9月2日(土)に夕去りの茶事(立礼)を予定しています。
8月終わりから9月にかけて
夏が去り 秋がやって来る
いつの間にか蝉しぐれから蜩に変わり 夜はコオロギの演奏会
油断していると 日の入りから夜のとばりまで あっという間
背伸びして待っていると 月がやっと顔を出した
夕方の時々刻々の変化が素晴らしく、夕去りの茶事のベストシーズンがやってきました。
お招きした3人のお客さま、全員がバリバリの茶道男子です・・・それで(?)張り切っておりますの。
ブログに書きましたが8月前半は発疹がひどく、9月2日までに治さなくっては・・・と、それはもう必死でした。治ることを前提に既にお招きの手紙を差し上げていたからです。
まだ全快した訳ではありませんが、ボツボツと茶事支度を始めました。
24日に床の張替えのリフォームが終わり、家具の配置替えをしました。これだけでも気分が一新して、夏休み明けの9月からのお茶事やお稽古へ気合が入ってまいります。
9月2日の日の入りは18時8分27秒、満月から2日目の立待月です。
長期予報では9月2日は雨マークが出ていますが、庭の掃除に重い腰を上げました。こちらも一度にはできませんので、数日かけて夕方1時間を目やすに草取りや掃除をしています。涼しくなるのを待って・・・ですが、日暮れ時の露地の暗さと時間を確認しています。
「秋の日はつるべ落とし」とはよく言ったもので、まだ明るいと思っていると、アッという間に真っ暗になります。
この変化を味わってもらえるように中立の時間を決めていますが、どうなりますことか・・・。
(3週間放っておいたら「どうしよう」状態です)
一番肝心の立礼の点前の稽古・・・約1時間かけて1~2科目、道具の確認や、流れるような点前ができることを夢見てやっています。
濃茶、薄茶、初炭、ただし炭手前はエアーです。
薄茶は半東AYさんにお願いしていますが、たまには薄茶の稽古もしなくっちゃ・・・。
夕去りなので中立から灯り(露地行灯や手燭など)が登場します。
愛媛県喜多郡内子町の大森和蝋燭屋から和蝋燭を取り寄せ、灯りの準備や場所の確認を始めました。
(内子町の大森和蝋燭屋)
いろいろやることが満載ですが、優しいお客さまからのお手紙に
「お身体のほうもどうぞ無理をなさらないでください」
「ご準備などでご多用のことと存じますが 何卒御自愛を賜りたく存じます」
ありがとうございます!
そうですね・・・年寄りの冷や水と言われないようにほどほどにしますね。
夕去りの茶事でお客さまをお招き出来る嬉しさを噛みしめつつ、残暑の中、支えてくださるAYさんと懐石の小梶由香さんに感謝!でございます。