七事式の勉強会「いちねん会}が4月10日(日)にスタートしました。
「いちねん会」は、一念発起のいちねん、七事式いつも1年生のいちねん、
そして諸事情のため1年(いちねん)の期間限定から名付けました。
会場のお宅に伺うと、
「百花為誰開」(ひゃっか たがためにかひらく)
というお軸が掛けられていました。
春になれば毎年変わることなく、たくさんの花が咲き乱れます。
花は誰のためでもなく自分の命のおもむくままに無心にただ咲いているのです。
・・・という意味ですが、なかなか奥が深い禅語(碧巌録)です。
無心に咲いている桜(私のサクラ)に時々涙しています・・・。
第1回目は、仙遊之式、平花月、貴人清次濃茶付花月でした。
先ずはご挨拶、無事に会え、共に学べる幸せを素直に喜び合いました。
折据を廻し(右廻し)、菓子を食べ、札を開けて名乗り、互礼をします。
仙遊と且坐は花が東(花東 かとう)になることを申し合わせました。
仙遊之式は花寄せから始まります。
私は一の札を引き正客で、白椿一輪を古銅花入へ、
次客さんは貝母を織部花入へ、
三客さんは枝ものとしぼりの椿(肥後錦?)を萩の耳付花入に
主(亭主)は信楽一重切に若芽の枝と黄水仙、
半東は雪柳、寒芍薬、丁子桜を朝鮮唐津の筒花入に入れました。
花寄せでは毎回水を注ぎます。
満開の桜と競うように茶室がまさに百花繚乱(ひゃっかりょうらん)となりました。
香では次客さんが志野袋を忘れ、私のをお貸ししたのですが、
肝心の香りが今一つで、かえって申し訳なかったです。
前日にどんな香りか、確認しておけば良かった・・・と後悔しきり。
志野袋の扱い方、本香のたき合わせ方もポイントです。
炭は三客さんですが、本炭所望なのでほとんど半東がやってくれます。
透木釜だったので透木の扱いが入り、半東が一番お勉強になりますね。
でも、半東だけが出来ても他の人が出来ないとスムースに運ばないわけで、
ここが七事式の肝心なところでしょうか。
心を合わせ、修練を積み重ねることが要求され、普段のお稽古とは一味違う
面白さ、難しさ、心地よい緊張感を感じました。
炭も終わり、亭主が濃茶を練り、みんなで賞味しました。
濃茶は小山園の嘉辰の昔です。
「薄茶は花月で」と声が掛かり、いつも迷う後半になりましたが、
同じようなメンバーで回を重ねているせいか、この日はスラスラできて、大感激です!
むしろ、貴人清次濃茶付花月が難しく、宿題がでました。
誰かに頼るのではなく、各人が調べたことを持ち寄れれば・・と思います。
些細なことでもその方が身に付くと思うので・・・。
記録も持ち回りでノートにつけることになりました。
終わったばかりなのに、次回が待ち遠しい思いです。
「いちねん会」は、一念発起のいちねん、七事式いつも1年生のいちねん、
そして諸事情のため1年(いちねん)の期間限定から名付けました。
会場のお宅に伺うと、
「百花為誰開」(ひゃっか たがためにかひらく)
というお軸が掛けられていました。
春になれば毎年変わることなく、たくさんの花が咲き乱れます。
花は誰のためでもなく自分の命のおもむくままに無心にただ咲いているのです。
・・・という意味ですが、なかなか奥が深い禅語(碧巌録)です。
無心に咲いている桜(私のサクラ)に時々涙しています・・・。
第1回目は、仙遊之式、平花月、貴人清次濃茶付花月でした。
先ずはご挨拶、無事に会え、共に学べる幸せを素直に喜び合いました。
折据を廻し(右廻し)、菓子を食べ、札を開けて名乗り、互礼をします。
仙遊と且坐は花が東(花東 かとう)になることを申し合わせました。
仙遊之式は花寄せから始まります。
私は一の札を引き正客で、白椿一輪を古銅花入へ、
次客さんは貝母を織部花入へ、
三客さんは枝ものとしぼりの椿(肥後錦?)を萩の耳付花入に
主(亭主)は信楽一重切に若芽の枝と黄水仙、
半東は雪柳、寒芍薬、丁子桜を朝鮮唐津の筒花入に入れました。
花寄せでは毎回水を注ぎます。
満開の桜と競うように茶室がまさに百花繚乱(ひゃっかりょうらん)となりました。
香では次客さんが志野袋を忘れ、私のをお貸ししたのですが、
肝心の香りが今一つで、かえって申し訳なかったです。
前日にどんな香りか、確認しておけば良かった・・・と後悔しきり。
志野袋の扱い方、本香のたき合わせ方もポイントです。
炭は三客さんですが、本炭所望なのでほとんど半東がやってくれます。
透木釜だったので透木の扱いが入り、半東が一番お勉強になりますね。
でも、半東だけが出来ても他の人が出来ないとスムースに運ばないわけで、
ここが七事式の肝心なところでしょうか。
心を合わせ、修練を積み重ねることが要求され、普段のお稽古とは一味違う
面白さ、難しさ、心地よい緊張感を感じました。
炭も終わり、亭主が濃茶を練り、みんなで賞味しました。
濃茶は小山園の嘉辰の昔です。
「薄茶は花月で」と声が掛かり、いつも迷う後半になりましたが、
同じようなメンバーで回を重ねているせいか、この日はスラスラできて、大感激です!
むしろ、貴人清次濃茶付花月が難しく、宿題がでました。
誰かに頼るのではなく、各人が調べたことを持ち寄れれば・・と思います。
些細なことでもその方が身に付くと思うので・・・。
記録も持ち回りでノートにつけることになりました。
終わったばかりなのに、次回が待ち遠しい思いです。