ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県南東部の佐久市市街地ではソメイヨシノは葉ザクラになっています

2012年05月08日 | 季節の移ろい
 長野県南東部に位置する佐久市の市街地では、ソメイヨシノ(染井吉野)などのサクラは大部分が葉桜になり、春本番を迎えています。

 佐久市の花見の名所の一つである独立行政法人家畜改良センター茨城牧場長野支所(以前は“駒場牧場”と呼ばれていた所です、日本でのヤギやウサギの血統を守り、品種改良を担当しているようです)のサクラ並木はほとんどが葉ザクラです。数本、まだ花を多数咲かせているサクラの木もあり、連休中は多くの家族連れの花見客で賑わいました。

 もう一つの佐久市の花見の名所は、旧臼田町にある龍岡城(たつおかじょう)五稜郭の城跡です。江戸時代末期につくられた城郭では、五角の星形の堀の周りにサクラの木が植えられており、満開時には風情があります。ここも、葉ザクラです。

 佐久市の市街地の外れにある某古刹は、隠れたサクラの木の花見の名所です。ここのサクラの木々も大部分は葉ザクラになっています。何本か見事なシダレザクラの大木があるのですが、これも葉ザクラ状態です。

 比較的、花が多く残っているソメイヨシノ(染井吉野)らしいサクラの木も葉ザクラに近い感じです。





 このサクラの木の近くにあるモミジの木は若芽の新緑が美しいころです。



 モミジの木の背後にある背の高いスギの木の上に、野鳥のマヒワの群れがいます。最初は、モミジの木まで下りてきていたのですが、警戒されたようで、杉木立の上部に留まっています。



 マヒワは冬鳥として日本に渡来し、山地の林などに 群れで住むそうです。4月ごろに荒船高原から市街地下る途中で、マヒワの群れによく会います。黄色みがかった羽根が印象的な野鳥です。ユーラシア大陸の亜寒帯に向けて、そろそろ帰るころです。

 マヒワ以外も、シジュウカラやウグイス、カケスなどの鳴き声も聞こえ、時々姿を見せます。

 冬鳥が日本を去り、夏鳥が日本に渡って来るのも、毎年繰り返される季節の移ろいの風物詩です。日本には本格的な初夏が訪れ始めています。