marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(786回) 愛する国、日本において読むべき内村鑑三『余はいかにしてキリスト信徒となりしか』

2021-01-25 06:00:00 | 日記

◆重要と思われるのは、内村の著作の中のアメリカに上陸以降(第6章以降)の内容である。今、この時、彼の思いは、信仰面からみても実にするどく、教えられることがありました。プロテスタント、ルターやカルヴィン(カルバン)の宗教改革は、実に需要な折り返し点だった。①万人祭司 ②聖書主義 ③信仰義認 であったのに、彼がアメリカに渡った時の各キリスト教教派の混乱は、そのことを忘れてしまったのかと内村は嘆きます。彼らはすでに彼らの先祖において最も大切なことを卒業してしまったのであると。◆僕がブログで述べた来た、又、youtubeでも見ることができる古代、離散したイスラエルの東へ移動した多大な一団は、何世紀もかけて日本にたどり着いたと述べてきた。無論、途中に多くの国なども歴史上で作りながら。日本の言葉以前の?深層意識のような宗教心も形成している。古代神道は一神教であった。後発の秦氏という一族は多大な技能集団で各地に神社という礼拝所を日本中に作った。同じ信仰心ということで先人達との自らの先祖の物語を共有化できていたのである。離散し旅を続け、秦氏は、初めて統一したチャイナ(シン=漢字では「秦」)をつくり、旅の途中で救い主キリストのこと、先祖伝来の救い主の誕生を知り、一族はキリスト教徒となったのであった。無論、古代ユダヤ教聖書には救い主のことが書かれていたから。それは東へ向かったネストリウス派キリスト教である。◆先に日本に着いていた彼らの同族である所謂天孫族は、多くの彼らを受け入れ、また、多いなる恩恵を受けたのである。◆世界一大きい古墳、仁徳天皇陵を建造し、先祖の歴史のイスラエルの幕やに模して作られたのが日本の至るところにある八幡神社、稲荷神社であった。だから、我ら日本人の多くの人々の信仰心は、その根において、唯一の天地創造の父なる神への信仰心と同根なのである。この国は、不思議な国なのである。だから、この国は紀元前古代における東まわりに離散し、唯一の神を持ってそれを伝えたDNAをもって形骸化しつつはあったが、その霊的維持が地下水脈のように流れていたのではないだろうか。だから、内村鑑三は語ります。「神は、私たちをまったくその光と導きとから除外しておいたのではなく、世界の中で、最もキリスト教的な国民と同じように、何世紀にもわたって、私たちを愛し見守ってきたのである、との結論に達したのであった。この考えは、とても口で言えないほど、私を励ますことになりました。」(第7章5月27日の日記より)