maruの下手の横好き写真とつぶやき
写真を撮ったり、音楽(クラシック・ロック)をよく聴き、読書は古典(主に哲学中心)がメインです。全体主義社会の動きに警戒。
 






今日は、久々のコンサート・・・かな・・・
ここには、6月に来ました。7月はN響で、その合間に地元のアマオケのコンサート・・・
久々に感じるけど、そんな久々でもないようです。

日が経つのが早く感じるという事かな・・・もう40代になってしまったし、
何もかも、あっという間の気がしますが、結構楽しんでいる気がします。
ただ、楽しいという思いも、人があってこそですね。

写真の通り、サントリーホールに行ってきました。最初はドキドキしながら入ったこのホールも、
今では御馴染みになりました。

イツァーク・パールマンという、超のつくベテランのバイオリン奏者で、
知らないうちに、チャイコの協奏曲やら、ベートーヴェンのバイオリンソナタなどのCDを
買っていたくらいで、CD屋にも結構置いてある人。
多分、いまの世界中でも評価の高い人であること疑いなしだし、これは聴いてみたい・・・
と、今年のGWの最中に買ったチケットです。

CDの写真では、まだ若い、髪も栗色でしたが、今では白髪の初老の人でした。
しかも、歩けないらしく、電動スクーターでステージに現れました。結構速いです。

バイオリンのリサイタルになりますが、曲はモーツァルト、フランクのバイオリンソナタに、
ストラヴィンスキーのイタリア組曲(バイオリンとピアノのための)と、名曲集という構成。
全部ピアノの伴奏が付きます。
ピアノの蓋?が、普通はがばっと開けてあるのですが、恐らくは、
バイオリンとの音のバランスとか、ホールの響きとかを考えてのことか、少し開けてある状態でした。
このピアニストも、有名奏者と共演しまくり・・・そらそうですね・・・

初心者にも優しいとは言いがたい選曲ですが、これ、演奏が凄いので、聴けてしまう。
フランクのバイオリンソナタは、初めてなのに、割と印象に残る感じでした。
モーツァルトは、いかにもっていう明るい曲で、ストラヴィンスキーは、イタリアらしく、
これも明るい曲調です。
随所に聴かせるところがあって、バイオリンの腕を披露できる訳です。
名曲集は、シンドラーのリストの音楽もありました。映画のテーマ曲は、この人の演奏だとは・・・
面白いのは、ステージの上で、何を演奏するか決めてるらしく、ピアニストが楽譜を探しだしたり、
会場から笑いも起こってました。

演奏を見ていると、自然体で気負いもなく、力を振り絞ることもなく、いとも簡単に・・・
という感じで、いろんな音を自在に出します。
アンコールで、超速弾きの曲だって、難なくこなす・・・
こう、いま力を入れてます~っていう感じがしないのに、出てくる音は、その反対。

初めて、このホールでバイオリンとピアノだけというコンサートを聴きましたが、
やはり響きます。二階席でしたが、十分です。



あとCDで聴いたのは、ベートーヴェンの弦楽四重奏13番。
これに入っている大フーガのオーケストラ版?はあるのですが、ちゃんとした四重奏のはなかった。
以前みた映画「敬愛なるベートーヴェン」では、自信満々で演奏したら、詰まらないといって
客が帰ってしまう曲。
実際そうだったらしく、周囲の勧めで、四重奏13番の第6楽章として作られたのに、
独立の大フーガという曲となり、
変わりに新たに第6楽章を作り直した経緯もあります。CDにはどちらも入っていて、
オリジナル通りで聴くか、改定された方で聴くこともできる・・・
確かに、独立した大フーガという曲の方がいいかも・・・


写真は開場前の一枚。本日は満員御礼でした。

DA40mmLimited/F3.2(K-m)

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