marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(96回目)

2016-08-16 14:04:04 | 日記
◆世界のベストセラー聖書を読む◆ 脱線つづき。
終戦記念日の季節になると、頭に描く日本国憲法の第97条の一節がある。「基本的人権は人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果である」というところ・・・。自民党の憲法草案では、この一条がすっぽり無くなっていたと記憶しているが・・・いくら理念だけ書いても現実味のある憲法ではあるまいということなのだろうが、そもそも人間というのは理念の実現を目指して努力するものではないかと思ってしまう。人類の多年にわたる自由獲得の努力・・・多くの痛ましい命が戦争で亡くなったのはその自由獲得のために人類が血を流して来た成果だったのではないかと何故かこの時期にいつも思わされてしまうのだ。(基本的人権はキリスト教から来ているのです。だから自民党は消したいと思っている訳ではないでしょうけど) 
◆さて、前回書かせていただいた「セレニティーの祈り」を紹介したい。また、絶版になっていたが昨年だったか再版になった大木英夫訳、ニーバーの「道徳的人間と非道徳的社会」の紹介(この本の末尾に訳者あとがきとしてこの祈りの紹介が掲載されている(小生のは1998年4月10日発行の初版白水社) 
 「平静を求める祈り」 
  O God, Give us
  Serenity to accept what cannot be changed,
  Courage to change what should be changed,
  And Wisdom to distinguish the one from the other.
  Amen
  神よ、
  変えることのできないものを受け入れる平静を、
  変えるべきものを変える勇気を、
  そして変えることのできないものと変えるべきものとを識別する知恵を、
  われらに与えたまえ。                          
  アーメン                           
                                     
                            
◆作家、石川達三の講評も書かれています。再販も白水社かどうかは不明だが是非、あとがきだけでも立ち読み?されたい。また、もと東京大学総長だった政治学者佐々木毅さんの解説も掲載されている。そもそも、こう本の題名だけでも我々人類ひとりひとりに課せられた大きな課題があるように思わされるのだ。次回から聖書に戻ります。・・・Ω 

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