maruの下手の横好き写真とつぶやき
写真を撮ったり、音楽(クラシック・ロック)をよく聴き、読書は古典(主に哲学中心)がメインです。全体主義社会の動きに警戒。
 



夏休みで、少し一服がてら・・・そう、夏休みに書いてて出すの忘れてた。

8月2日前後は、さすがに日本のTVでも騒いだように、
あのアメリカでデフォルトか!!
という状況だったからですが・・・・

でもね、本当にデフォルトするときって、
いきなり来ると思うのですよ。
今回のように、カウントダウンみたいにTVでやって、これからデフォルトですなんてやらない。

例えば、大統領の緊急メッセージとか。

今回の騒ぎは、予告みたいなものでしょう。

日本のデフォルトももうすぐだと言われている。

そのお盆の時期、ワイドショーをちらっとみた。
民主の小沢(一郎じゃない方)が、日本は大丈夫だ大丈夫だと言っていた。
国債は個人が買っている(正確には個人の預金を基に銀行等金融機関が買っている)訳で、
これは国民の財産だという。

もう一人名前忘れたけど、いったん逆の動きが始まれば、金利が上がり、
たいへんな事になると指摘・・・まさにその通りで危険なのです。

おそらく、その財産という見方は、三橋貴明氏の影響かなと思います。
この人の著書で読んだ事があるのは、


ジパング再来 大恐慌に一人勝ちする日本
クリエーター情報なし
講談社



この本でも、国債を財産と言っていた。
日本で発行し、日本人が買う。これは国にとって財産なのだ。
(バランスシート上での財産)
外国に買われていたら、いざとなったら大変だけど、日本の中で右から左にお金が動いただけだ。
他の国と違う。国家破産などしない。こんなのが分からないのか?
みたいな論調で、読んでいて気味が悪くなったのですが、
なんでもこの人のBlogは人気らしい。よく分からない。

感想も見た事あるけど、なんだ、そうだったのか!
日本は大丈夫で安心した!
みたいな感想が多かった・・・

簡単に言えば、何かあったら皆の預金で払いますよ。
対外的にはほぼ±ゼロだし、何も問題はないでしょう。
という事で、この事はちらっと過去にも書いた。
日本の中にいる人の立場でなく、離れた場所から見ている立場での論調かな。

これに対し、

2012年、日本経済は大崩壊する!
クリエーター情報なし
幻冬舎


この本では、
たとえとして、親が1億財産持っていても放蕩息子が1億借金し、その保証人になっていたら、
親の財産はゼロになるのと同じだと指摘。

そういう事でしょう。

どちらにしても、みんなの預金はぶっ飛ぶ訳で、それは同じ。
どうしてみんな銀行にお金を預けるのやら・・・
金利もつかないし、手数料ばかり取られるし。
そんで、世界には日本国債の価値が下がる方に投資してる人も出てきたらしい。


タイトルは忘れたけど、以前大前研一が著書の中で、こんな事を書いていた。
戦後は貯金に励むことが推奨され、それがまだ続いている。
他国では、みんな積極的に資産運用をするし、学校でも教える。
日本人は、貯金ばかりで使わないので、死ぬ直前が一番金持ちになっているという
フシギな国民だと言っていた。
しかも今はゼロ金利。下手すりゃ手数料取られて赤字だ。
国債を買うのは、おもに銀行などの金融機関だけど、その原資はみんなの預金。
つまり、戦後財政が苦しく、国債を発行するためにも、国が貯金を奨励したと・・・
みんなが貯金をやめてしまえば、国も無責任に国債に頼ることもなくなるのでは?
というような話だったと思う。

まあ、日本の国債に万が一があった場合は、財産はなくなる覚悟でいた方がいい。
額が少ないから預金は大丈夫なんて、甘い。色んな手を使って取られる。
ある意味、お金持ち程失うものが大きいとはいえるけど。
原発の事でもわかると思うけど、国は国民を守らない。メディアも国の側で守ってくれない。
経済的なら尚更守らない。
先月は、携帯増税を与謝野とかいう大臣が発言してたしね。

コイズミ時代から政治が不安定になり国民の手から離れていった。
民主になって、ましになるかと思った。
ますます加速して悪くった。個人的には、政治と金の問題を大騒ぎして、
小沢を追い出しておかしくなったと思っている。
あんな政治と金の問題で大騒ぎなら、国会議員の大半はいなくなって当然の事だ。
何故小沢一人なのだ??
何故、ネットでの世論調査だと、小沢は人気が上がるのだ?


日本いまだ近代国家に非ずー国民のための法と政治と民主主義ー
小室直樹
ビジネス社



まさに、この本に書かれている通りである。
ゼネコンと政治家が出てくると、多くの国民は思考停止してしまう。
じゃあ、トヨタやキヤノンの政治献金はOKなのか??
何の見返りも求めず献金してるのか??
と言う単純な疑問だけど、フシギと派遣で苦労している人であっても、そこまで考えない。

疑問に思うのは、実は、物事を沢山知って、知識もそろってこないと難しい事。
多くの人は、心配はしてるけど・・・まだ情報を求めて自ら動く人って少ない気がする。



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