これからGWが始まる・・・一部はもう始まっている・・・・けど、
まったく初っ端から午前様とは参った。
別に、どこに行くと決め手なかったけど・・・汗
始発からいすみに行くかとか頭をよぎったくらい。
さて、ファウストの第2部を、抜粋の解説と、本編と、同時進行で読み進めてたのが、
両方とも昨日読み終えたとこで、
今は同じもので新訳版のものを最初から読んでいるとこという、ファウストにハマッている状況です。
とにかく、色んな本を読んできましたが、どこかでとりあげられたり、
ファウストをものの例えに使ったり、とにかくよく聞く。
一番最初は999の黒騎士だったりするかも。
一番最近はマーラーの「千人の交響曲」の第2部が、ファウストの最終場面そのままってとこだったり、
その前は、「20世紀のファウスト」という歴史の裏舞台的な本を読んでたわけです。
なんかこう、今度はこれ(ゲーテのファウスト)を読めと言われたかのようです。
本に呼ばれた・・・という感じ。
これが、まだ分からない部分もあったりする。
古代の神々の名前やら由来など、解説にもあったけどドイツ人でさえ解説読まなきゃ
詳しいことは分からないという部分は、確かになあ。
ただ、そういう場面以外では面白い。今でも通用する。
悪魔と契約したファウストが、
ある国の財政を立て直すのに、紙幣を増刷しまくる話が出てくる。
皇帝や大臣などを手玉にとり、素晴らしいと言わしめる。
いまの世界経済を映しているようでぎょっとする。
ゲーテが24歳で書き始め、82歳で書き終えたと、今持っている岩波文庫の表紙には書いてある。
1740年~1832年まで生きた作者という訳なので、
ちょうどモーツァルトやベートーヴェン、シューベルトが活躍してた頃、書かれている。
政治が恣意的なものだというのも昔から変わってない。
皇帝と偽の皇帝との戦において、魔法で大水が見えるとコロッと引っかかり、
敵を一気に蹴散らす部分など、真実が見ようとしない人間を皮肉っているようにも思える。
これを読んでいたら、このオペラというのも観てみたくなった。
小説というか戯曲なので、台本みたいな感じだし、中にはシーンに沿って合唱の場面とか、
演奏の指示もある。ここで管弦楽が終わるとか・・・読んでると、
一回、オペラに挑戦してみるのもいいかもと思っている。
ただしよく知っているものだけ・・・
| Trackback ( 0 )
|