今日、ドイツのピアニスト、Gerhard Oppitz(ゲルハルト・オピッツ)のコンサートで、
佐倉の音楽ホールに行って来ました。
大好きなベートーヴェンのピアノソナタ。
ですが、中々ピアノだけの演奏を聴く機会がなく、以前行ったのは、
ピアノの名曲を集めたもので、「月光」と「エリーゼの為に」がベートーヴェンの曲で取り上げられていました。
今回は、「悲愴」「月光」「テンペスト」「熱情」の超有名なベートーヴェンのピアノソナタ4曲。
去年か一昨年、この人のコンサートのチラシを観たんですが、日が合わずで・・・
いやあ、有名どころの曲なので、いいですよ。
月光という名前は、その曲を聴いた人が評した内容が、まるで月光を思わせる・・・と言ったからで、
作曲者が名前をつけた訳ではないのは有名ですが、パンフにあったオピッツ氏の言葉で、
親友を無くした事が背景にある悲しい曲という紹介がされていましたが、自分の印象と同じだ。
悲しいけど美しい、誰もが知ってる名曲の一つです。
ほか曲・・・悲愴だって誰もが聴いたことがある名曲。
贅沢な時間でした。
今回演奏の曲全てCDで持っていますが、それが目の前で聴けて素直に嬉しい。
席も真横から見るような位置で中々良かった。
それにしても、指のすばやい動きだけでなく、あの足・・・
小刻みに上下させて、まるでプロドライバーの微妙なアクセルワーク。
あんな風にして弾いているのか・・・指だけでもこんがらがりそうですが・・・
ゆっくりの曲でも音は結構低音も出ていて、響いてきます。
音の余韻も大事にして、会場から音が消えるまで待っている部分とか、こちらも聴き耳立ててしまいました。
そして、あの人となりがいい・・・感じのいいおじいさんです。
演奏後も、拍手に応えてニコニコしながらステージでお辞儀してたり、
終わった後も、CDを買った人にサインをしていて、これまたニコニコしっぱなし。
なんかこう、あの笑顔も印象に残ってます。
さて、勢いで来週同じ場所でやる第九も買ってしまった・・・
今年はあと二回コンサートに行きます。曲は同じ第九ですけど・・・
ついでに、来年3月に同じ場所でやる、バッハのマタイ受難曲講座という、曲と解説みたいなものを、
チケット購入・・・まだ全曲持ってませんけどね。
全曲集だとCD3枚。自分が持っているのは抜粋盤ですが、もう教会にいるみたいな感じに浸れる曲です。
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