2015年にパート5の「ローグ・ネイション」、2018年にパート6にあたる「フォールアウト」、
そして2023年に「デッドレコニング PART ONE」が公開される。
もうスパイって感じがしないですけどね、まぁでも面白いからいいや(^^;)
『ザ・エージェント』(96)、
キューブリックの遺作『アイズ ワイド シャット』(99)、
PTAの大傑作『マグノリア』(99)、
スペイン映画の佳作をリメイクした『バニラ・スカイ』(2001)、
フィリップ・K・ディックの代表作をスピルバーグが映画化した『マイノリティ・リポート』(2002)、

渡辺謙や真田広之、小雪と共演した『ラスト サムライ』(2003)、、、を観ている日本人はすごく多そう。
『コラテラル』(2004)も『宇宙戦争』(2005)もいいし、このころには敵なし。
その余裕がそうさせたのでしょう、
悪ノリぎりぎりともいえる『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』(2008)ではこんな格好をしています笑笑

そのほかの主演作に・・・
『ワルキューレ』(2008)、渋いアクションがたまらない『アウトロー』(2012)、
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)、
『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』(2016)、
珍しく批評・興行の両面で失敗した『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』(2017)、
『バリー・シール/アメリカをはめた男』(2017)などなど。
2022年―30年以上が経過してからの続編『トップガン マーヴェリック』はコロナショックのもとで辛抱強く制作され、閑散とした映画館に再び観客を呼び戻して映画界から尊敬を集める。

最新作は、『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(2025)。
正真正銘のスターではありますが、いまはなんか可能なかぎりスタントを用意しない肉体派って感じがしますよね。
還暦過ぎているのに、バケモノであることはたしかです!!
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明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(194)トム・サイズモア』
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