maruの下手の横好き写真とつぶやき
写真を撮ったり、音楽(クラシック・ロック)をよく聴き、読書は古典(主に哲学中心)がメインです。全体主義社会の動きに警戒。
 



ちょっと真面目にいってみましょう。

7月か8月に読んでいた本の中に、
孫崎亮著の「日本人のための戦略的思考入門」というのがありました。

元防衛大の教授ですが、
この中から簡単に、日本人の盲点になっている部分を紹介してみたいと思います。

核を持っている2国同士なら、相手の報復を恐れて攻撃できない。
これは簡単です。
問題は、今の日本のように、近くの核保有国からの攻撃に「核の傘」は有効なのか?
という事についてです。

この場合、核の傘は意味がないと考えるのが自然です。
なぜなら、仮に中が、核を日本に向けて発射したら、米が反撃するか・・・・
というと、そしたら中も米に反撃するだけの事。
つまり、核を持つ2国同士と同じ構図になります。にらみ合いです。
米にしてみたら、日本を守るために、自分までが核の脅威にさらされるのは、真っ平御免。

でも、テレビでアメリカが守ってくれる、アメリカがいないと日本は滅びる的なことをよく言う
評論家や大学の教授などが出てきますが・・・リアルではこういう事です。

でも、実はもっと根本的に守ってもらえそうもない理由があります。
今年4月、核拡散の基本方針NPRを米は発表しました。
簡単にいうと、米の核で、核を持たない(日本のような)同盟国に、
安全保障上の約束を確約する、という内容です。

反撃するとかは言ってない訳です。約束を確約するです。

その安保上の約束とは何か?ですが、
「日本が攻撃されたら、米国は憲法と規定に従って行動する」・・・です。
どういう事かというと、「議会の承認が無ければ戦争(行動)しない」・・・です。

議会で話し合ったんですが、承認が得られず申し訳ない、ごめんね。
と言われたらそれまで。

この辺りは、天木直人著の「さらば日米同盟」にも書かれていましたが、
アメリカ様が守ってくれる論は、危険だという事ですね。
じゃあどうすれば・・・の、一つの回答が、この本に書かれています。
そこには触れませんが、日本人はあまり考えない人種らしいから、苦手のようです。
みんなが言うから、テレビが言うから・・・です。

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