maruの下手の横好き写真とつぶやき
写真を撮ったり、音楽(クラシック・ロック)をよく聴き、読書は古典(主に哲学中心)がメインです。全体主義社会の動きに警戒。
 





今週は、ベートーヴェンの3番。エロイカ(英雄)です。エロイいかではありません。
これを書いている土曜日は雨で、とりあえず久しぶり?に家にいて、
音楽を聴いたりしています。

何故か、この3番は今まで聴いた回数が少ない超有名な曲でした。
生演奏でも聴いた事があるのになあ。
いつも5、6、7、9に偏っていて、
たまに4、8がくるかな・・・
って、これでは競馬みたいですね。
でも競馬はやりません。宝くじもやりません。

聴いていなかったといっても、第一楽章の主題は有名で、
タ~ラタ~ラタラララァ~

ララァ~?
昨日、千葉テレビで、ララァが・・・この感じ・・・誰かしら?
じゃなくて、

このメロディだけはすぐ浮かぶのに、それ以外が自分にしっくりこなくて・・・
でも、何故かいま、聴くべしとのお告げか、CDの棚から1枚、
ブリュッヘン指揮・20世紀オーケストラの「英雄」を2回聴きました。

その後、クレンペラー指揮・フィルハーモニア管弦楽団の「英雄」を、多分4回くらい聴きました。
流石に、ながら聴きが多いですけど。

第4楽章では、第1楽章の主題の、タ~ラタ~ラ・・・を使ったフレーズが出てきて、
聴いてると、ハッっとする。
いかにもベートーヴェンらしい、音楽の構造体を作っているなと改めて思います。
ハイドン、モーツァルトから一歩抜け出したスケールの曲ですね。

これの究極は5番の運命ですが、最近聴いてなかったなあ・・・
と、連休最後の日に聴きました。つまり今日ここを書いています。
やはり定番ですが、最高です。


最後に、ブラームスの弦楽六重奏曲を。
この第2楽章は失意のどん底のような曲・・・そういうイメージありありの曲。
実際にそうです。初めて聴いても、誰しもそう思う曲。
これでもかと、くらーい変奏を繰り返し、繰り返す度に悲しみに堕ちていく。
一回、上に上がったかなと思いきや、さらにぐぅぅぅぅっと下がる。
その下がった先、最後に少しだけ安らぎに到達します。
第2楽章以外は全体的に明るい感じの楽章で、2楽章だけ別物という感じもしていたのですが、
今の自分は、以前よりもこの曲を、もっとよく感じる事ができたような気がします。
他の楽章にも、少し影のように、不安な印象を持つ部分があります。
でも、最後は静かな喜びです。どうも生きるという事ではないかと思います。

もっともブラームスにとっては、思いついたメロディーを並べただけかもしれないし、
安らぎに到達するのは、単にその方が良かったからかもしれません。
個人個人や時期でも違ってくるのですが、それもまたよし。

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