サェンバェノー!
キャンプ地の下調べが無事に終わった後は皆でお昼ごはんを食べることになっていました。しかしこの辺りにはそれらしきお店はどこにもありません。心配していると「今から食べに行きましょう。そして乗馬でもしませんか?」と聞かれ私は即「やりた~い!」と手を上げました。勿論今まで乗馬の経験は全くありません。それでも大丈夫とのことです。
「今電話でお昼ごはんを10人分頼んでおきましたので大丈夫です」と夫と私の心配を軽く跳ね除けてくれました。それにしてもこの大草原で携帯の電波が届いていることにちょっと驚きです。直ぐ近くかと思いきや延々と1時間くらい走ってやっと辿りつきました。
そこは彼らがいつも利用しているところのようです。
場所はUBから東北東に直線距離で50kmの所にある一番近い静かな保養地です。
UB市街地や草原とはまた違った風景で樹木の緑がいっそう濃く(これが普通かも?)林や小川があったりでここは本当にモンゴルなのかなとふと感じます。かろうじて時々目にする観光客用の白いゲルがモンゴルだと主張しているようです。
ゲルの中がレストランです。最初に”スーテー・ツァイ(ミルクティー)”と言う飲み物を出されとても美味しくいただきました。皆は直ぐに外に出て行きましたが私はのんびり座っていると「先に馬に乗りましょう」と呼びに来てくれました。”え~ご飯はどうなったの~?”と独り言をつぶやき外に出ると乗馬をする7人はもう馬を選んで乗っています。
私は始めてということを伝えていたので一番おとなしいという馬を残しておいてくれました。
乗馬と言うと乗馬用の靴や帽子など何となく気になるものですがここではそんな物は無用です。私だけ長靴代わりか着脱式の皮でできた物をすねに巻いてくれました。
みんなジーパンにスニーカーです。何もつけてはいません。
あぶみに足の先は届きましたが一人では乗れなくて手を借りてどうにか乗ることが出来ました。
乗り方や注意することなどの話もなくいきなりの乗馬です。ここでは皆小さい頃(5~6才)から馬に乗るそうですがみんな私と同じようにいきなり抱え上げられて馬に乗り落ちないようにしっかりつかまっていることから始まるのだそうです。
私が乗馬すると同時に皆それぞれ走り始めました。「え~~チョット待って~~誰か私に付いていてくれるんでしょう~?」と叫んでしまいました。
ちゃんと話は付いていたようでここのゲルのお兄さんが別の馬に乗って終始私の手綱を引いてくれました。
最初は必死にただつかまっているだけでしたがだんだん慣れてきて景色を眺める余裕も出てきました。林の中では木の枝に咲いた白い花のいい香りがし、下を見ると緑の芝生の中に黄色い小さな花が一面に咲いていたり綺麗な水が流れている小川を渡ったりちょっと深くて流れの速い小さな川を渡ったりしました。途中で少し小走りしたり本当に楽しくてあっという間の1時間でした。
私以外は皆モンゴル人でした。彼らはやはりとても馬が好きなようで童心に返ったようなとてもいい笑顔でした。とても楽しそうに雑談をしながら乗っているのですが広いところに出ると一斉に馬を飛ばして走って行きます。でも必ず誰か一人は私の側に居てくれるのです。
モンゴル人は年寄りをとても大事に扱ってくれます。これはいつも感じていることですがこのときもそれを強く感じました。側に知っている人が居てくれるだけで安心しますからね。
彼らは時々馬に「チュッ、チュッ」と話しかけていました。
戻った時ちょうど食事が出来上がったようです。
「ホルホグ」と言うモンゴル料理でした。お祝い事やお客さんをもてなす時に出すのだそうです。これは鍋に羊の肉とジャガイモ、人参、玉ねぎなどの野菜に熱く焼いた石を数個一緒に入れ鍋をダンボールで包むようにして蒸し焼きにしたものだそうです。
肉が柔らかくてとても美味しくいただきました。野菜も野菜本来の味がしてこれまた美味しかったです。
料理がお皿に取り分けられている時皆一斉に席を立って鍋の所に行きます。そして熱い石を持っています。隣に座っている人が私に一つ持って来てくれました。この熱を体に取り入れると幸運がやってくると言われているそうです。
触れないくらい熱いのですが私も何とかしっかり熱を取り込んでおきました。
