ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

オーストリアのウィーン市内の路面電車と地下鉄に乗車した時の印象論です

2014年04月23日 | 旅行
 オーストリアのウィーン市内の「リンク」と呼ばれる市街地中心部は、路面電車のSバーンと地下鉄のUバーンを組み合わせて乗り継げば、ほとんどの行きたい所の近くまで行くことができます。以下は、4月上旬にウィーン市に行った時のこぼれ話です。

 リンク内は建物の高さ制限があるため、歴史の重みを感じさせる建物列の中の車道を路面電車のSバーンが走っています。





 Sバーンは運転手一人のワンマン運転です。ほとんどが3両編成です。

 乗客が乗車券を持っているかどうかを検札するのは、たまに乗ってくる検察担当者の役目です。今回は、検察担当者に一度も出会えませんでした(外国からの旅行者で事情をあまり知らない者でも、無賃乗車の罰則が厳格に適用されるそうです)

 地下鉄Uバーンの駅構内のプラットフォームに降りるエレベーターです。見た感じは、エレベーターを使うのは、お年寄りか乳母車を持つ親子か自転車を持ち込む方でした。





 路面電車Sバーンも地下鉄Uバーンにも、乳母車や自転車を持ち込む方や多かったです。

 本当の通勤時間帯が分からないのですが、午前8時以降では路面電車Sバーンも地下鉄Uバーンも車内はぎゅうぎゅうに混むことがないので、乳母車や自転車を車内に持ち込むことが可能なようです。

 感心したのは、乳母車を持ち込む親子がいると、車内やプラットフォームにいる若い方が必ず手伝いをします。手伝うのが当たり前という雰囲気で、感心しました。

 意外だったのは、キックボードに乗る老若男女が多いことです。



 年配のご婦人が歩道をキックボードに乗って移動しているのを見て驚きました。地下鉄の駅のプラットフォーム内をキックボードで疾走する若い男性、走る路面電車Sバーンの中を、キックボードで移動する少年も見かけました(車内が空いているのでできたようです)。

 少し変わり種は、一輪車です。日曜日の空いている歩道を少女が乗っていました。疲れて少し休んでいます。



 ウィーン市内は原則、他人に迷惑をかけなければ、さまざまな移動手段が許されているようです。ウィーン市は2012年時点で人口約173万人です。東京都23区に比べて、余裕のある人口密度だからできることかもしれません。

 今回は、ウィーン市初心者の観光客として、2日間用(48時間用)と3日間用(72時間用)の「ウィーンカード」を利用しました。時間内であれば、路面電車Sバーンも地下鉄Uバーンもバスも自由に乗れるからです。観光施設の入場券も割引があります。



 ただし、帰国してWebサイトを調べてみると、交通券(1日券など)の方が事実上は安いとの指摘が多かったです。「ウィーンカード」の当該金額分を、路面電車Sバーンや地下鉄Uバーン、バスを乗る回数を実現するのは予想以上に難しいとの計算になるようです。