リョウの近況

筆不精のリョウが親・子・兄弟・親戚・友人・知人・幼なじみ達と彼らの友人達にお届けする究極のエコ便りです。

キャンプ地の下調べ

2010-06-21 02:44:30 | その他
サェンバェノー!

車が使えるようになって最初の土曜日(12日)に夫の職場の仲間やその家族、総勢10人で来週(26・27日)に予定している草原キャンプの下調べに行ってきました。
チンギスハーン・モニュメントがあるところより少し先です。(モンゴルではジンギスカンではなくチンギスハーンと言います)
周りには牛や馬、羊、山羊などが草を食んだり、水を飲んだり、寝ていたりとのんびり大自然に溶け込んでいました。
青い空に白い雲、気温は27℃でしたがとても爽やかでモンゴルの夏は話には聞いていたけれど本当に素晴らしいとしばし幸せな気分に浸りました。

その後少し離れたところにある観光客用のゲル(移動式住居)があるところに行き値段や当日空き部屋ならぬ空きゲル状態などを聞いていました。その後彼が私たちの所に来て「空きゲルはあるそうですがどうしますか?」と聞くのです。どうしますかって聞かれても、他の人はどうするの?」と言うと皆テントに寝るとのこと。(キャンプなんだからあたりまえか~)夫は選択は私に任せると言います。

実は自然の中でのキャンプなのでトイレの設備などはないのです。他の人たちはそれでもOKなのですが皆は私のことを心配してゲルホテルの近くの場所をキャンプ地に選んだそうなのです。この日の下見と言うのは私がどちらに決めるかの下見が大きな目的だったそうなのです。夫は事前にそれを知っていたようですが。

見た目では近いことは近いのですが直線距離で1kmくらいでしょうか?(もっとあるかも)車で移動すると2~3kmくらいありそうです。
せっかく皆で夜遅くまで楽しもうとキャンプに行くのに盛り上がったところで「ではホテルに戻ります」ではしらけるし翌朝また迎えに来てもらうのもね~と考えてしまいます。
ゲルにも泊まりたいけれど観光客用のゲルはあちこち沢山ありいつでも利用できます。しかし皆でキャンプとなるとそうはいきません。

下見をした設営地の周りは樹木が沢山あり人目を気にせず用は足せそうだったしガイドブックで得た知識もあったので意を決して皆とキャンプの方を選びました。大自然の中で童心に返る、モンゴル人になると言う言葉が頭をよぎりました。
皆は私がどちらを選択するか固唾を呑んで見守って(私にはそう思えましたが)いたようですが日本語を解せないはずのモンゴル人達が私の返事を聞いてどっと笑ったのです。「トイレ」「大丈夫」と言う単語だけ分かったのでしょう。
私たちが皆と一緒に過ごすことが決まりとても喜んでいるような笑顔が嬉しかったです。