玄関の大壺に生けられた柿の木
隣家苑の庭・・・こぼれ萩が雨に濡れて
9月に入り、雨ばかり続いています。
9月21日(金)も朝から雨でした。
むらさき茶会以来3年ぶりに五葉会のお仲間6人で隣花苑へ繰り出しました。
9月に限って出される名物の蓮華飯がお目当てで、皆、7月から楽しみにしていました。
雨の日にふさわしく、古民家の玄関には蓑と傘が掛けられ、大壺に生けられた柿の木が目を惹きました。
あちこちに客迎えの花が、大壺に枝もたわわにダイナミックだったり、背負い籠に繊細な秋の花いっぱいだったり、野の花が楚々と入っていたり、いずれも拝見するのが楽しみでした。
広い土間にダイナミックに生けられた栗の木
虎杖 (いたどり)のなんと魅力的なこと!
どんな方が生けていらっしゃるのかしら?と思っていたら、ちょうどその方がいらしてて、傍で見させて頂きました。
時代のある背負い籠に秋の花がいっぱい
雨のせいか席は空いていて、大好きな旧燈明寺三重塔が見える部屋に6人がゆったりくつろぎながら昼食を頂きました。
三溪園の旧燈明寺三重塔が見える部屋
尊敬する原三溪翁筆の「守拙」の御軸(隣の部屋に掛けられていました)
給仕の仲居さんがむらさき茶会でお世話になった方で、あちらも覚えていてくださって茶会のあれこれを懐かしくお話ししました。
あとでオーナーの西郷槇子さんも挨拶にいらしてくださって、お互い元気に再会できたことを喜び合いました。
3年ぶりの蓮華飯・・・さくさくした歯触りも個性的な味も好し!
隣花苑の料理は、ヘルシーで素朴な野菜料理が多く、蓮華飯とともに気に入っています。
家庭料理風なので必ず何かヒントと刺激を頂いて帰ります。
中でもお気に入りは、白和えのようなクリーミィなソースが添っているサラダ(?)です。
茄子、オクラ、ベビーコーンなどの野菜をソースを絡めて食べるのですが、そのソースがもう絶品でした。
・・・どうやら隣花苑ご自慢の名物料理みたいです。
「ウチでも挑戦してみよう・・・」と早速作ってみると、その絶妙な味とクリームみたいな形状が再現できずに苦戦しています。
美味しい昼食と七事式のお仲間との愉しいおしゃべり・・・お腹も心も満ち足りて、雨の三溪園へ向かいました。(つづく)
雨の隣花苑と三溪園へ・・・(2)へつづく