10月19日(日)、孝明天皇御鎮座記念祭・平安神宮献茶式へ参席しました。
四流派宗家の輪番で、今年は裏千家坐忘斎・千宗室家元のご奉仕です。
献茶式は昨年7月の祇園祭・八坂神社以来です。
9時に着くように家をでました。
着物は紫の無地紋付、帯は白地に草花が手書きされた塩瀬です。
ゆっくり歩いて15分、お家元のお点前をじっくり拝見したいので、
献茶式の1時間前に着くようにしています。
既に20名ほどいらしてましたが、良席をゲットすることができました。
待つ間、今までの献茶式(東京の諸所、伊勢神宮、東大寺)を思い出したり、
台子の設えや直弟子さんの準備を見ていたり・・・。
白木の台子に唐銅の朝鮮風炉と釜、唐銅の杓立、水指が地板に置かれ、
天板には2つの台にのった茶碗(蓋あり)、
その間に白い仕覆に入れられた茶入2つが載った木地長盆がありました。
献茶式の長盆は、神社では木地、寺院では塗になっているそうです。
直弟子さんが何度も炭を改めて火相と湯相を調えています。
留金のようなものが地板に置かれ、あとで火箸を止めるものとわかりました。
神官や雅楽の方々が拝殿に入室され、続いて裏千家御一行がつづきました。
一同、お祓いを受け、神官が供物をささげ、詔をあげます。
儀式の最中に奥殿から不思議な「呼び声?」が響いてきました。
「あ~~~ あ~~~う~~~・・・」
神々を目覚めさせ、神殿へ誘う、そんな呼び声に聴こえたのですが・・・。
平安神宮・本殿
いよいよ献茶式です。
伊勢神宮や八坂神社のようにお家元の炭手前を期待したのですが、
今回はありませんで、最初に濃茶、次に薄茶の2服が点てられました。
流れるような無駄のない、しかも端麗な動きを固唾をのんで見つめます。
お家元のお点前の一挙一動を臨場感を持って拝見することができ、
心の中でお家元と一緒に神殿へ渾身の一碗を捧げました。
これぞ献茶式の醍醐味でしょうか。
献茶式のあと、拝服席(於記念殿 今日庵)、本席(於貴賓館 今日庵)、
副席(於勅使館 淡交会京都支部連合会)、点心席(於会館栖鳳殿 瓢樹)
の4席をまわり、2時半頃帰宅しました。
渾身の(?)献茶式のせいか、疲れ果てて徒歩15分の道のりが遠かったです。
点心(瓢樹)
本席(於貴賓館 今日庵)について記録しておきます。
本席掛物 以通神明之徳
以類万物之情
(玄々斎筆 円能斎箱書)
花 さくら蓼 白桔梗
花入 竹一重切 「八束穂」 淡々斎作
香合 源氏香の図 「榊」 玄々斎好
釜 四方釜 浄味造 (又玄斎名鋳込?)
棚 黒長板
水指 御本狂言袴一重口
茶器 独楽棗 不見斎好
茶杓 「秋の露」 円能斎作
茶碗 黒 「さざれ石」 得入作
松本萩「四季の友」 玄々斎箱書
黒織部
蓋置 竹 又みょう斎在判
建水 唐草彫 浄益作
菓子 「菊の酒」 虎屋製
菓子器 雲鶴青磁 ・・・以上。
四流派宗家の輪番で、今年は裏千家坐忘斎・千宗室家元のご奉仕です。
献茶式は昨年7月の祇園祭・八坂神社以来です。
9時に着くように家をでました。
着物は紫の無地紋付、帯は白地に草花が手書きされた塩瀬です。
ゆっくり歩いて15分、お家元のお点前をじっくり拝見したいので、
献茶式の1時間前に着くようにしています。
既に20名ほどいらしてましたが、良席をゲットすることができました。
待つ間、今までの献茶式(東京の諸所、伊勢神宮、東大寺)を思い出したり、
台子の設えや直弟子さんの準備を見ていたり・・・。
白木の台子に唐銅の朝鮮風炉と釜、唐銅の杓立、水指が地板に置かれ、
天板には2つの台にのった茶碗(蓋あり)、
その間に白い仕覆に入れられた茶入2つが載った木地長盆がありました。
献茶式の長盆は、神社では木地、寺院では塗になっているそうです。
直弟子さんが何度も炭を改めて火相と湯相を調えています。
留金のようなものが地板に置かれ、あとで火箸を止めるものとわかりました。
神官や雅楽の方々が拝殿に入室され、続いて裏千家御一行がつづきました。
一同、お祓いを受け、神官が供物をささげ、詔をあげます。
儀式の最中に奥殿から不思議な「呼び声?」が響いてきました。
「あ~~~ あ~~~う~~~・・・」
神々を目覚めさせ、神殿へ誘う、そんな呼び声に聴こえたのですが・・・。
平安神宮・本殿
いよいよ献茶式です。
伊勢神宮や八坂神社のようにお家元の炭手前を期待したのですが、
今回はありませんで、最初に濃茶、次に薄茶の2服が点てられました。
流れるような無駄のない、しかも端麗な動きを固唾をのんで見つめます。
お家元のお点前の一挙一動を臨場感を持って拝見することができ、
心の中でお家元と一緒に神殿へ渾身の一碗を捧げました。
これぞ献茶式の醍醐味でしょうか。
献茶式のあと、拝服席(於記念殿 今日庵)、本席(於貴賓館 今日庵)、
副席(於勅使館 淡交会京都支部連合会)、点心席(於会館栖鳳殿 瓢樹)
の4席をまわり、2時半頃帰宅しました。
渾身の(?)献茶式のせいか、疲れ果てて徒歩15分の道のりが遠かったです。
点心(瓢樹)
本席(於貴賓館 今日庵)について記録しておきます。
本席掛物 以通神明之徳
以類万物之情
(玄々斎筆 円能斎箱書)
花 さくら蓼 白桔梗
花入 竹一重切 「八束穂」 淡々斎作
香合 源氏香の図 「榊」 玄々斎好
釜 四方釜 浄味造 (又玄斎名鋳込?)
棚 黒長板
水指 御本狂言袴一重口
茶器 独楽棗 不見斎好
茶杓 「秋の露」 円能斎作
茶碗 黒 「さざれ石」 得入作
松本萩「四季の友」 玄々斎箱書
黒織部
蓋置 竹 又みょう斎在判
建水 唐草彫 浄益作
菓子 「菊の酒」 虎屋製
菓子器 雲鶴青磁 ・・・以上。