裁判も色々ありますが、この小沢裁判ほど日本の問題点を
炙り出したものは、かつて無かったと思います。
夜遅くのTBSのニュースでは、
この小沢裁判では、検察の捜査手法にどう切り込むか争点とも言っていた。
おそらく一番熱心に小沢攻撃していた日テレでは、
単に事実を述べるだけだった。
この一連の小沢関連裁判の今までの過程で、
普通に考えたら、政権交代が起こるかもと言われた選挙前にいきなり検察が騒ぎ、
さらに、民主の代表戦に合わせて、急きょ検察審議会が開かれ、
ほんのわずかの期間だけの話し合いで起訴とか言う。
これだけでも、よほど小沢を政治的に封じ込めたいのだなと分かる。
さらには、審議会メンバーの平均年齢の謎や、
裁判やって話が進めば進むほど、
検察のいい加減で違法な捜査が分かり、
審議会に出した証拠書類もでっちあげであった。(メディアはあまり大きく取り上げないけどね)
小沢に有利な情報は出さないなど、とうとう裁判に検察側の証拠がかなり採用されずの
恥ずかしい事態になった。
法治国家と思えない事をやってきた訳です。
今頃メディアが、温度差はあるけど、伝え方が検察の大本営発表から変わってきたのは、
おそらく無罪になってしまった場合のアリバイ作りの為だと思わますが、
見苦しい限り。
以前も書いたけど、もし小沢を排除することが、国民の利益・・・
すなわち、当初メディアがこぞって絶賛のカンナオトが総理になり、
日本が良くなったなら、まだ分かる。結果オーライというやつです。
「そうか、なるほど、それで小沢を追い出すのだな・・・やり方は問題あるけど、
やってる方は日本の為を思ったんだな」と、無理やり思えなくもない。
が、
実際は、カンナオトにノダ・・・これ最悪じゃないか。
結果オーライにもなってない。
国会は無駄な時間を費やし、メディアもそこを批判していたはずだけど、
その片棒を担いでいたのもメディアだという情けなさ。
民主の公約に問題のある部分はあるにせよ、まったく公約無視政権に成り果てて、
挙句のはてに秘密保持法とか、TPPとか、消費税とか、国民の事をどう思っているの?
メディアも同じだな・・・
という訳だけど、これでもしも有罪になったら、日本の司法も死んでる。
まあ、最高裁ですら組織的に疑惑ありの状態だからどうなるか。
ある意味、日本という国が機能しているのかが問われているとみていいと思います。
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