僕らはみんな生きている♪

生きているから顔がある。花や葉っぱ、酒の肴と独り呑み、ぼっち飯料理、なんちゃって小説みたいなもの…

ハートマンのスーパー授業「素粒子」

2011年10月25日 | SF小説ハートマン



なぁ宇宙(ひろし)、聞いてるか?




人間の体は細胞が集まってできてるのは知ってるな

人間が仮に1㍍だとすると
細胞は10万分の1㍍だ


細胞はそれぞれ分子で構成されている
ものは何でも分子でできているっていうのも知ってるな

分子はいくつかの原子が集まってできてるんだ
水は H2O ヘリウムが2個と酸素が1個だ
スイヘイリーベボクノフネ…って覚えたあれだ

天然ウランが自然界では一番でかい原子なのだが
最近は人間がいろんな原子を勝手に作り出したりしてる
原発からは自然界ではあり得ないものが沢山作られる

それはそれとして
原子は何でできてるんだ?


原子だから全てのものの元!
一番小さい単位だ!
って昔の人は思ったんだよ

ところがそうじゃなかった

原子の中心に原子核があってその周りを電子が飛び回っている
原子核は原子の10万分の1くらいでその周りにある電子は
1秒間に6600兆かい原子核の周りを回っている

らしい…

これでおしまいかと思ったら
原子核は陽子と中性子で出来ていた

へぇ~っ

と思ったらまだ先があった
原子核を壊してみたら(どうやって壊すのか?)
中からクォークとレプトンが出た!

レプトンはいくつかのニュートリノで出来ているらしい…

そんなもんどうして分かるんだ?
分かるようにやってみたのが
これ
スーパーカミオカンデなんだ



ちっこい粒の一つ一つがこれ



東海村から神岡鉱山に素粒子を毎日毎日打ち込んで
その内の5億個に1個くらいが反応するんだそうだ
素粒子を発射する為の電気代が
年間50億円もかかるんだ

でもこの実験は今のところ世界一!
2位じゃダメなんですよ。

なぁ宇宙(ひろし)分かったかい




















 
コメント
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