キャンプ地の下調べが無事に終わった後は皆でお昼ごはんを食べることになっていました。しかしこの辺りにはそれらしきお店はどこにもありません。心配していると「今から食べに行きましょう。そして乗馬でもしませんか?」と聞かれ私は即「やりた~い!」と手を上げました。勿論今まで乗馬の経験は全くありません。それでも大丈夫とのことです。
「今電話でお昼ごはんを10人分頼んでおきましたので大丈夫です」と夫と私の心配を軽く跳ね除けてくれました。それにしてもこの大草原で携帯の電波が届いていることにちょっと驚きです。直ぐ近くかと思いきや延々と1時間くらい走ってやっと辿りつきました。
そこは彼らがいつも利用しているところのようです。
場所はUBから東北東に直線距離で50kmの所にある一番近い静かな保養地です。
UB市街地や草原とはまた違った風景で樹木の緑がいっそう濃く(これが普通かも?)林や小川があったりでここは本当にモンゴルなのかなとふと感じます。かろうじて時々目にする観光客用の白いゲルがモンゴルだと主張しているようです。
ゲルの中がレストランです。最初に”スーテー・ツァイ(ミルクティー)”と言う飲み物を出されとても美味しくいただきました。皆は直ぐに外に出て行きましたが私はのんびり座っていると「先に馬に乗りましょう」と呼びに来てくれました。”え~ご飯はどうなったの~?”と独り言をつぶやき外に出ると乗馬をする7人はもう馬を選んで乗っています。
私は始めてということを伝えていたので一番おとなしいという馬を残しておいてくれました。
乗馬と言うと乗馬用の靴や帽子など何となく気になるものですがここではそんな物は無用です。私だけ長靴代わりか着脱式の皮でできた物をすねに巻いてくれました。
みんなジーパンにスニーカーです。何もつけてはいません。
あぶみに足の先は届きましたが一人では乗れなくて手を借りてどうにか乗ることが出来ました。
乗り方や注意することなどの話もなくいきなりの乗馬です。ここでは皆小さい頃(5~6才)から馬に乗るそうですがみんな私と同じようにいきなり抱え上げられて馬に乗り落ちないようにしっかりつかまっていることから始まるのだそうです。
私が乗馬すると同時に皆それぞれ走り始めました。「え~~チョット待って~~誰か私に付いていてくれるんでしょう~?」と叫んでしまいました。
ちゃんと話は付いていたようでここのゲルのお兄さんが別の馬に乗って終始私の手綱を引いてくれました。
最初は必死にただつかまっているだけでしたがだんだん慣れてきて景色を眺める余裕も出てきました。林の中では木の枝に咲いた白い花のいい香りがし、下を見ると緑の芝生の中に黄色い小さな花が一面に咲いていたり綺麗な水が流れている小川を渡ったりちょっと深くて流れの速い小さな川を渡ったりしました。途中で少し小走りしたり本当に楽しくてあっという間の1時間でした。
私以外は皆モンゴル人でした。彼らはやはりとても馬が好きなようで童心に返ったようなとてもいい笑顔でした。とても楽しそうに雑談をしながら乗っているのですが広いところに出ると一斉に馬を飛ばして走って行きます。でも必ず誰か一人は私の側に居てくれるのです。
モンゴル人は年寄りをとても大事に扱ってくれます。これはいつも感じていることですがこのときもそれを強く感じました。側に知っている人が居てくれるだけで安心しますからね。
彼らは時々馬に「チュッ、チュッ」と話しかけていました。
戻った時ちょうど食事が出来上がったようです。
「ホルホグ」と言うモンゴル料理でした。お祝い事やお客さんをもてなす時に出すのだそうです。これは鍋に羊の肉とジャガイモ、人参、玉ねぎなどの野菜に熱く焼いた石を数個一緒に入れ鍋をダンボールで包むようにして蒸し焼きにしたものだそうです。
肉が柔らかくてとても美味しくいただきました。野菜も野菜本来の味がしてこれまた美味しかったです。
料理がお皿に取り分けられている時皆一斉に席を立って鍋の所に行きます。そして熱い石を持っています。隣に座っている人が私に一つ持って来てくれました。この熱を体に取り入れると幸運がやってくると言われているそうです。
触れないくらい熱いのですが私も何とかしっかり熱を取り込んでおきました。