59年12月31日生まれ・62歳。
アメリカ出身。
本年上半期におけるビッグサプライズのひとつは、『トップガン マーヴェリック』の出来のよさ(!)と、米国における異様な興行記録、そしてこの映画に前作のライバル「アイスマン」ことヴァル・キルマーが「ファンサービス」というより「けじめ」として出演したことでしょう。
本人ははっきりとは明かしていなかった、けれども映画ファンはなんとなく知っていた「咽頭がん」による闘病。
いちど声を失い、AI技術によって再び会話出来るようになったという。
コロナによる制作の遅れが、ここでは吉と出たのかもしれないよね。
この再共演に、胸を熱くしたおじさんは多いことでしょう^^
※この映画を支えているのは、なんにもしないブラピ、映画史上で最高の演技対決を拝めるウォーケン・デニホパ、そして、ほとんど映らないエルビスを演じたキルマーさんなのです!!
<経歴>
元嫁は、同業者ジョアンヌ・ウォーリー。
ジュリアード音楽院演劇科卒業。
(同期にケビン・スペイシー!)
映画俳優デビュー作は、84年の『トップ・シークレット』。
『天才アカデミー』(85)を経た86年、トニー・スコット&トム・クルーズによる超大作『トップガン』の相手役に大抜擢され注目を受ける。
当時の自分は、この映画好きでなかったんですよね。
じつはそれは、いまでも変わっていません。
本年の続編は大歓迎で大絶賛していますが、なんというか、平気でミグ(旧ソ連製)を撃ち落とす無神経な展開に「どうなんだろ…」とガキながら思ったものです。
88年、ファンタジー活劇『ウィロー』で主役を演じる。
綻びは散見されますが、割と好きです。
『もういちど殺して』(89)、
ジム・モリソンの伝記映画で「ジムそっくりさん」以上の演技を披露した『ドアーズ』(91)。
こちらのシーンは、人気番組『エド・サリヴァン・ショー』で、代表曲『ハートに火をつけて』の「煽り歌詞」部分を変更するよう迫られ、でもオリジナルのまま歌っちゃった―という逸話を再現したところです…しかし、すごいキャスティングよね、バンドメンバーがケビン・ディロン、マクラクラン、フランク・ホエーリーって!!
『ブロンディー/女銀行強盗』(93)、上にリンクした『トゥルー・ロマンス』(93)、ドク・ホリデイを演じた西部劇『トゥームストーン』(93)、
いまとなっては不評が気の毒、だってバットマンの本来のイメージはこっちだったから…とさえ思う『バットマン フォーエヴァー』(95)で主人公を熱演したり、
デ・ニーロやパチーノの演技「圧」に負けなかった『ヒート』(95)、
『ゴースト&ダークネス』(96)、『セイント』(97)など大活躍の90年代でした。
『ポロック 2人だけのアトリエ』(2002)、『アレキサンダー』(2004)、『バッド・ルーテナント』(2009)、『ブラッド・アウト』(2011)などなど、
忘れたころに出演作が公開され、映画ファンは「ちょっと安心」したものの、90年代に比べると失速具合が尋常ではありません。
どの時点で癌を患っていたのかは分かりませんが、本人がそれを明かしたのは2017年のことでした。
そして本年、『トップガン マーヴェリック』で復活。
このひとが出ていたかいなかったかで、作品そのものの価値も変わっていたと思いますよ^^
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(26)ヴァンサン・カッセル』
アメリカ出身。
本年上半期におけるビッグサプライズのひとつは、『トップガン マーヴェリック』の出来のよさ(!)と、米国における異様な興行記録、そしてこの映画に前作のライバル「アイスマン」ことヴァル・キルマーが「ファンサービス」というより「けじめ」として出演したことでしょう。
本人ははっきりとは明かしていなかった、けれども映画ファンはなんとなく知っていた「咽頭がん」による闘病。
いちど声を失い、AI技術によって再び会話出来るようになったという。
コロナによる制作の遅れが、ここでは吉と出たのかもしれないよね。
この再共演に、胸を熱くしたおじさんは多いことでしょう^^
※この映画を支えているのは、なんにもしないブラピ、映画史上で最高の演技対決を拝めるウォーケン・デニホパ、そして、ほとんど映らないエルビスを演じたキルマーさんなのです!!
<経歴>
元嫁は、同業者ジョアンヌ・ウォーリー。
ジュリアード音楽院演劇科卒業。
(同期にケビン・スペイシー!)
映画俳優デビュー作は、84年の『トップ・シークレット』。
『天才アカデミー』(85)を経た86年、トニー・スコット&トム・クルーズによる超大作『トップガン』の相手役に大抜擢され注目を受ける。
当時の自分は、この映画好きでなかったんですよね。
じつはそれは、いまでも変わっていません。
本年の続編は大歓迎で大絶賛していますが、なんというか、平気でミグ(旧ソ連製)を撃ち落とす無神経な展開に「どうなんだろ…」とガキながら思ったものです。
88年、ファンタジー活劇『ウィロー』で主役を演じる。
綻びは散見されますが、割と好きです。
『もういちど殺して』(89)、
ジム・モリソンの伝記映画で「ジムそっくりさん」以上の演技を披露した『ドアーズ』(91)。
こちらのシーンは、人気番組『エド・サリヴァン・ショー』で、代表曲『ハートに火をつけて』の「煽り歌詞」部分を変更するよう迫られ、でもオリジナルのまま歌っちゃった―という逸話を再現したところです…しかし、すごいキャスティングよね、バンドメンバーがケビン・ディロン、マクラクラン、フランク・ホエーリーって!!
『ブロンディー/女銀行強盗』(93)、上にリンクした『トゥルー・ロマンス』(93)、ドク・ホリデイを演じた西部劇『トゥームストーン』(93)、
いまとなっては不評が気の毒、だってバットマンの本来のイメージはこっちだったから…とさえ思う『バットマン フォーエヴァー』(95)で主人公を熱演したり、
デ・ニーロやパチーノの演技「圧」に負けなかった『ヒート』(95)、
『ゴースト&ダークネス』(96)、『セイント』(97)など大活躍の90年代でした。
『ポロック 2人だけのアトリエ』(2002)、『アレキサンダー』(2004)、『バッド・ルーテナント』(2009)、『ブラッド・アウト』(2011)などなど、
忘れたころに出演作が公開され、映画ファンは「ちょっと安心」したものの、90年代に比べると失速具合が尋常ではありません。
どの時点で癌を患っていたのかは分かりませんが、本人がそれを明かしたのは2017年のことでした。
そして本年、『トップガン マーヴェリック』で復活。
このひとが出ていたかいなかったかで、作品そのものの価値も変わっていたと思いますよ^^
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明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(26)ヴァンサン・カッセル』
『マーヴェリック』の、トムちゃんの驚異的な若さにも驚かされますが、それ以上に、キルマーさんの、きちんと歳を取ったリアリティが映画を深いものにしていると思うのです^^
それと西部劇だと「トゥームストーン」のドク・ホリディ
ーOK牧場の決闘関連映画はわりと好きなんです
バート・ランカスターとカーク・ダグラス共演の映画が好きだったので
どうしてもこの映画のドク・ホリディが出てきちゃいます・笑
闘病して そこからの出演
それだけでも 泣かせますね