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「祈る人」・・・生田の森にて
淡路島の帰りに神戸で一泊し、茶友・茶会をめぐるお茶の旅が続きます。
6時半にホテルのロビーで茶友Yさんと待ち合わせ、夕食をご一緒しました。
京都滞在中、六甲までは来ていたのですが、三宮、元町など他へはなかなか来る機会がありません。
その日は神戸の街をぶらぶらしながらYさんが予約してくださったレストランへ。
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写真がないので以前取った神戸の洋館の写真です・・・
旧神戸居留地15番館の「TOOTH TOOTH」です。
洋館の素敵なレストランは横浜で言うなら「山手十番館}かしら?
Yさんとの茶の話は善い事ばかりでなく悩みも語って尽きせず、
お互いの近況報告をしながらフレンチのディナーを頂きました。
茶事の懐石とはまた違い、心も舌も次第にとろけていきます。
鱸のポワレがお勧めで、デザートのケーキもグッドでした。
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翌朝、生田神社へお詣りしました。
S先生の初釜で玄々斎手造りの「花箙(はなえびら)」の茶杓に出逢って以来、いつの日か生田神社を訪れたいと願っていたのです。
生田神社の祭神は稚日女尊(わかひるめのみこと)、
伊勢神宮内宮にお祀りされる天照大神(あまてらすおおみかみ)の和魂(にぎみたま)あるいは妹神と伝えられ、物を生み育て万物の成長を御加護する神様だそうです。
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本殿で「今回の旅が無事でありますように・・・」と祈りました。
それから生田の森へ。
その昔、広大な鎮守の森であった生田の森は、源平合戦、南北朝争乱、織田信長と荒木村重の戦いなど、何度も合戦の要所となったそうです。
境内の看板によると
源平合戦の古戦場
史蹟 生田の森
世に有名な「源平合戦」の折、西は須磨の一の谷から、
東はこの生田の森にかけての一帯が戦場となりました。
平家はこの生田の森を大手の木戸口とし、平知盛大将軍・
平重衡副将軍が陣取り防備を固めていましたところ、
源範頼の軍勢が攻め入りました。
この時源氏の若武者・梶原源太景季が境内に咲き誇った
梅の一枝を箙(えびら)に挿して戦ったことは武士の風流として
語り継がれ、現在も「箙の梅」として老梅が境内に植わっています(後略)
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境内の「箙(えびら)の梅」をパチリ
樹齢数百年の御神木が数本あり、その御神木にさわり、祈りをささげる人がいました。
私も早速まねて、幾星霜を経て神戸の街中にそびえたつ御神木に両手をあて寄り添ってみました。
早朝の清々しい木霊の気を浴びて浄められ、元気が出てきました。
帰りに「箙の梅」と「梶原の井」を見物し、ホテルへ戻りました。
今日は姫路と竜野へ向かい、Kさんの夕去りの茶会へ出かけます。
旅はまだ続きますが、生田神社の御利益できっと素晴らしい旅になるであろう予感が・・・。
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